中小企業と関わる中で「経営理念がある」といっても「存在するだけ」って会社に出会うことが多いです。

 

業務効率

 

そもそも作るには作ったけど、なんで作ったか覚えていないなど。

どうして必要なんだろう?とすら思っていたりします。

 

経営理念とは

「何のためにこの会社が存在するのか?」

というものを表現したものであり、 企業の長期的なビジョンや目的になるものです。

そして、組織が意思決定を行うための判断基準になります。

 

 

例えば、「地球の自然環境を守る」という経営理念を持った日用品メーカーがあったとします。

 

製品開発の中で

A:環境に少し悪いけど、洗浄効果の高い洗剤
B:洗浄効果は少し落ちるけど、環境にやさしい洗剤

の2つの製品が開発されても、販売決定するのは迷うことなくBになります。

※「利益最優先」を経営理念にしている会社はAを選ぶでしょう。

 

組織の三要素として

・共通目的
・貢献意欲
・コミュニケーション

があります。

 

そもそも組織であるために「共通目的」である「経営理念」が無いと組織としては不完全なんですね。

 

「売上」とかを共通目的にしているって企業もありますが、景気によって左右されるため、達成できなくても仕方がない「共通目的」となってしまいます。

 

募集しても人が来ない、雇ってもすぐ辞めてしまうなど人材確保に苦しんでいる企業はありますが、そもそも貴社で働きたくなる理由はなんだと思いますか?

 

給料が高い、仕事が楽、人間関係がいい、やりたい仕事ができる、経営理念に共感できる、などなどいろいろ理由があるかもしれません。

 

貴社で欲しい人材はどのような理由で来る人材でしょうか?

 

貴社はその理由を永続的に与え続けることができるでしょうか?

 

人材が定着していないとすれば、それを与えることができていな企

業側に責任があるかもしれませんね。

ジム・コリンズ著の”ビジョナリー・カンパニー”では、経営者が世代交代しても成長を続けている企業の特徴は経営理念が組織の隅々まで浸透し一種のカルト教団のようと紹介されています。

 

極端な例だと思いますが、従業員が思うように動かないと嘆いている社長や管理職に対する一つの答えだと感じます。

従ったところで得たいレベルのものが得られないのであれば。

じゃぁ「経営理念」があれば、解決するのか? と言われるとそうではありません。

 

人はそもそもコントロールされたくないんです。

 

自らそのビジョンに向かって動きたいという気持ちになるよう、どのように組織に浸透させていくかが重要です。

 

リーダーシップ論やモチベーション理論も絡んできます。

 

浸透させていくために必要なスキルが「コミュニケーション」ですが、その「コミュニケーション」も結構奥が深いです。

 

浸透させるために毎朝朝礼で経営理念を読み上げている会社もありますが、形骸化していないでしょうか?

本当の意味で浸透させていくには「コミュニケーション」の在り方を強化していくことが望まれます。

 

 

銀座コーチングスクール心斎橋校(大阪)
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