デザイン思考で中小企業の新商品開発にイノベーションを起こす

デザイン思考

新商品開発、新サービス開発する担当者はイノベーションを起こすことを求められます。

イノベーションを起こす方法としてデザイン思考を取り入れる会社が増えています。

 

デザイン思考とは

デザイン思考とは、イノベーションを起こすためのフレームワークです。

デザインとは、問題解決と定義されています。

簡単にいうと「右脳を活用する問題解決手法」です。

この手法を取り入れるために認めなければならない前提があります。

それは、「多くの失敗を受け入れる」ということです。

 

質より量が大切

デザイン思考では、アイデアを質より量を出すことが大切です。

質の良いアイデアを時間をかけて考えるより、大量のアイデアを次から次へと出して、その中から光るアイデアを見つけ出すというものになります。

失敗が許される環境だからこそ、奇想天外なアイデアが飛び出す可能性があります。

 

失敗を受け入れることが大切

経営者側からは、そんなにいっぱい失敗されたら損失が。。。と心配になるかもしれません。

デザイン思考では、費用をかけずにプロトタイプを作ったり、寸劇で製品・サービスの可能性を体感します。

莫大な費用を開発にかけたのに結局売れなかったというよりはマシな結果になるでしょう。

 

デザイン思考の流れ

デザイン思考の流れは以下のようになります。

1.共感

行動観察、インタビューより困りごとを見つけ出す。共感するためには、直感力が必要です。今までの行動を今まで通り見ているだけでは気がつきません。さまざまな角度で見る必要があります。多様な人材で見ることが効率をアップします。

  
2.問題定義

困りごとが何によって発生しているのか、どうなればよいのか、、などを明確にしていきます。具体的に何が問題かわからないと、解決方法が見えてきません。

 

3.アイデア創出

課題解決のためにアイデアを抽出する。ブレインストーミングなど各種アイデア創出手法を多用します。デザイン思考の中心的な部分になります。1人でアイデアを出すよりも、多様な人材が複数でアイデアを出すとさまざまな角度からの発想が出てきます。出てきたアイデアに刺激されて、さらに新しいアイデアが出てきます。創発といいます。
  

4.プロトタイピング

紙や段ボールなどで簡易的に必要なものを試作します。お金をかけずに試作を行います。そうすることにより、失敗することに対する恐れを小さくします。

 

5.テスト

試作したものを実際に使用したシーンを寸劇などで表現します。簡易的につくったプロトタイプを実際に使ってみると気づきがあります。使用してみた人の気づき、使用している人を客観的に見て気づきをチェックします。寸劇の観客はプロトタイプについて「良かった点」「問題点」「改善提案」「さらなる良いアイデア」を提示します。
  

プロトタイプのテストのフィードバックをもとに、もう一度戻って考えます。ソフトウェア開発のプロトタイプモデルに近い感じですね。何度も回転させることによって、完成度が高まります。

この手法は、商品・サービス開発だけではなく、組織内の課題を見つけ解決するためにも活用できます。

 

デザイン思考を取り入れるための課題

デザイン思考を取り入れるためには、多様な人材を参加することが大切です。

そのため、ワークショップに参加するためには、社員の仕事を止める必要があります。それは、会社の生産がストップすることになるから多くの会社が手を出すことができなくなります。

短期的には生産性が落ちるかもしれませんが、長い目でみたとき新商品、新サービスが生まれないことは、会社全体として競争力を失うことになる可能性が高まります。

また、失敗することを前提でおこなうことも、失敗を恐れる日本の会社には大きな壁になっております。

 

会社の将来に向けて、失敗を恐れずデザイン思考を試してみてください。

 

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