仮説と検証-経営者が経営戦略を前進させるために必要なこと

仮説と検証

「仮説と検証」ときくと、前セブンアンドアイHD会長の鈴木さんが真っ先に浮かびます。

「仮説と検証」とだけきくと、当たり前に感じるが、セブンイレブンをあそこまで大きくした鈴木さんの仮説検証力はすごいものだったのでしょう。

 

仮説と検証とは

「仮説と検証」とは、その言葉どおり、「仮説をたてて、それが本当か検証する」というものです。

何か新しいことを始めるためには、まず仮説をたてることが大切です。

その仮説は具体的である必要があります。

仮説はたてるけど、あいまいなまま、それ難しそうといって、流れてしまうことがないでしょうか。

曖昧な仮説では、それが簡単なのか難しいのかよくわかりません。

具体的な仮説を立てることが大切です。

仮説をたてたら、テスト、検証することが大切です。

会社側の思い込みで、一気に実行してしまうと失敗したとき立ち直れなくなります。

仮説が本当か小さく検証していくことが大切です。

仮説と検証を繰り返すことが、経営を前進させるためには必要です。

 

マネジメントは組織風土に左右される

「仮説と検証」はじれったい感じがするかもしれません。

思い立ったらすぐ試してみる方が、スッキリする感じがするかもしれません。

しかし、それが上手くいっていないように感じます。

経営に必要なのがスピードなのですが、慎重すぎる会社が日本には多いです。

慎重に慎重に考えて考えて、実施したときには、先を越されていて失敗する。

日本でイノベーションが起きないのは、日本全体を覆う雰囲気のようなものに感じます。

そしてそれは組織風土として定着しています。

 

イノベーションは仮説と検証を高速で回転させる

法人向けのビジネスは顧客の声を柔軟に吸い上げ、イノベーションを起こすのが主になると思いますが、一般消費者向けのビジネスは、流行などで一気に流れが変わるので、市場の動きを常に注視しておく必要があります。

イノベーションは仮説と検証を試すことによって起きるのです。

常に消費者のニーズが何にあるか探り続ける必要を実践している、分かりやすいのは広告の世界でしょう。

キャッチコピーを変えると反応が変わる。
デザインを変えると反応が変わる。

様々なパラメータを仮説を立てながら変更していく。

そして、反応の大きさにより効果を検証する。

この時重要なのが、 パラメータを変えるものは一つずつということ。

 そして、きちんと効果が測れるものがあること。

です、いっぺんにいろいろ変えるとどれが効果があったのかわからなくなります。

そして結局変えなくても良かったものを変えてしまっているかもしれません。

ただし予算と時間の制約もあるので絶対とは言えません。

このように制限の中いろいろテストを行いながら効果のあるものをさがします。

今回、広告を例にあげましたが、 どんなものでも仮説を立てておくということは同じです。

 

経営はトライ&エラーの回数で決まる

これをしたら、このような効果があると仮説を立てておくことにより、実際にやってみたとき正しかったか正しくなかったかわかることになります。

それがわかることにより改善可能になります。

そしてそれが磨かれてくると精度があがってきます。

何となくやっているよりも生産性が向上してくることになります。

それが企業の暗黙知として知的資産になる可能性もあります。

先ほど組織風土として決まると述べました。

「失敗したらどうするんだ」「誰が責任をとるんだ」ということが飛び交う組織風土だったら、仮説と検証は起きないでしょう。

だって失敗しないなんてありえないからです。

これからの時代は「失敗しないことが失敗」になります。

 

常に「仮説と検証」をするのだという意識で仕事に取り組んでみても良いのではないでしょうか。

 

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