管理職の研修に、コーチングの研修やセミナーが採用されるようになってきました。
おそらく、部下とのコミュニケーションを課題に感じている会社が多いからでしょう。
これまでもコミュニケーション研修は、多く存在していたと思います。
しかし、それだけでは不十分でした。
今後は、コーチングスキルを取り入れたコミュニケーションが必要となるでしょう。
なぜなら、「こちらから話すコミュニケーション」ではなく、「相手から話してもらうコミュニケーション」が必要となるからです。
・報連相がない
・指示命令が理解してもらえない
・会議で発言が無い
・相談しづらい
・意見を聴いてもらえない
・評価面談が難しい
コミュニケーションの問題が発生すると、仕事がスムーズに進まなくなります。
また、メンバーのストレスが増加し、モチベーションが低下します。
仕事の生産性を高めるには、コミュニケーションの改善が欠かせません。
「コミュニケーションを改善する=相手を論破する力強化」ではありません。
「発言のしやすい職場づくりができる」コミュニケーション能力が、もとめられています。
発言しやすい職場づくりができると、職場の生産性が大幅に向上します。
・報連相が活発に行われ、職場内の情報共有が進む
・指示命令がなくても、メンバー同士主体的に協力しあう
・会議での発言が活発になり、生産性が高まる
・相談しやすい環境ができ、メンタルヘルスが向上する
・意見を聴いてもらえるので、アイデアや提案が出やすくなる
・評価に納得しあえるまで話し合える
職場のコミュニケーションを活性化する方法の研修セミナーを開催しています。
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講座名:コーチング・コミュニケーション入門セミナー
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【目次】 |
コミュニケーション能力強化の必要性
会社が社員にもとめるビジネススキルとして、コミュニケーション能力が常に上位に挙げられています。
仕事の生産性が「個人のスキル×コミュニケーション能力」によって決まるからです。
どんなに能力が高くても、コミュニケーションが取れないと、チームでの仕事に支障が出るでしょう。
どんなに能力が高くても、パワハラをするような社員は、チームを疲弊させてしまうでしょう。
各社、社員のコミュニケーション能力強化には取り組んでいます。
しかし、いつまでも改善されない状況が続いています。
それは、コミュニケーション能力の強化方法が間違っているからです。
コミュニケーション能力が低下?
「最近の若い人は、コミュニケーション能力が低い」といった話を耳にすることがあります。
それは、正しい理解ではありません。
価値観が変化していて、「大人が、若い人のコミュニケーション方法についていけてない」とも言えます。
IT技術の進化により、コミュニケーションの方法も変化しています。
いつでもどこでも誰とでも、コミュニケーションがとりやすくなりました。
そのため、コミュニケーションの量は急激に増加しています。
文字のみのコミュニケーションも増えています。
つまり、コミュニケーション能力が低下しているのではなく、データ量の急増についていけてないのです。
そして、若い人が得意な文字のみのコミュニケーションの方法に、ベテラン社員がついていけてないのです。
コミュニケーションに対する意識格差を、改善する方法が必要になります。
モチベーション・生産性の向上
コミュニケーション能力強化がもとめられる理由は、生産性の向上です。
会社は、収益を増やし、持続的に成長していくことがもとめられるからです。
報連相がない、会議で発言が無いなどが発生すると、生産性が大きく落ち込みます。
営業力、交渉力もコミュニケーションが必要です。
他部署との調整もコミュニケーション能力がもとめられます。
仕事の指示、命令も同じです。
コミュニケーションがスムーズに行われないと、それだけ仕事が効率的に進まなくなるのです。
また、社員のモチベーションも左右し、さらに生産性に影響を与えます。
メンタルヘルス・離職率の改善
社員のモチベーションを左右するのがコミュニケーションとしたら、社員のストレスを左右するのもコミュニケーションです。
精神疾患による労災申請が、毎年のように増加傾向にあります。
そして、職場のストレス要因となっているのが「人間関係」です。
社員が退職する理由ランキングで、上位にあるのも「人間関係」です。
「人間関係」は、コミュニケーションの質の低下により悪化します。
社員のメンタルヘルス、離職率の改善を行うためにもコミュニケーション能力の強化がもとめられるのです。
コミュニケーション能力強化が難しい理由
各社がコミュニケーション能力強化を意識しているのに、なかなか改善されないのはどうしてでしょうか?
コミュニケーションの質が変化と、データ量の増加に、各社員のコミュニケーション能力が追いつけないからです。
環境変化のスピードが速くなり、日本人独特の、「空気を読む」コミュニケーションでは、間に合わなくなっています。
コミュニケーション能力に対する誤解
コミュニケーション能力は、「伝える力」「話す力」であると捉えている方が多いように感じます。
「スピーチ」「プレゼンテーション」「交渉術」など、話す力ばかり強化しようとします。
「コミュニケーション能力が高い=自分に都合よく相手を動かせる」と考えていないでしょうか?
「指示命令が通らない」「意見を通す」「営業力を向上する」など、自分の意見を通すためにコミュニケーション能力を強化しようとする方が多いです。
強引に人を動かそうとします。
逆に考えれば、「相手のコミュニケーション能力が高くなると、自分がコントロールされる側」となります。
考え方の異なる部下のコミュニケーション能力が、強化されたら困るではないでしょうか。
誰も相手にコントロールされたくありません。
「話す力」を強化すればするほど、相手を言いくるめようとします。
コミュニケーション能力を強化しようとすればするほど、相手に警戒されます。
そして、職場のコミュニケーション改善が進まなくなるのです。
コミュニケーションの優先順位が低い
社員のコミュニケーション能力強化が必要とよく聞きます。
しかし、真剣にコミュニケーション能力強化の施策をとっているケースが少ないように感じます。
その理由は、会社の収益に結びつかないように感じるからでしょう。
理想は「コミュニケーション活性化⇒生産性向上⇒収益の向上」の流れです。
しかし、収益を優先するあまりに、コミュニケーション能力強化を後回しにされます。
1日程度のコミュニケーション研修を受講して、できるようになったつもりになります。
コミュニケーションの改善に、あまり時間をかけたくないからでしょう。
後回しにするから生産性向上が進まず、収益性が低迷するから、収益改善を優先する悪循環が生まれます。
もちろん収益も大切なので、同時に進めるとの意識が必要です。
社員全員の意識改革が必要
コミュニケーションの質改善は、社員全員での取り組みが理想的です。
また、役職が上位の人材から改善することが望ましいです。
コミュニケーション能力の強化は、年単位の時間を要します。
なかなか効果が現れないと、心が折れてあきらめられます。
結果を優先する組織風土であれば、コミュニケーションの質の改善は後回しにされます。
社員がどんなにコミュニケーションの質を改善しようとしても、上司がパワハラなどを行うワンマン上司の場合、阻止されます。
コミュニケーションの質を改善するには、全社員の意識改革が必要です。
コーチング・コミュニケーションをおすすめする理由
コーチング・コミュニケーションをおすすめする理由を説明します。
コミュニケーションは、送信と受信の双方向があって、初めて成立します。
「話す力」「伝える力」だけでなく、「聴く力」も重要なのです。
「聴く力」の強化は、コーチング・コミュニケーションのトレーニングによって行えます。
※コーチング以外の聴く力トレーニング方法は、カウンセリングスキルの習得です。ビジネスでの活用であれば、コーチングスキルの方をオススメします。
コーチング・コミュニケーションとは
コーチング・コミュニケーションとは、コーチングスキルを取り入れたコミュニケーションスキルです。
コーチングとは、クライアントの話を聴くことに専念し、気づきと行動を引き出すスキルです。
コーチングスキルを取り入れると、「聴く力」への意識が高まります。
コーチングスキルは「傾聴」「質問」「フィードバック」から構成され、トレーニングにより「聴く力」が強化できます。
「聴く力」とは
「聴く力」は、「理解力」のように誤解されるケースがあります。
「ちゃんと聞いてたのか?」など、言われたことがないでしょうか?
「ちゃんと聞け」ば、科学者の話す難しい言葉も理解できるのでしょうか?
もしそうであれば、聴く力を高めるには、専門的知識を勉強しなければならないとなります。
コーチングでの「聴く力」とは、「相手に、本音でたくさん話してもらう力」です。
「話す力」が情報発信力とするなら、「聴く力」は情報収集力です。
社員が報連相してこないとすると、「聴く力」が欠如している可能性があります。
上述したような誤解もあり、多くの方が、コミュニケーション能力強化といえば「話す力」ばかり強化しようとします。
コミュニケーションは双方向です。
「聴く力」も強化しないと、質は改善しません。
コーチング・コミュニケーションのメリット
コーチング・コミュニケーションの導入によって、コミュニケーションの質が改善します。
コミュニケーションの質が改善すると、以下のようなメリットが得られます。
・コミュニケーションが活発な会社になる
・組織に一体感が生まれる
・社員のモチベーションを高め、主体的に動くようになる
・社員の成長が促され、働きがいのある会社になる
・社員のエンゲージメントが高くなり、離職率が改善される
・社員が健康的で安心できる会社になる
・ワークライフバランスの整った会社になる
・ストレスが減少し、メンタルヘルスが良好な会社になる
・権限移譲がすすみ、リーダーはマネジメントに集中できるようになる
・環境変化に強い会社になる
・柔軟で素早い意思決定ができるようになる
・イノベーションが促進される会社になる
・労働生産性が向上する
・顧客満足度、従業員満足度の両方が高い会社になる
コーチング・コミュニケーション研修セミナー
弊社は「コーチング・コミュニケーション・トレーナー研修」を行っています。
トレーナー研修の一部を抜き出した「入門セミナー」「プラクティショナーセミナー」も用意しています。
コーチング・コミュニケーション研修セミナーの種類
◇コーチング・コミュニケーション入門セミナー
目的:コーチングって何?コミュニケーションって何?を理解する。体験セミナー的な位置づけです。
時間:2時間
定員:6人
◇コーチング・コミュニケーション・プラクティショナー研修
目的:コーチングセッションができるようになる。
時間:20時間(4時間×5回)
定員:16人
【詳細はこちら】
◇コーチング・コミュニケーション・トレーナー研修
目的:コーチング・コミュニケーションをマスターし、さらに教えられるようになります。社内にコーチングを教える人材が存在することで、コーチング・コミュニケーションの社内への浸透が加速します。
時間:48時間(4時間×12回)
定員:16人
【詳細はこちら】
入門セミナー受講者の声
入門セミナー受講者の声(ストアカレビューより)
◆男性40代
講師の先生がこちらの状況に合わせた話をしてくださるのでピンポイントで知りたい事を学ぶことができました。大変よい講座です。
◆男性50代
コーチングにおける「聴く力」の大切さを改めて教わりました。普段の生活から聴く力を心がけ、相手の気持ちになって認めることをしていこうと思いました。
◆女性40代
2時間あっというまでした!コーチングとは?コミュニケーションとは?という基本的なことをおしえていただきました。わかっているようで、全然わかってなかったことを再認識したのと、今抱えていたモヤモヤが少し整理できました!
その他のレビューはストアカサイトをご覧ください。(こちら)
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