”デザイン思考を取り入れる”に引き続き

”ビジネスモデルキャンバスを取り入れる”というテーマでお話ししたいと思います。

「ビジネスモデルキャンバス」とは、ビジネスモデルを1枚のシートに表現でき、

それを俯瞰してみることができるというフレームワークになります。

その前に”ビジネスモデル”とは何でしょう?

ビジネスモデル・ジェネレーションの中では

“どのように価値を創造し、顧客に届けるかを論理的に記述したもの“

と定義されています。

もっとシンプルに言うと

”誰に、何を、どのように届けるか”

を形にしたものです。

”デザイン思考を取り入れる”で

「誰に」と「何を」までは決まるかもしれません。

「どのように」までを考える時、ビジネスモデルキャンバスを活用して考えると分かりやすくなります。

ビジネスモデルキャンバスは1枚のシートに以下の項目があります。

①顧客【誰に】

②価値提案【何を】

③チャネル【どのように】

④顧客との関係【どのように】

⑤収入

⑥主要活動

⑦キーリソース

⑧キーパートナー

⑨費用

①顧客はターゲットとなる顧客になります。

【誰に」に該当します。

顧客の属性によって、資金力や、出会える場所が異なりますので、収入やチャネルなどに影響します。

 

②価値提案はターゲットに【何を】提案するのかになります。

③チャネルは【どのように】に該当するところです。

ターゲットごとに店舗の方が良いのか、ネット販売の方が良いのか変わります。

富裕層をターゲットにするなら、販売方法が変わるでしょう。

④顧客との関係も【どのように】に該当するところになります。

セルフサービスにするのか、それとも至れり尽くせりの会員制にするのか

などなどが入ります。

⑤収入ですが、①~④まで埋まると決定されてきます。

ターゲットの属性、どれぐらいのニーズがあって、どれぐらいの価格なら、そのうち何%ぐらいが購入してくれそうなのか。

どのような関係性をつくって、どのように提供したら良いのか。

そしたらこれぐらいの収入がありそうなのかを俯瞰して見えます。

一般的にビジネスモデルと呼ばれているものはこれぐらいのレベルかもしれません。

ビジネスモデルキャンバスの良いところは、②価値提案を生み出すための費用のところまで把握できることです。

②価値提案を収支のプラスが最大化できるように、設計しなければなりません。

その際考えていくことが

その②価値提案をするために、どのような⑥主要活動が必要かを考えます。

日々の従業員の活動ですね。

また②価値提案をするために活かせる⑦キーリソースを考えます。

特許であったり、土地や資格などが考えられます。

そして、ビジネスは1社だけですべてができるわけではないので

⑧キーパートナーを考えます。

商品の外注先であったり、フランチャイズ本部であったりします。

⑥~⑧の活動で、②価値提案を生んでいくわけですが、そのためにどれぐらい費用がかかるのかを

⑨費用に入れます。

もし⑤収入が⑨費用より小さくなってしまうようであれば、

まず、⑨費用が小さくなるように⑥~⑧を見直す必要があります。

それが出来ない場合は、ターゲット含め、ビジネスモデル全体を見直す必要がでてきます。

このように

どのような商品・サービスをどのような顧客にどのような方法で提供していくかの【マーケティング】

どのようにして、その商品・サービスを提供できる仕組みをつくるのかの【エンジニアリング】

その結果どのような収支になるのかの【ファイナンス】

を一枚のシートで俯瞰してみることが出来ます。

各項目の一つを変えると、その他の項目に影響していく様子が見えるので分かりやすいです。

デザイン思考で「誰に」「何を」まで決まってから

ビジネスモデルキャンバスでビジネスモデルを検討していくという流れが分かりやすいかと思いますが

ビジネスモデルキャンバスを先に考えてその中で何を商品・サービスにしていくか考えていく方法もあります。

ビジネスモデルキャンバスを使ったワークに慣れてくると1枚6分程度で作成できるようになります。

それができると1時間で10枚のビジネスモデルができます。

これもデザイン思考と同様、多様な意見を取り入れるチームでの作成が有効です。

6分で作成しようとすると、瞬発的に意見を出していかないといけません。

出てくるアイデアにばらつきはありますが、突発的にでてきたアイデアの中には素晴らしいものが生まれる可能性もあります。

でてきたビジネスモデルの中で、これが行けそうだと思えるものがあれば、それを深めていくという手順になります。

あまりにも発散することが懸念されると思いますが、それはそれで常識を破るものが生まれる可能性が高まると思います。

トレードオフの関係になりえますが、ビジョナリー経営を取り入れているなら

ターゲットとなる【顧客はだれか?】というところは、ほぼ固定されると思います。

そこの軸さえずれなければ、ビジネスが大幅にぶれることは無いと思います。

ビジネスモデルキャンバスは、新ビジネスを考えるときも便利ですが

今のビジネスを見える化するのにも役立ちます。

どちらかというと、まず後者の方が先かなとも思います。

ぜひビジネスモデルキャンバスを活用してみてください。

 

 

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