経営基盤を強化するビジョナリー経営(理念経営)とは

経営理念

企業活動がグローバルに広がったことによって、企業を取り巻く環境の変化が激しさを増しています。コロナウイルス感染拡大による影響を受けて、会社も対応を迫られています。

この際、ブレない経営ができるか、場当たり的になるのか経営手法によって左右されます。場当たり的になると非効率な経営になると同時に、社員は会社に対して不安を感じるようになります。

リスクマネジメントも含めて、ブレない経営を行うための手法がビジョナリー経営(理念経営)です。ビジョナリー経営について説明します。

ビジョナリー経営(理念経営)とは

コーチング・コミュニケーション入門セミナー
 
理念経営とは、経営理念を達成したビジョンを軸にして、会社を経営していくことです。軸ができるため、ブレを小さくできます。
 
 

経営理念とは

経営理念とは、会社の存在理由です。何のために自社が存在しているのか言語化したものです。
 
その目的を達成した姿が、自社が目指すビジョンになります。この経営理念とビジョンがしっかりしたものであれば、外部環境が変化しても、経営が大きくぶれることは無くなります。
 
 

経営理念を社内に浸透させる

社員が会社を辞めたいとなる理由に、会社の将来性に不安を感じるというものがあります。それはビジョンを知らない、ビジョンがあいまい、そもそもビジョンが無いといった原因が考えられます。
 
ビジョンがあいまい、もしくは無い場合は、経営理念から作り直していく必要があるかもしれません。よく耳にするのは、経営理念は存在するけど、社員に浸透しないという言葉です。
 
経営理念、ビジョンを社内に浸透させるには、コミュニケーションを強化する必要があります。
 
 
 
 

ビジョナリー経営をオススメする理由

経営者
 
弊社がビジョナリー経営の導入をオススメする理由は、会社が不安定になるというメリット以外にもあります。
組織論の観点からもオススメです。
 
 

組織論の観点から

組織力強化のために、組織の三要素の話をよくします。
 
組織の三要素とは次の通りです。
 
・共通目的
・協働意欲
・コミュニケーション
 
これらを強化することで、組織は強化されます。ビジョナリー経営は、共通目的を強化したものにあたります。
 
上に書いたように、経営理念が会社の存在理由、共通目的になります。組織は共通の目的があると一丸になれます。その目的がより魅力的であれば、社員のモチベーション、エンゲージメントが高まります。
 
 
 

経営者がマネジメントに集中できる

目指すべきビジョンが明確で、社員と共有されているなら、指示をしなくても社員は向かう方向はわかっていることになります。目的が魅力的であれば、社員の主体性が引き出されます。
 
現場の社員が主体的に考え、ビジョンに向かって行動してくれるなら、経営者はプレーヤーから解放されます。マネジメントに集中できるようになります。
 
環境変化が激しくなってきており、経営者は常に意思決定がもとめられます。専念できる環境をつくらないと、判断が遅れる恐れがあり、ビジョナリー経営はそれを助けるものになります。
 
 
 
 

ビジョナリー経営ではない場合のデメリット

コーチング・コミュニケーション

ビジョナリー経営では無い場合のデメリットについて説明します。

目的の無い組織は求心力を失いがちです。

 

場当たり的な経営になる

目的が無い場合、思い付きで意思決定することになります。売上高アップが目的とした場合、儲け話にすぐ飛びつくことになります。社員は振り回されることになります。経営者の意思決定がコロコロ変わると、社員も何をスキルアップすれば良いかわからなくなります。

そのため、会社としての意思決定スピードが遅くなります。競争優位性を失う可能性があります。

 

社員がワンチームになれない

上述したように、組織には目的が必要です。社員が自分のことだけを考えて仕事をするような会社はワンチームになれません。ワンチームになるためには、社員全員が目指したいと思うような目的、目標が必要です。利益アップが目的とした会社は、人件費や教育訓練費もコストと考えがちです。

人件費や教育訓練費を削減したら一時的には利益は増加するかもしれません。しかし長期的にみたら、社員の不満にもつながり、収益性を低下させることにつながります。

【ビジョナリー経営(理念経営)の導入についてはこちら】

 

ビジョナリー経営に取り組む

ビジネスモデルキャンバス
 
ビジョナリー経営を導入するにはどうするのか?理念経営含めて、さまざまなとこで紹介されていますが、実際にはハードルが高いようです。
 
まず何から始めたら良いか書いてみたいと思います。
 
 

経営理念を策定する

何よりも最初に経営理念が必要です。これを決める時は経営者の参加が欠かせません。会社の存在理由を決めるものだからです。
 
そして、経営理念が出来たら、ビジョンを明確にします。会社の進むべき方向を、具体的にしないと社員が迷うからです。
 
 

コミュニケーションを活性化させる

 
経営理念とビジョンができたら、社員に浸透させます。浸透させるためには、コミュニケーションを活性化させます。
 
多くの会社で、経営理念が形骸化しているケースがよく見られます。経営理念が浸透していないと、社員が仕事をする目的は、お金が大部分を占めてしまいます。そうなると、もっと良い条件の会社があれば転職してしまいます。
 
しかし、経営理念やビジョンが魅力的であれば、この会社で働く理由の一つになります。離職率を下げる効果も得られます。
 
 
 
 

ビジョナリー経営を始めよう

コーポレートガバナンス
 
名著「ビジョナリーカンパニー」では、経営者が代替わりしても成長を続ける会社が紹介されています。その会社の特徴を見ると、経営理念がしっかりと社員と共有されている様子が見てとれます。
 
経営理念が浸透していれば、経営者が変わったとしても、社員は向かうべき方向に迷いません。経営者は大事な意思決定に専念できるようになります。経営者が抱える悩みが解消された状態になるのではないでしょうか?