会社の将来は、経営者で決まる
仕事の成果が出ないことを、部下の責任にする管理職は多いです。
しかし、多くの場合、管理する側の責任であることが多いです。
うまく行かない方法を指示されたとしたら、どんなに優秀な社員でもうまく行かないでしょう。
「限られた条件の中で、どうしたらうまくいくか考えろ」と、指示する管理職がいます。
しかし、それは管理職の役割です。
そのような発言をする管理職は、業務を放棄していることになります。
人材のレベルも企業によって異なります。
スキルの高い人材が集まる会社、スキルの低い人材が集まる会社、それぞれ戦略が異なる必要があります。
人材のレベルが低いと感じるなら、レベルに合わせた戦略を、管理者側がたてる必要があるのです。
管理者側の方針をとりまとめている経営者の責任は、とても大きなものになります。
日本電産、ユニクロ、ソフトバンクなど、後継経営者がなかなか決まりません。
経営者が変わると、業績に大きな影響があるからです。
成果が出ないことを、部下の責任にしている管理職は、ご自身のマネジメントを確認してみてください。
経営方針と経営資源の質にミスマッチがあるなら、きちんと経営者に報告することが大切です。
悪い報告を避けると、経営者が判断を誤ります。
そのためにも、経営者は、悪い情報も報告しやすい環境を整える必要があります。
経営改善には、経営者の考え方がとても重要であることを説明します。
好調な会社、不調な会社
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世の中には、好調な会社、不調な会社が存在します。
みなさん、ご存知のとおりです。
同じ会社内でも、好調な部署、不調な部署が存在します。
その違いは、なんで生まれるのでしょうか?
人材の差?
商品力の差?
地域の差?
さまざまな理由があると思います。
多くの方が、なんとなくは理由がわかっています。
大切なことは、わかっていながら、なぜ改善できないのか?です。
業績が傾く原因は経営者
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業績が悪くなる原因がわかっていながら、何も変えられない。
その理由は、権限を持っている人が、変えようとしないからでしょう。
変えたいと思う人がいても、阻止します。
それが経営者の場合、会社全体が硬直します。
経営者や管理職が、うまく行かない方法から抜け出さない理由は、失敗への恐れからです。
経営者は、成功体験から抜けられません。
外部環境が変わっていても、最初にうまくいった方法から変えようとしません。
うまく行かない理由を、部下がきちんと仕事をしないからだと思い込みます。
そして、何も変えようとしないため、業績の悪化傾向から変えることができなくなります。
管理職も、失敗を恐れます。
おかしいとわかっていても、経営者に意見ができません。
意見したことで、責任が降ってくることが恐いからです。
自分が提案したことが失敗したら、大きなデメリットになるとわかっているからです。
組織が硬直化すると、なかなか経営改善ができなくなります。
社員がどんなに頑張っても、業績改善ができないでしょう。
どのような組織をつくるかは、経営者の責任になります。
イノベーションを起こせる経営者か
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会社の将来は、経営者で決まります。
経営者が、外部環境に合わせて変化できるかにかかっています。
経営者自身が、イノベーションを起こせるかにかかっています。
イノベーションを起こせるか=失敗を恐れないか
大きな失敗は許されませんが、小さな失敗をどんどんするぐらいの余裕が必要です。
これまで行ったことがないことをすることは、常に失敗を伴います。
だから、失敗を受け入れないかぎり、新しいことはできないのです。
逆を言えば、失敗していないということは、新しいことにチャレンジしていないということです。
最近は、新しいことにチャレンジしていないことが、失敗に繋がっているケースも見られます。
その失敗をチャレンジしていると、勘違いがしないことが大切です。
失敗を許容するには、余力が必要となります。
追い詰められてから、一発逆転を狙うことはリスクが高すぎます。
余力があるときから、早め早めに経営改善にチャレンジすることが大切です。
権限委譲ができるかどうか
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ユニクロや日本電産、ソフトバンクなどが失敗していること。
それは、後継者育成です。
これは、チャレンジしていない失敗事例です。
優秀な経営者からみたら、他の誰かに経営を任せることは恐いことでしょう。
見てられない気持ちになるのかもしれません。
だから、権限委譲できない。
だから、後継者が育たない。
だから、会社の成長性に不安感が残る。
優秀な経営者である場合、常に後継者のことは考えているので、まだ大丈夫かもしれません。
問題は、優秀でない経営者です。
市場拡大の波にのって、たまたま成功した経営者の場合、その経営者が経営を続けること自体がリスクになります。
市場が飽和し、競合が多く参入してきたときは、より経営力がもとめられます。
会社は、一人で運営できません。
頭だけ良くなっても、手足が思うように動かないのであれば、意味がありません。
組織力が重要となってきます。
組織全体が成長していくことが大切です。
組織全体が成長していくためには、権限委譲が欠かせません。
権限委譲を行っていくためには、質の高いコミュニケーションが必要です。
失敗を攻められてばかりでは、権限と責任を持ちたくないでしょう。
質の高いコミュニケーション力をつけるには、トレーニングが必要です。
弊社では、コーチング・コミュニケーションの習得をおすすめしています。
ぜひ、コミュニケーションの活発な組織を作り上げてください。