セルフコーチングの効果的な方法-メリット・デメリットを理解しよう

人事評価制度

近年、メンタルヘルスの問題が増え続けています。外部環境の変化が早まることによって、心がついていけていないシーンも見られます。そのため、効果的に内省する方法として、セルフコーチングが注目されています。

簡単そうに見えるセルフコーチングですが、デメリットも存在します。効果的に行うための進め方と注意事項を説明します。

【コーチング・コミュニケーション入門セミナー】

 

【目次】

 

 

セルフコーチングが求められる背景

生産性向上

セルフコーチングが求められる背景は、仕事を効率的に進めることが求められる中、時間的余裕が失われてきていることが要因です。忙しさに追われ、自分自身のことを考える時間が短くなっていることが、メンタルヘルスの悪化や自己肯定感の低下を引き起こしています。

そのため、自分自身とのコミュニケーションをとる時間の重要性が高まっています。自分自身と集中して向き合う時間を作ることがセルフコーチングです。セルフコーチングの目的について説明します。

 

 

自己肯定感を高める

セルフコーチングでは、自分自身を客観的に見つめなおします。普段の生活環境で無意識に過ごしていると、性格にもよりますがネガティブな感情が強く働きます。

自分自身の「できていない部分」に焦点が当たりやすくなるため、セルフコーチングでは「できている部分」にも焦点を当てます。できている部分もしっかり認めていくことで、自己肯定感を高めます。

自分自身を客観視(デソシエイト)して評価することが大切です。

 

 

自己実現をサポートする

性格にもよりますが、人は基本的に失敗を恐れます。本当は「やりたいこと」があったとしても、「自分には無理」とあきらめることが多くあります。

「自分には無理」という理由は細かく分析していきます。ほとんど思い込みであることが多いからです。多くの人がやる前に、「無理」とあきらめてしまいます。やってもないのに、無理かどうかわからないのにです。

それらを明確化して、どこまでならできるかを具体的にします。そしてできるところを少しずつでもチャレンジします。それを繰り返すことで自己実現を達成します。

 

 

 

コーチングとセルフコーチング

事業承継

セルフコーチングとは、その名のとおり、コーチングを自分自身に対して行うことをいいます。それでは、コーチングとは何なのかを説明します。

コーチングスキルをマスターすれば、セルフコーチングを行うことができます。

 

 

コーチングとは

コーチングとは、クライアントの目標達成をサポートするものです。コーチングの語源は「馬車」です。お客様を目的地に連れて行くものです。つまりセルフコーチングは自分自身の目標達成をサポートするものになります。

コーチングは、コンサルティングやティーチングなどと異なり、アドバイスをもらえるものではありません。自分自身に問いかけ、気づきを引き出すものです。

コーチングではコーチから質問されますが、セルフコーチングでは自分自身に質問します。

 

 

コーチングスキルとは

コーチングスキルとは、コーチングセッションで扱うスキルです。「傾聴」「質問」「フィードバック」になります。

傾聴は、相手が本音でたくさん話せる場づくりをします。質問は、相手の視点をコントロールしながら気づきを引き出します。フィードバックは、コーチがクライアントに対して感じたことを、そのまま言葉にして返すことで、気づきを引き出します。

セルフコーチングでは、「質問」がメインで使われるスキルになります。

 

 

 

セルフコーチングの進め方

残業時間

セルフコーチングの進め方も、コーチングの進め方も同じです。基本的にGROWモデルに沿って進められます。

セルフコーチングの進め方とデメリットについて説明します。

 

 

GROWモデル

GROWモデルは、次の単語の頭文字をとったものです。

Goal(ゴール)
Reality(現状)
Option(選択肢)
Will(意思)

セルフコーチングは次のように進めます。

1.テーマを決めます
2.それがどのようになったら目標達成したといえるのか「ゴール」の状態を明確にします。
3.「ゴール」に対して「現状」がどのような状態なのか明確にします。
4.「ゴール」と「現状」のギャップが明確化すれば、それを埋めるための行動「選択肢」が明確になります。
5.どの「選択肢」を行動するか「意思」を示します。
6.実際に行動します。

この流れを繰り返すことで、目標達成します。

 

 

セルフコーチングのデメリット

コーチングに比べて、セルフコーチングにはデメリットが存在します。セルフコーチングの大きなデメリットは以下の2つです。

・自分で思いつく範囲の質問しか出てこない
・誰かと行動を約束するわけではないので、行動への意思が弱くなる

これらのデメリットは、とても根深いものです。そのため、セルフコーチングの効果を大きく低下させます。

 

 

 

セルフコーチングの効果を高める

デザイン思考

セルフコーチングの効果を高めるには、デメリット部分を解消する必要があります。質問の範囲の問題は、質問カードなどを使うことで克服は可能ですが、回答には甘えが出てしまうところは抑えられません。

しっかりコーチングスキルを学んでコーチングへの信頼を高めること、プロコーチを活用することがオススメです。

 

 

コーチングスキルを学ぶ

セルフコーチングの効果が抑えられる理由として、コーチングが本当に良いものと信じていない場合もあります。コーチング風にGROWモデルに沿って、セルフコーチングを行っても、内省レベルが浅いものになる可能性が高いです。

まずは、しっかり自分自身でもコーチングスキルを学んで落とし込むことも大切です。セルフコーチングでは特に、「質問力」が重要になります。そして「質問力」はコーチングスクールでは何十時間もかけてマスターするものになっています。

セルフコーチングの効果を高めるためにも質問力を高めましょう。

 

 

プロコーチのセッションも併用する

セルフコーチングの場合、誰かに見られているわけではないので、どうしても甘くなりがちです。そのため、プロコーチによるセッションの補完的に行うことがオススメです。

プロコーチによるコーチングセッションは、自分自身にない質問をしてもらえること、コーチとの約束が生じることから、行動に移りやすいメリットがあります。

しかし、有料であるため、頻度が少なくなるというデメリットがあります。対して、セルフコーチングは無料でできるため、何回でもできます。

そのため、プロコーチによるコーチングセッションとセッションの間を補完するように行えば効果的です。

 

 

 

セルフコーチングを実践しよう

コーチング・コミュニケーション

セルフコーチングは、トレーニングを積まないと、効果を発揮しにくいところはあります。しかし、継続しないと実力がつきません。忙しい現代、なかなか自分自身と向き合う時間が少なくなっています。そのため、周りに振り回されることも増えているかもしれません。

セルフコーチングを扱えるようになると、周りに振り回されているかどうか気づくことができます。自分自身をもっと自分自身でコントロールできるようになります。ぜひコーチングスキルをマスターし、セルフコーチングを生活に取り入れましょう。

 

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