時々セルフコーチングセミナーが開催されているのを見かけます。

実際参加したこともあります。

すべてのセルフコーチングセミナーが同じとは思わないですが、”うーん”と思ってしまいます。

セルフコーチング自体はとても有益だと思いますが

セルフコーチングだけでは、中途半端な感じがするからです。

コーチングを受けることと併用して、セルフコーチングを行うことで初めて効果があると考えています。

そして、セルフコーチングを行うには、ある程度コーチングのスキルが必要です。

コーチングスキルが使えたらセルフコーチングができるということ

そのコーチングスキルのセミナーを行っていること

から、あえてセルフコーチングセミナーを開催する必要は無いなと感じています。

少しコーチングスキルについて説明しておきたいと思います。

コーチングとは、自分の中から気づきを引き出し、行動を促すスキルになります。

その結果、行動・経験を重ねることで成長を促すものになります。

その気づきを引き出すような質問を誰かにしてもらうのか?自分でするのか?で変わります。

もちろん”自分で自分に質問するもの”がセルフコーチングになります。

通常のコーチングセッションは、コーチとクライアントの1対1で行います。

コーチングの効果はクライアントがどれぐらい喋ったかも効果に影響します。

自分自身でしゃべったことを、自分自身で聴くことによっても気づきがひきだされるからです。

オートクライン効果といいます。

セルフコーチングでも独り言をいっぱい声に出せば効果あるのかもしれませんが

なかなか聴いてくれる人がいないとできないですよね

そうなんです。

コーチングには基本、話を聴いてくれる人が必要です。

だからコーチングスキルの中心となるのは傾聴スキルになります。

どれだけ相手が本音で話しをしてくれるのか

そのスキルをみんなスクールなどで訓練します。

セルフコーチングの良いところは、誰にも聞かれないので本音でしゃべっても大丈夫という安心感はあると思います。

ただ、先ほど言ったように独り言を長々としゃべることはなかなか難しいのではないかと思います。

そして、コーチングスキルには”質問”というものを学びます。

普段どのような目的で質問を使いますか?

多くの場合、自分が知りたいことを相手に質問するのではないかと思います。

コーチングの質問は相手が知りたいこと、見えてないことを質問します。

この質問力は、とても幅が広く、効果的な質問はコーチングスクールで訓練します。

いきなりセルフコーチングだと、なかなか効果的な質問はできないかもしれません。

そしてコーチングの質問は、思い込みなど、狭くなった視点を広げる効果を狙っています。

だからセルフコーチングになると、自分の思い込みや価値観に基づいて質問をつくるので、自分の枠を破ることが難しいと考えます。

また時として、コーチングでは厳しい質問であったり、チャレンジングなリクエストをすることがあります。

そのような時、セルフコーチングでは、誰かにチェックされているわけではないので、自分に甘くなりがちになります。

だから、効果が薄くなる場合があります。

その対策として、質問カードを作っておいて、めくるという方法は存在します。

ただ、ランダムに質問が来るので効果的かどうかは謎です。

そして、通常のコーチングセッションとセルフコーチングの大きな違いは、フィードバックというスキルが使えるかどうかです。

フィードバックとはコーチがクライアントに対して感じたことを、そのまま言葉にして返すことです。

本人が普通と思っていることも、他人からみたら優れていると感じることも多くあります。

そのように感じたことを返すことによって、クライアントに気づきが起こります。

それをセルフコーチングの場合は、本人が普通と思っているので、返そうという気持ちが発生しません。

アメリカの経営者の多くがフィードバックを期待してコーチを雇っているとききます。

自分自身がすべて正しいとは思わない柔軟な考えを持っているからコーチをつけようという意識になるそうです。

その点日本はまだまだ遅れているなと感じます。

話を戻して、セルフコーチングを行うには、ある程度コーチングの知識が必要です。

セルフコーチングから入ると、”使えない”で終わってしまわないか懸念しています。

ぜひ、コーチングを基本スキルから丁寧に学んでほしいと思います。

 

 

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