離職率改善のためのコミュニケーション活性化方法-聴く力を強化する

コーチング

定着率向上、離職率改善が企業のテーマです。退職されると、これまで採用や育成に費やしたコストが無駄になります。本来であれば育成に取られていた先輩社員がまた仕事に集中できなくなります。

離職率改善は管理職にとって大きな責任です。

「辞めないで」ってお願いしても、難しいでしょう。まずは離れたくなくなるような魅力的な仲間、チームをつくることが大切です。そこには活発で質の高いコミュニケーションが欠かせません。

 

【コーチング・コミュニケーション入門セミナー】

 

【目次】

 

社員が退職する大きな要因

ストレスケア

人手不足の中、人材確保が課題になっています。採用が困難な中、退職されると大きなダメージなります。

採用にかかったコスト、育成にかかったコストが全て振出しに戻ります。社員が退職する理由を徹底して、改善する必要があります。

退職に至る主な要因について紹介します。

 

将来性を感じない

就職した会社に対して将来性が感じられないとしたら、社員はどのように感じるでしょうか?就職した会社の先輩社員がしんどそうに仕事していたら、社員はどのように感じるでしょうか?

社員の退職理由の上位に、会社に将来性を感じないからという理由があります。仕事の質や量も退職理由に挙げられますが、将来性を感じないからその仕事に対してストレスに感じるのです

将来消えると思われる会社にいるメリットはありません。誰もが不安定な状況に陥ることを避けたいと考えるからです。定着率を上げたい経営者や管理職は、会社の将来性、社員自身の将来性を感じられるように伝えていく必要があります。

その際、重要になるのがコミュニケーション能力です。

 

人間関係の悪化

会社を辞める理由の上位に、人間関係の悪化があります。人間関係の悪化ということは、コミュニケーションの質の悪化です。

「すぐ否定する」「意見が通らない」「無視する」「すぐ怒る」など、コミュニケーションの質の悪化により人間関係が悪化します。

人間関係の悪化の根が深いところは、辞める原因をつくった方は「自分が正しい」と思っていることです。だからまた同じような状況を繰り返します。

まず、コミュニケーション能力について客観的に確認することが大切です。そして、経営者や管理職はコミュニケーション能力の強化がもとめられます。

 

 

コミュニケーション能力を強化する

コーチング・コミュニケーション

コミュニケーション能力が課題と言われ続けてだいぶたちますが、いまだに改善傾向が見られません。それは、外部環境の変化が激しく、仕事も忙しく、1人当たりとのコミュニケーションの時間が短くなっていることが原因です。

つまり、コミュニケーションの質を高めなければいけないのです。しかし「コミュニケーションとはなにか?」を正しく理解できている人が少ないため、なかなか能力を高められません。

ここでは、コミュニケーションを高めるためのポイントを説明します。

 

コミュニケーションとは

コミュニケーションは日本語にすると「通信」です。「会話」は英語にするとカンバセーションです。

普段職場で行われているのは、ただの会話でしょうか?コミュニケーションでしょうか?部下のコミュニケーション能力が低いと嘆いている方も、この違いをすぐには答えられません。

コミュニケーションとは通信、「送信」と「受信」が存在します。そしてデータの完全性が求められます。メールであれば、こちらから送信した文字が、相手にそのまま届く必要があります。

口頭のコミュニケーションの難しいところは、こちらが発した言葉が、感情や意図まで含んで届く必要があります。言葉では相手に届いていても、「そんなつもりで言ったのではない」ということが多々発生します。

コミュニケーションで大事なことは、相手が理解できる言葉で伝えなければならないということです。アメリカ人とコミュニケーションをとる場合は英語で伝えなければなりません。子どもとコミュニケーションをとる場合は子どもにもわかる言葉で伝えなければなりません。

部下とコミュニケーションをとる場合は、部下のコミュニケーション力に合わせて伝えなければなりません。部下のコミュニケーションが低いという上司は、子どものコミュニケーション力が低いと愚痴ってる大人と同じです。

 

コミュニケーションをとるには、相手のことをよく理解しなければなりません。そのために必要な力が「聴く力」です。

 

聴く力とは

コミュニケーションは「話す力」と「聴く力」で成り立っています。多くの方が「コミュニケーション力がある人=話すのが上手い人」という認識を持っています。そしてコミュニケーション能力を高めるために「プレゼン力」「指導力」「交渉力」などのスキルを磨きます。

「聴く力」を高めるには何をする?ときいても、答えられない人が多いです。

上述したように「聴く力」とは相手を理解するための力です。相手を理解するためには、相手の情報を引き出さないといけません。相手に「たくさん話してもらう」力です。そして、もっとも重要なことが「本音で」ということです。

つまり、どんなにテクニックを駆使したところで、信頼関係が無い人には「本音で」話しません。すぐ否定する人には、提案をしなくなるでしょう。すぐ怒る人には、報連相をしなくなるでしょう。「聴く力」が無いと、人間関係が悪化する可能性が高まります。

 

コーチング・コミュニケーションの実践

事業承継

コミュニケーションスキルとは「話す力」と「聴く力」で構成されます。そして、強化する必要があるのが「聴く力」です。

「聴く力」の強化方法としてコーチングスキルをオススメします。そして、コーチングスキルを取り入れた、コーチング・コミュニケーションの活用をオススメします。

 

聴く力を強化するコーチングスキル

「聴く力」を強化する方法として、カウンセリングスキルとコーチングスキルをオススメしています。カウンセリングスキルが重要ですが、コーチングスキルに含まれていると捉えています。

コーチングスキルをオススメする理由は、コーチングが「相手にたくさん本音で話をしてもらう」スキルだからです。コーチングスキルを強化すると、「聴く力」が強化されます。

それではコーチングとは何か?コーチングは「傾聴」「質問」「フィードバック」のスキルで構成され、相手の成長を促しつつ目標達成をサポートするスキルです。最近は1on1ミーティングという名前でも活用されています。

各スキルを駆使して、相手にたくさん話してもらいながら考えてもらいます。自分で考えて、自分で行動し、自分でさらに考えて、行動するを促します。

ティーチングとコンサルティングとは異なり、アドバイスや提案は原則行いません。つまりコーチ側に「指示される」「否定される」心配が無いため、相手はたくさん話すことができます。コーチングを機能させるためには、「本音でたくさん話してもらう」が重要なのです。

コーチングを機能される訓練をすることが「聴く力」の強化につながります。

 

 

「聴く力」以上に重要な「認める力」

「聴く力」とは「相手に本音でたくさん話してもらう」ことですが、「本音で」が重要になります。そしてコーチングを学び始めた人の多くが、この壁にぶつかります。

経営者や管理職ほど、「自分の中に正解」を持っているからです。部下が間違っていると思った瞬間から話が聴けなくなります。

どうやってその間違いを正してやろうかと考え始めるからです。

「聴く力」を発揮するときは、「自分の考えを横に置いておく」ことが大切です。このトレーニングがかなり大変です。

「聴く力」が大切と言われているのに、改善される気配が見られないのは「認める」難しさです。日本語なので「聴く力」を発揮しなくても、とりあえずは相手の言ってることがわかるということも、上達への必要性を感じる壁になっています。

社員が退職してしまうのは「評価してもらえない」「認められていない」と感じるからです。

 

仲の良いチームが離職を防ぐ

チームビルディング

マズローの欲求段階説によると、人は所属の欲求が満たされると、承認の欲求を欲します。承認の欲求は、まず「存在を承認してほしい」から始まります。

「本音で話をしても大丈夫」という感覚が存在承認です。いきなり会社全体を変えるのは難しいでしょう。

小さなチーム単位から、結束力のある仲の良いチーム作りを行ってください。そのチームはきっと、本音で活発に話し合えるチームだと思います。

 

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