コーチングスキル資格の種類と資格取得の注意点

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近年、1on1ミーティングの導入など、コーチングスキルが再注目されています。コーチングスキルは日本に入ってきて20年ほどになりますが、まだまだコーチングスキルの普及度はまだまだ低いように感じます。大企業では、積極的にコーチングスキル企業研修が行われているのにです。

コーチングは多くの方が思っている以上に難しいものです。しかも、資格の種類がさまざまですので、よくわかりにくいものになっています。コーチングスキルをしっかり学ぶためには、事前に押さえておきたいコーチング資格の種類や内容について説明します。

【コーチング・コミュニケーションの基本について】

【目次】

 

コーチングはわかりにくい

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コーチングの名前はよく聞くけど、内容はよくわからないと言われることが多いです。コーチングスキル自身は、とてもシンプルです。ただ、奥が深いです。その奥の深さが分かりにくくしている要因かもしれません。コーチングスキルについて説明します。

 

コーチングとは

コーチングとは、カウンセリングと同様、相手の話を聴きながら、問題解決に導くというスキルです。カウンセリングと異なる部分は、テーマの種類です。過去の問題や悩みの解消に焦点を当てているのがカウンセリングなのに対し、コーチングは未来に向けての課題解決に焦点を当てる傾向が強くなります。

課題解決に焦点を当てるスキルとしては、「コンサルティング」「ティーチング」「アドバイス」などもありますが、これらとの大きな違いは「原則、教えない」ということです。

コーチングは、「答えはクライアントの中にある」を原則として、アドバイスなど、教えることをしません。「傾聴」「質問」「フィードバック」を駆使して、クライアント自身が答えを見つけられるようにサポートします。

 

コーチングがわかりにくい理由

コーチングをわかりにくくしている点は、「教えないで問題解決できるのか?」というところでは無いでしょうか。教えなくても解決できますが、問題解決は教えた方が早いです。その方法が的確であればですが。

実際、コーチによっては、問題解決を急ぐあまりに、アドバイスや提案に走ったりすることもあります。質問のスキルが「誘導質問」になっている場合もあります。このようなケースが増えて、結局何がコーチングなのか?とわかりにくくさせています。

また、コーチングスクールの種類がさまざま存在すること、コーチとして活動している人の肩書がさまざまであることが、コーチングをよくわからないものにしているのではないでしょうか。

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コーチングのスキルや資格の種類

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コーチングの種類はさまざまです。スクールや資格によっても、内容が若干異なります。どれもメリットを訴求しているので、どれも良く見えるかもしれません。また、「学ぶ」場合と「受ける」場合の種類もありますので、説明します。

 

コーチングを学ぶ場合の種類

コーチングを学ぶ場所は数多く存在します。結論的には、どこで学んでも、本人のやる気次第です。ダイエットや英会話と同じです。学んだ成果は、セミナーや研修時間以外の努力の差に左右されます。高額セミナーを受けても、コーチングができない人は数多く存在します。考え方などが合うところを選ぶことが大切です。

コーチングスキルについてはシンプルです。『「傾聴」「質問」「フィードバック」というスキルを駆使して、GROWモデルに沿って話を聴き出し、行動を促していく』が基本になります。

この各スキルに、どのようなテクニックを使うかによって種類がわかれます。主なものは心理学を活用したものです。NLP、アドラー心理学、交流分析、個性心理学などを活用した「質問」をおこないます。その他、脳科学などを活用したものがあります。

企業研修や低価格のセミナーは基本スキルに重点を置いています。高額セミナーになると、アドラー心理学やNLPなどの心理学やオリジナルの考え方を活用したものが多くなります。上述したように、低価格のセミナーの修了生でも、コーチとして活躍している人はいます。高額セミナーに参加してもコーチングができない人はいます。まず自分自身にどれぐらい「学びたい気持ち」があるか見つめることが大切です。

また、資格はいろいろありますが、スクールごとの認定資格がほとんどです。成果とかではなく、一定条件をクリアしたら必ずもらえる資格なので、その価値をどのように捉えるかも人それぞれです。

 

コーチングを受ける場合の種類

コーチングをわかりにくくしている要因に、コーチが持つ肩書が多すぎるということもあるでしょう。そしてスポーツのコーチのように、「教える」タイプのコーチも存在することがあります。まず理解しておいてほしいことは、コーチングは属人的だということ。コーチごとに、コーチングのスタイルは大きく異なります。同じスクールを出て、同じ資格をもっていたとしてもです。

そのため、あるコーチからコーチングを受けてうまくいかなかったからとして、「コーチングは効果がない」と判断しないようにしてください。あるパン屋さんのパンが美味しくなかったから、「パンはおいしくない」と判断しないのと同じです。

多くのコーチが、「得意分野×コーチング」という組み合わせで活動します。

・人生全般をテーマにするライフコーチ
・経営者を対象としたエグゼクティブコーチ
・ビジネス全般をテーマにするビジネスコーチ
・起業をサポートする起業コーチ
・恋愛や婚活をサポートする恋愛婚活コーチ
・お金の問題をサポートするマネーコーチ

得意分野を掛け合わせているため、「教える」の割合が存在します。そのため、コーチングというより、コンサルティングになっているケースもあります。コーチングを受ける場合は、課題解決が優先なので、コーチング、コンサルティングはただの手段であり、重要では無いともいえます。クライアントも課題を早く解決したいので「教えてほしい」となります、それに答えているうちに「教えないコーチング」ができなくなるコーチもいます。このあいまいさがコーチングをさらにわかりにくくさせているように感じます。

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コーチングは学ぶ目的を明確にする

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コーチングを学ぶ場合、高額セミナー、低額セミナーどちらでもそれほど差はありません。本人の「コーチングスキルを使いこなせるようになりたい!」という気持ちの強さ次第です。

ただし、その気持ちの強さがセミナーに支払える価格の強さに現れる傾向を感じます。コーチングスキルに夢中になる人は、コーチングスクールを複数通うこともあります。予算は人それぞれです。高額セミナーに通わなければ上達しないというわけではないので安心してください。

 

コーチングは難しい

コーチングスキルは、とてもシンプルですが、とても奥が深く、難しいです。語学などと同様、日々の努力が必要です。コーチングの難しさは、クライアントによって全て異なってくるというところにあります。「この質問を使えば、相手は必ず気づいてくれる」という質問が無いからです。ある人で効果があった方法が、ある人ではうまくいかないということが頻繁に発生します。そして、同じセッションは二度とありません。

だからものすごくトレーニングが必要なのです。そのため、上達するには「何のためにコーチングスキルを学ぶのか」を明確にし、その気持ちの強さを確認してください。そして、その気持ちの強さにこたえてくれる、企業研修やスクールを選ぶことが大切です。同じスクールで同じ先生から同じように学んでも、上達できるかどうかは「本人のやる気」次第です。「本人のやる気」を引き出すのが、スクールや講師の責任ではありますが。。。

 

聴く力コミュニケーションを強化する目的

上述したように、コーチングスキルをマスターすることは、とても難しいです。そのため、高額セミナーに参加しながらも、結局コーチングを継続していない方も多くおられます。しかし、コーチングができないからと挫折して、コーチングを捨ててしまうのはもったいないです。コーチングスキルには、「コーチングする」以外にもう一つの効果があります。それは「聴く力コミュニケーション」の強化です。「聴く力」とは「相手に本音でたくさん話してもらう力」です

コーチングスキルは「傾聴」「質問」「フィードバック」を駆使して、相手に本音でたくさん話してもらうスキルです。コーチングスキルを強化することは、「聴く力」を強化することができるのです。コミュニケーション能力は「話す力」と「聴く力」で構成されます。しかし、「聴く力」を強化する方法を知らない人がほとんどです。そのため、「聴く力」を強化することによってコミュニケーション能力が大幅に改善されるのです。

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コミュニケーション能力が求められる背景

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近年、社員のコミュニケーション能力強化が求められています。IT技術の進化により、コミュニケーションの量は激増しました。その反動で1回当たりのコミュニケーションの質は低下しています。そのため、コミュニケーションの希薄化による問題が増加しています。退職理由、職場でのストレス要因、どちらも人間関係が上位にあります。

 

生産性向上

近年、「ワンチームになる」が合言葉のように使われています。ワンチームとは、組織に一体感ができている状態になります。もしメンバー同士、コミュニケーションが上手くいってなかったらワンチームになれません。ワンチームになる理由は、仕事の生産性が大幅に変わるからです。メンバーが協力し合えない職場は生産性が低くなるでしょう。

だからこそ、コミュニケーション能力を強化して、ワンチームになることが大切なのです。

 

メンタルヘルス向上と離職率低下

上述したように、会社を辞める理由、会社でのストレス要因のランキング上位に常に人間関係があります。人間関係とはコミュニケーションによって良くも悪くもなります。コミュニケーションの悪化はメンバーにダメージを与えるのです。それはそのまま生産性に影響します。

人が寄り付かなくなった会社は、人手不足倒産に追い込まれます。コミュニケーションの質を改善し、働きやすい職場づくりを進めることが急務なのです。

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コーチングスキルを学んでみよう

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コーチングスキルを学んだ人がよくいう言葉は、「もっと早くコーチングを知りたかった」です。それぐらい、大きな気づきを与えてくれるのがコーチングスキルです。そして、大きな効果はコミュニケーション能力の強化に現れます。

現在、離職率の問題、メンタルヘルスの問題など、人間関係に起因するものが多くあります。人間関係を改善するためにはコミュニケーション能力の強化が求められます。ぜひコミュニケーション能力の強化にコーチングスキルを活かしてください。

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