管理職とモンスター社員のコミュニケーション方法

インターネットであらゆる情報が入手可能となったことで、日本人も考え方の多様化が進んでいます。

そのため、世代間の考え方の違いなども大きくなってきました。

 

そのような中、上司と部下の間で、考え方のギャップが大きすぎる問題が発生することがあります。

 

上司が理解できない問題児的な社員を「モンスター社員」と表現するケースがあります。

 

 

モンスター社員が配属されてきた、部署の人たちは大変です。

どのようにコミュニケーションをとればよいか悩みます。

 

モンスター社員とのコミュニケーション方法を説明します。

 

 

 

 

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【目次】

 

モンスター社員?

コーチング・コミュニケーション研修

モンスター社員の定義もあいまいですね。

 

ブラック上司だったら、普通の社員でも「あいつは使えない」とか言いそうです。

 

ここでは、周りの社員から普通と思われている上司が感じる、モンスター部下の説明をします。

 

 

 

 

 

 

 

モンスター社員とは

モンスター社員とは、簡単に言うと「悪い方向に常識の無い社員」です。

会社に入社したのに、「非協力的な社員」にも見えます。

 

 

タイプとして大きく2つに分かれます。

自己防衛タイプ」と「自信過剰タイプ」です。

 

 

「自己防衛タイプ」は極端に、仕事の負担を強いられるのを嫌います。

残業などを極端にさけ、有休などの福利厚生など社員としての権利をフル活用しようとします。

 

過剰に過労を避け、いかに楽するかを考えるタイプです。

権利なので、問題ではないように見えます。

 

しかし、お客様よりも自分の都合を優先するので、会社としては大きな負担です。

 

 

 

「自信過剰タイプ」は、一見やる気があるようです。

しかし、「自分の思い通りにならないと」やる気を失います。

 

「会社のやり方よりも、自分のやり方の方が正しい」と主張します。

そのため、上司としては大変な思いをします。

 

ただし、うまく活用できたら、有益な社員になる可能性も持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

モンスター社員によって発生する問題

モンスター社員の存在によって、チームの活動が非効率に変わります。

 

「自己防衛タイプ」のモンスター社員の場合は、一人だけ仕事に協力していない状態です。

その分、他の社員の負担が増えます。

 

また、働かないモンスター社員がいると、不公平感が生じ、他の社員のモチベーションを下げます

 

 

「自信過剰タイプ」のモンスター社員の場合も、現状の仕事のやり方に対して批判をして、協力したがりません。

 

仕事に非協力的で、モンスター社員のやり方に合わせるにしても、仕事が非効率に変わります。

 

結果的に、他の社員のモチベーションを下げます。

 

そして、チームの生産性低下につながります

 

 

 

 

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モンスター社員とコミュニケーション能力

ストレスケア

モンスター社員の扱いに対して、困るのがコミュニケーションの問題です。

 

考え方や価値観が大きく異なるので、コミュニケーションをとっても意見が一致しないからです。

 

どのようにコミュニケーションを考えたら良いのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

コミュニケーションとは

コミュニケーションとは?」の正しい理解が大切です。

「コミュニケーション」は、「会話(カンバセーション)」とは異なるものと理解が必要です。

 

 

コミュニケーションの目的は、「情報共有」です。

それは、言葉だけの「情報共有」ではありません。

 

言葉以外の「考え方、価値観、感情、意図」なども、共有しなければいけません。

 

 

コミュニケーションが上手くいかないのは、「その考え方は認められない」「自分の考え方だけを共有しろ」となるからです。

 

お互いの考え方や価値観を「認める」が大切なのです。

 

 

 

 

 

 

 

モンスター社員とのコミュニケーション方法

モンスター社員とのコミュニケーション方法として大切なこと。

 

「認める」と「同意する」は、異なるという点です。

 

「認める」は、「そのような考え方してるのだな」と受け止めるだけです。

 

 

モンスター社員に限らず、コミュニケーションが上手くいかないときは、お互いの考え方を、上手く受け止められないからです。

 

 

「反論しないと、同意したになる」と勘違いして、言い返すから意見の対立が起きるのです。

「反論しなくても、同意した」にはなりません。

 

 

さらに、「どうしてそのような考え方をするのか?」の確認が大切です。

 

それを確認しないと、「考え方、価値観、感情、意図」などの共有ができません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聴く力コミュニケーションを強化する

コーチング・コミュニケーション

コミュニケーションは、通信です。

送信と受信があります。

つまり、「話す力」と「聴く力」の両方があって、初めて成り立ちます。

 

 

コミュニケーション能力を強化するというと、多くの方が「話す力=いかに自分の意見を相手に理解させるか」を強化しようとします。

 

そして、「聴く力」の強化を忘れます。

 

 

 

 

 

 

 

聴く力とは

「聴く力」とは、「いかに相手の意見を理解してあげられるか」です。

 

相手に関する情報を収集する力です。

 

そのためには、相手に本音でたくさん話をしてもらうのが大切です。

 

 

モンスター社員を説得しようとたくさん話をしてしまうと、「相手に意見を言わせない」状態をつくってしまします

 

コミュニケーション、情報共有を達成する為には、まずは相手の話を聴くが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

聴く力とコーチングスキル

黙って聞いていれば「聴く力」がつくのかというと、それはありません。

 

多くの方が「聴く力」が弱い状態です。

 

 

「聴く力」の強化は難しいのです。

 

 

多くの方は「聴く力」の強化方法を知りません。

なぜなら、習ったことがないからです。

 

そこで、オススメする「聴く力」強化方法は、コーチングスキルを習得するです。

 

コーチングスキルは、「傾聴力」「質問力」「フィードバック力」で構成されます。

 

トレーニングによって、「聴く力」が強化されます。

 

 

 

 

 

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コーチング・コミュニケーションを習得しよう

コーチングスキル

会社組織で活動する以上、社員同士のコミュニケーションの質が仕事のスピードを左右します。

そして、価値観の多様化が進む中、考え方が合う合わないの幅が広がっています。

 

モンスター社員と表現されるケースが多いですが、シンプルにいえば、考え方が違うだけです。

 

考え方の異なるもの同士、コミュニケーションをとるためには、「聴く力」が重要になってきます。

 

「聴く力」を強化するためにも、コーチング・コミュニケーションを習得しましょう。