消費税は10%へ
 
参議院選挙も終わり、延期かと思われていましたが
予定通り来年2019年10月1日からの消費税増税が決まりそうですね。
 
前回の増税延期したときより、外部環境は悪いそうなのですが。。。。
公約に縛られて、実施してしまうようです。
 
経営者としては、影響が大きい話題なだけに、気にされている方が多いと思います。
 
消費税の増税に対する準備は整っていますでしょうか?
 
キャッシュフロー計算書
 
 

〇景気への影響は?

 
消費税増税で懸念されるのは景気への影響ですね。
消費税増税を行ったら高い確率で景気が悪くなる。
 
というのが過去の事例です。
 
 
だから今回も、消費税増税とともに景気が下向きになる可能性があります。
企業としては売上減に耐えられる経営体質で備えておく必要があります。
 
景気がいいから、人手不足だからと人を多く採用し
自動化のために、ロボットなど新しい機械や設備を導入していたら
固定費が膨らんでいるかもしれません。
 
売り上げが2割ぐらい減少してもきちんと利益が出る状態になっていますでしょうか?
 
2020年にはオリンピックがあるのでサービス業や小売業への影響は1年猶予があるかもしれませんが
製造業などが落ち込むと消費も落ち込む可能性は高いです。
 
 
頼みの外国人ですが、貿易戦争や利下げ競争で円高傾向になり、どうなるか不透明です。
 
 

 

〇生産性をあげる!

 
それではどうすれば良いのか?
 
それは、先ほど述べたように売り上げが2割ぐらい減少しても、きちんと利益が出る状態にしておくということだと思います。
 
そして3割ぐらい減少しても大丈夫なように得られた利益を内部留保に蓄えておくということが重要だと考えています。
 
それ以前に得られた利益で生産性を高めるための投資を行っておくということが重要ですが。
 
この景気良い期間が長く続きましたが、その準備はしていましたか?
 
 
金融機関からの借り入れで投資を行った直後に景気が悪くなり利益が出ない状態になったら支払利息分さらに収益を圧迫します。
 
事業を始める段階などでは、やはり投資が先行してしまうので仕方がない部分はありますが生産性を常に上げておくという意識は大切です。
 
事業を始めたばかりだから仕方がないよね。とは市場は言ってくれませんので。
 
景気が良いからと、後先考えず、人材を雇ったり、設備投資していたら、景気が反転した時、急に苦しくなるかもしれません。
 
 
 
特に、日本は先進国の中でも生産性が低いと言われています。
その中でも特にサービス業。
 
固定費がほぼ人件費と言われるところでは生産性が低くなっている可能性が高いです。
売り上げ減少に耐えられる収益構造になっているかは損益分岐点売上高を計算すると分かります。
 
貸借対照表
 
 

〇損益分岐点比率

 
損益分岐点売上高を求めるにはまず変動比率を出します。
 
変動費率=変動費÷売上高
 
そして損益分岐点売上高は
 
損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)
 
で求めることが出来ます。
 
 
 
損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷現在の売上高
 
 
シンプルに考えると損益分岐点比率が0.8以下なら売り上げが2割下がっても赤字にはならないとなります。
 
簡単に計算できるのでやってみてください。
 
 

 
 

〇損益分岐点比率を調整する

 
計算式から分かるように固定費が増えても、変動費が増えても、損益分岐点売上高は上昇します。
 
その中でも変動費は売り上げがゼロならゼロと、売り上げに併せて変動しますが、固定費は売り上げがゼロでも発生し続けます。
 
工場を持たないファブレスの製造業は固定費を極力抑えた状態を作り出しているのですね。
その代わり、生産に関するノウハウが蓄積できないなどのデメリットもあります。
 
 
固定費の中で大きいのが人件費です。
その人件費を売り上げに併せて調整できるのが人材派遣の活用ということになります。
 
人材派遣の人件費は変動費になります。
 
そうして固定費を変動費にすることはできますが会社の将来を担う人材の育成ができないなどのデメリットが存在します。
 
メリット、デメリットを考えると本当に経営って複雑ですね
 
あと、損益分岐点比率を下げる方法として売上高を上げるという方法があります。
 
売上高=単価×数量
 
で表されます。
 
つまり、新しい市場を開拓して数量をもっと増やす。
もしくは、単価を上げても売れる魅力的な商品を開発するなどの方法が考えられます。
 
 
要は高くても無くては困る。魅力的な商品を提供し続けられることが大切ということです。
 
いくら変動費や固定費を抑えても、それ以上に売上高が上がらなかったら損益分岐点比率は下がりません。
 
消費税増税まであと少しです。
 
景気が悪くなると、コストダウンばかりに目が行きがちです。
 
商品力を上げて、単価や数量も拡大することの意識を忘れないようにしてください。
 
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