うちの社員からは、アイデアが何も出てこない。

問題が起きていても相談に来ない。

などなど、経営者や役職者の方々の悩みを聞くことがあります。

そうして、うちの社員はコミュニケーション能力が低いと決めつけてしまっています。

どうしてこのようなことが起こってしまうのでしょうか?

そこで注意したいのは、二つの方向性が考えられるということです。

一つは、本当に社員の方の性格によるもの

心を開くまで少し時間がかかる場合があるというものです。

こちらの理由も確かにあると思いますが、よく聞く理由はこちらに偏っているように感じます。

もう一つ考えられる理由が重要で、上司や先輩、同僚などが作り出す雰囲気によるものです。

例えば、報告書の誤字、脱字ぐらいの些細なミスでも罵倒されるような環境であれば、何も発言しにくいでしょう。

失敗の報告や問題の相談など、することが苦痛になるでしょう。

上司にアイデアを提案しても、そのアイデアを上司の成果として奪われてしまうのであれば

もう提案しようとは思わなくなるかもしれません。

状況の程度についての大小はあるかもしれませんが、社員の方たちが主体的に発言しないというのであれば、そのような理由が考えられると思います。

今の職場環境がそうでなくても、以前の職場や、学校などでそのような経験があれば、人に対する不信感を持っているかもしれません。

社員やチームメンバーにもっと発言してもらいたいと思うなら、発言しやすい環境を作る必要があります。

もっと言うと、一つ目の理由の、内気な性格な人でも発言したくなるような環境を作ることができれば良いですね。

そこで重要な注意点を

1つ目は、”時間がかかる”ということです。

人を変えるのは、ものすごく時間がかかります。

こうしたら一瞬でみんなが主体的に発言し始めるなんてことはありません。

数年単位のレベルで時間がかかるということを理解しておいてください。

そして、それを実現するには、経営者やリーダーの”組織風土を絶対に変える”という強い覚悟が必要になります。

取り組みを始めて、何も変化が無い時間が長いこと続きます。

ただ、見えないところで変化が起きているようです。

そしてある時期を起点に突然変化し始めます。

2つ目は、”甘やかすとは違う”ということです。

怒ったり、否定したりすることがダメなように取られて、叱ることができなかったり、褒めるだけになっても問題です。

近年、”パワハラ”や”セクハラ”を警戒して、部下に言いたいことが言えない上司もいるそうです。

不信感をもっている上司から叱られるから、そのように取られる可能性が高くなるのかもしれません。

尊敬される上司、信頼している上司から叱られるなら、素直に聞こうと思う可能性が高くなるのではないでしょうか。

人対人の問題なので、一概には言えませんが、相手を理解しようという気持ちが大切になります。

上司も含めて発言しやすい環境にしなければなりません。

話を戻します。

発言しやすい環境づくりをどのようにするか?

結論的にいうと、コーチングスキルを身につけると良いです。

特に経営上層部から順に。

コラム「コーチングスキルを身につける」でも書きましたが、コーチングは相手に本音でいっぱい発言してもらって機能します。

発言しやすい環境づくりをすることがコーチの役目なのです。

そのスキルを全員身につけると、その場は発言しやすい環境になると思います。

あとは、発言しても大丈夫なのだということを知る仕組みを取り入れることです。

その手法としてお勧めするのがGood&Newという手法です。

組織風土をよくするために開発されたものになります。

1.毎朝、時間を20分ほどとります。

2.少人数(5,6人)のグループを作ります。

3.順番に24時間以内にあった良かったこと、うれしかったこと(些細な事でもOK)を報告します。

4.報告が終わったら拍手します。

これを続けて、数ヵ月すると組織の雰囲気が変わってきます。

良かったこと、良い部分を見つけるトレーニングになりますし、

話した後に拍手をもらえると、こんなこと話しても大丈夫なのだと安心感につながります。

毎日続けるとメンバー間でお互いのことがよくわかってきて、話しやすくなります。

といった効果が生まれるのだと思います。

その他にはサンクスカードを贈るという仕組みを取り入れているところもあります。

発言しやすい環境ができると様々な良い効果を生みます。

とりあえずメンバーのモチベーションが上がります。

発言しても大丈夫なんだと思うと、ますます発言します。

その中からいいアイデアが生まれるかもしれません。

ビジネスや商品を考える手法としてデザイン思考というものが流行っています。

これはメンバーの発言力に成果が大きく影響されます。

発言しやすい環境ができると、その成果のレベルも高くなります。

発言しやすいと、問題点も早め早めに共有されます。

最近企業の不正問題がいろいろ発覚していますが、あれだけ問題が大きくなって初めて発覚するのは

だれも問題を指摘することが怖かったのではないかと思います。

発言しやすい環境がビジネスをスムーズに回せるようになります。

ぜひ、環境づくり進めてみてください。

 

 

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