働き方改革-働く時間を短縮しつつ生産量をアップするための活動

経営相談
中小企業は人手不足が深刻化する中、自社の生産性を向上させることが求められています。人材が少なくても、生産量を上げるような仕組みが必要になってきます。
 

5S活動とは

生産性を上げる取り組みとして基本となるのが”5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)”になります。
 
”5S活動”取り組んでますか?一度取り組んである程度進んだら、なぁなぁになってしまって活動が止まってきていたりしないでしょうか
 
ある程度できることも思考が固定化してしまって、思い切ったことができないかもしれません。そのような時は外部の知恵を取り入れることをお勧めします。
 
ある中小企業では、大学の研究室と協力して、社内の5S活動を進める事にしたそうです。良い取り組みだと思います。
 
外部の目を取り入れることで、今まで当たり前と思っていたことが、当たり前じゃなかったと気が付くかもしれません。
 
それには会社側の柔軟な姿勢も必要になります。
 
 
 

ECRSの原則とは

5S活動が基本になりますが、その前に生産性を改善する考え方としてECRSの原則をご存知でしょうか
 
Erase:無くせないか
Combine:一緒にできないか
Relate:替えられないか
Simplify:簡単にできないか
 
の順に作業を見直すと生産性が改善するというものです。
 
5S活動の一環で考えると効果的です。
 
まず整理とは捨てることです。不要な作業、非効率な作業、それに関連する道具類そういうものをまず無くすことにより、時間と空間を生み出すことができます。
 
次に、2つ以上の作業を一緒にできないか考える2つの作業を一つにすることによっても、時間と空間を生み出すことができるかもしれません。それよりも、もっといい方法に替えることができるかもしれません。それに替えることによって生産性が数倍向上するかもしれません。技術の進展によって、人工知能やロボットなどの導入が考えられる時代になってきました。
 
そして、作業をシンプルにすることも求められています。バリアフリーの考え方もありますが、簡単にすることによって誰でも作業ができるし、しかも教育時間が少なくて済みます。
 
ECRSの原則の中に5S活動を組み込むことにより、生産性が大幅に改善することが期待できます。
 
 
 
 

大切と言いながら行われないのはなぜ?

いろいろなところですすめられる5S活動ですが、何故言われて続けているのでしょうか?もう当たり前のこととして、それほど叫ばれなくても当然なような感じがしますが当たり前と思われていながらできないのが5S活動なのでしょうか
 
どうして行われていないのかそれは売り上げに直接的につながる活動ではないからじゃないでしょうか。整理整頓の時間があるなら、売り上げを作れみたいな感じになるのではないでしょうか。
 
そうして生産性が悪化し続け、どうにもならなくなって5Sが大切だと活動が始まる。を繰り返してきたのではないでしょうか。
 
今後は働き方改革や健康経営という言葉も叫ばれ始めているので5S活動の必要性は高まると思います。従業員が働きやすい職場を選ぶようになってきたいま、整理整頓ができていない会社は敬遠されることになるかもしれません。
 
働きやすい職場づくりはメンタルヘルス問題を含む、安全衛生にも関わります。だから会社は、たとえ従業員が少なかったとしても安全衛生に関する責任者を設けるとともに、権限を与えることが必要です。
 
 
従業員が少ないなら、経営者自身が責任者として活動を引っ張っても良いと思います。もし人手不足で、人材が来ないと嘆いているなら、その前に、今いる人材が辞めないようにすること、そしてその上でモチベーション高く働ける環境を作っていく必要があります。
 
それを作っていけるかどうかは、経営者のリーダーシップにかかっています。多くの会社が中途半端で終わる5S活動をやり切ってみませんか?
 
そのためにまず5S活動をすることによって、生産性が上がるというシュミレーションをしてみましょう。