会社を成長させるための新規事業は成功させるのは誰?

新規事業

既存の事業の成長が停滞してくると考える必要が出てくるのが新規事業です。その新規事業開発を担当する人は決まっていますでしょうか?

中小企業の場合、経営者単独で決めることが多い

ベンチャーや従業員の少ない企業では経営者自身が独断で決めていくことが多く、中規模の企業でも企画担当など、ある程度役職のついた幹部だけで決めてしまうことが多いのではないでしょうか?

大企業の場合は、経営者単独で決めることは少ないですが、上層部だけで決めることが多いです。私のいた大企業でもそのような状態でした。

 

新規事業担当者は希望者が望ましい

ニュースの記事で、新規事業担当は希望者に任せるべきというコラムを見ました。それに対して同感です。

従業員の成長のレベルにより、いろいろ意見は分かれるかと思いますが、一番モチベーションが高い人に実施してもらうのが良いと考えます。

経営者や企画担当者が考える場合

◆経営者自身が考える場合
〇スピードが速い
〇社内の内部資源を良く知っている
〇社内の内部資源を自由に使う権利をもっている

×方向性が経営者の価値観に偏る
 時代にマッチしなくなっている場合リスクがある。
×保守的になって実施しないという意思決定が増える
×従業員がついてこない場合がある。

◆担当者が考える場合
〇現場に一番近い知識をもっている

×やらされていると感じているとモチベーションが続かない。
 発想力が中途半端になる。
×無難な枠に収めようとするため、イノベーション的発想が生まれにくい。

など、デメリット部分が大きく影響してくる可能性があります。

 

新事業担当希望者の場合

希望者ならデメリットが無いのかというと、権限の委譲がどれだけ進んでいるかにもよります。

失敗が許されないなら萎縮してしまうであろうし、権限を与えても予算を与えなかったら前に進まないでしょう。

イノベーションの原則ですが、失敗を恐れている限りイノベーションは生まれません。

今までにない商品やサービスなどの企画を考えろということは、失敗する可能性が大きいということを受け入れなければなりません。

なぜなら「今までに経験がない」ことだからです。

イノベーションを起こせ、けど失敗するなは、大きな矛盾を含んでいるのです。

 

新事業展開は余裕のあるうちに考える

下請け企業など、親会社の取引量が減ってきて、このままではヤバいということで新規事業を考える場合があります。

それでは遅いです。

そのような会社ほど、新規事業を試すための資金を蓄えていません。

売上が下がってくるので、増える見込みもありません。

銀行も先行きが見えないので、追加の貸し出しは躊躇します。

社員も新規事業を考える訓練をしていませんので、考えません。

その前に、利益率が下がっているので、仕事量でカバーする必要があるため、新事業会議の時間すら作れません。

「新事業をかんがえなさい」と言われて、すぐ思いつくほど新事業は簡単ではありません。

すぐ成功するような新事業が思いつくなら、倒産や廃業する会社は存在しないでしょう。

 

新規事業で上手くいかない時は原点に返る

上手く進まないときは、まず原点に戻ってみましょう。

どうして新規事業をやろうと思ったのか。
新規事業にどんなことを期待しているのか?
将来的にどんな会社に育てていきたいのか?
その時、どのような人材が育っていてほしいのか?

新事業にとりかかることは、会社を活性化させます。

新しい考えを取り入れる必要があるからです。

担当者には責任感が生まれます。

また自分自身の成果がよく見えるため、やりがいを感じることができます。

それは、社員のモチベーションにつながります。

会社への帰属意識も高まるかもしれません。

人材のことで課題に感じているなら、新事業展開を上手く取り入れることがオススメです。

 

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