モンスター部下というと、ものすごくやっかいな問題に聞こえます。
実際そうなのだと思いますが、丁寧に対応すれば解決していくと思います。
よく言われる対処法から、弊社が考える対処法を書いていきます。
 

モンスター部下とは

公平理論
 
実際のところ、部下のタイプも様々で、どこからがモンスター部下なのかわかりません。
しかし、現に部下とのコミュニケーションに悩んでいるなら早く解決したいですね。
解決方法を書く前に、モンスター部下とは何か?改めて見てみたいと思います。
 
 
 

モンスター部下の種類

 
モンスター部下は大きく2つのタイプに分かれます。
 
自己防衛タイプか自信過剰タイプです。
 

自己防衛タイプ

 
異常にブラック企業を避けたいタイプです。
 
残業時間があると、「うちはブラック企業」と言ったりします。
 
「忘年会に残業代出るんですか?」というものもこのタイプです。
 

自信過剰タイプ

 
仕事を頼んでも、自分の考えの方が正しいと文句を言います。
 
最悪、仕事を拒否します。
 
「では、やってみたら?」というと、行動しますが
成功すると調子にのり、失敗すると人のせいにするなど対応が難しいタイプです。 
 
一見やる気があるように見えますが、協調性が無く、周りを振り回します。
 
 

モンスター部下が生まれる理由

 
どうして最近モンスター部下と呼ばれる人が増えてきたのでしょうか?
要因としては次のようなことが考えられます。
 

人手不足

 
よく言われるのが、人手不足の問題です。
人手不足を解消するために、基準に採用しない人材を採用してしまったことが原因と言われます。
 
上司側も辞められたら困るから、対応に困ります。
 
 

コンプライアンス

 
パワハラ、セクハラなどのコンプライアンスが厳しくなり叱りづらくなったのも原因かもしれません。
 
あと、日本は正社員の解雇が難しいです。
 
だから、それを逆手にとることによってモンスター化する場合があります。
 
 

教育

 
教育の責任は大きいと考えます。
 
学校でも、家庭でも、保守的な考え方が広がり過ぎているように感じます。
 
学校の進路相談も、安定しているという理由だけで大企業を進めることの方が多いそうです。
 
会社に入る目的が、「仕事をする」ではなく「給料をもらうことだけ」になっているかもしれません。
 
できるだけ楽をして、給料をもらえることが生産性が高いと思っているのかもしれません。
 
 
逆に、学生時代に主体性を持って何かをチャレンジさせるってケースが増えてきているように感じます。
 
企業側もそれを望んでいるところもあるので、企業側にも責任がありますね。
 
学生時代に何かやりきって自信がついた学生には、上司のやり方は古く感じるかもしれません。
 
この場合はどちらが問題かわからないです。
 
コミュニケーションが原因なので、あとで書きます。
 
 
 

情報社会

 
私たちの扱う情報量が膨大に増えすぎたことも原因です。
 
処理する情報量が多くなりすぎて、1人当たりにコミュニケーションを取る時間がほとんどないことも大きいと思います。
 
それよりもマスコミやインターネットの影響も大きいと思います。
 
マスコミによって、なんでもかんでも不安を煽っているからのように感じます。
 
だから上に書いたように日本全体として保守的になってしまった。
 
そして極端にブラック企業への過剰反応を示すようになったのだと思います。
 
残業時間があるからブラックって聞いたときはビックリしました。
 
 
インターネットの普及も原因だと思います。
 
横の情報がよく見えるようになり、比較することができるようになったから。
 
他の会社の条件を見ては劣等感を抱いたりすることがあるのかもしれません。
 
そして、それが会社への不満として態度に現れる。
 
 
 
 

価値観のずれ

 
 
結論的には、価値観のズレではないかと思います。
 
上司世代が培ってきた価値観と部下世代が培ってきた価値観は違います。
 
様々な価値観の情報が流れる中、育ってきた人たちと
 
まだインターネットが無かった時代に育ってきた人たちでは
 
価値観がズレています。
 
その価値観のズレを修正するためには、コミュニケーション能力が不可欠です。
 
コミュニケーション能力についてはあとで書きます。
 
 
 
 

モンスター部下の対処法

コーチング・コミュニケーション
 
様々な理由で、誕生するモンスター部下ですが、
 
仕事をする上では、仕方が無いなではすまされませんね。
 
どうにかして対処していかなければなりません。
 
方向性としては次の2つです。
 
 

入社を阻止する

 
まず大事なのは、モンスター部下となりそうな応募者を見極めて採用しないことです。
 
人事担当者の責任が重大です。
 
採用面接で見極める必要があります。
 
人手不足の今、きちんと面接せずに採用するケースも多いように感じます。
 
人材を上手く見極められるかどうかもコミュニケーション能力にかかっています。
 
 
 

仕組みで改善する

 
モンスター部下で悩まれている方は、これで悩んでいるのでしょう。
 
入社前に阻止できていたら、モンスター部下に悩むことすらなかったはずなので。
 
下手に解雇しようとすると、訴訟問題になったりするそうなので、毅然とした対応が求められます。
 
 

上司含め周りがサポートする体制を作る

 
モンスター部下に逆パワハラされて自殺したというニュースを見ると「どうして?」と思います。
 
課長同士、部長同士、そして社長も含めて、助け合える体制を作る必要があります。
 
モンスター部下が仕事をしないから、その分上司がしごとを抱えて倒れてしまう。
 
モンスター部下を残して、優秀な人材が倒れてしまうことは、会社にとってマイナスにしかなりません。
 
 

就業規則など会社のルールの勉強会などを開催する

 
これはとても手間かもしれませんが、重要と考えています。
 
会社に就職するということは、どのようなことかの共通認識を持っておくことは大切です。
 
前提条件として
 
会社の仕組み上、会社は、会社の目的を果たすために人を雇用しています。
 
だから、会社は従業員に、仕事を指示しますし、仕事の成果も期待します。
 
基本的には、上司が指示した仕事を嫌だとは言えないですし、いい加減に仕事をすることもできません。
 
それをガチガチにするとパワハラになりますし、部下のモチベーションが下がりますので、さじ加減が必要です。
 
 
労働契約や就業規則に「会社が社員に期待すること」「解雇要件など」が書いてあれば、毅然と説明していくことが必要です。
 
 
解雇などまで考えますと、弁護士や社会保険労務士など専門家にご相談ください。
法律も毎年変わっていますので。
 
 
モンスター部下の対処法については、どのサイトを見ても難しそうです。
 
これまで書いた例も、正論ではあるかもしれませんが、実際は難しいと思います。
 
 
ルールで縛れたとしても、上司VS部下の構図は消えません。
 
上手くいったとしても、根本的に解決していないので、また同じ問題が起きるかもしれません。
 
だから、上司自身がリーダーシップとコミュニケーションを強化していくことをお勧めします。
 
 
 

リーダーシップとコミュニケーション

事業承継
 
モンスター部下を変えることは難しいです。
何年もモンスター部下になるように教育されてきた人を、上司が短時間で変えることはできません。
だから上司自身がさらに成長しましょう。
 
 

リーダーシップを強化する

 
リーダーシップを強化してください。
 
と言われても戸惑うでしょう。
 
リーダーシップの定義もリーダーそれぞれです。
 
ここでは、モンスター部下にも落ち着いて対応できるリーダーってどのような人だろう?
 
をイメージしてください。
 
その人は、自己防衛型の部下をどのように、主体性を引き出しているでしょう?
 
その人に対して自信過剰型の部下はどうして素直に従うのでしょう?
 
そのリーダーの特徴は?
 
その特徴を得ることがリーダーシップ強化につながるかもしれません。
 
それもすぐに得られるものではありません。
 
仲間のサポートが必要です。
 
仲間とのコミュニケーションが必要です。
 
理想のリーダーはおそらく部下とのコミュニケーションも上手なのではないでしょうか?
 
 
 

コミュニケーションを強化する

 
リーダーの仕事は様々な意見があります。
 
ここでは、リーダーの仕事は「組織をつくること」としています。
 
組織をつくるためにはコミュニケーションが必須です。
 
 
自己防衛型の部下とは、本人のモチベーションを引き出すコミュニケーションが必要です。
 
自信過剰型の部下とは、自分自身を客観的に見つめなおすことを促すようなコミュニケーションが必要です。
 
大きく2つに分けましたが、実際は人の数だけコミュニケーションのやり方は変わります。
 
上司は部下の数だけ、それに対応したコミュニケーションを取る必要があるのです。
 
 
その幅が増えれば増えるほど、どのような部下が来ても上手にコミュニケーションが取れるようになります。
 
上司自身のコミュニケーション能力を強化することが、根本的なモンスター部下の対処法ではないかと思います。
 
 
 
 

理想的なリーダーになる

やる気
 
モンスター部下をどうにかしたいと思ってコラムを読んでこられたと思います。
 
「リーダー自身が変わる」という結論だったのでガッカリしたかもしれません。
 
しかし、「どんな部下が来るのか?」と悩むよりも
 
「どんな部下が来ても大丈夫」と思えた方がきっと楽だと思います。
 
弊社ではコミュニケーション力強化のためのセミナーをやっています。
 
ぜひご受講ください。