日本の国際競争力は低下しているのに、コンサル業界は成長している件

矛盾を感じたことはないですか?

 

30年以上、日本人の給料は上がっていないといわれます。

しかし、コンサルティング業界は成長を続けていますし、高収入の仕事としてよく知られています。

 

企業を成長させ、社員の収入が上がるように、相談にのっていくのがコンサルティング業界のはずです。

 

コンサルティング業界の人は給料が増えているのに、コンサルティングを受けた業界の人の給料は低迷を続けています。

 

 

矛盾を感じないですか?

 

 

この矛盾を感じないと、コンサルタントに貢ぐだけで、貴社にはなんの効果も無いかもしれません。

 

 

コンサルティングを活用する上で大切な考え方は、「コンサルタント任せにしない」「コンサルタントは情報源の一つに過ぎない」です。

 

 

 

 

 

 

 

コンサルティングを受けても成長しない

コーチング・コミュニケーション

日本企業は、バブル崩壊後以降、国際競争力を失ってきています。

一方で、コンサルティング業界は成長してきています。

 

 

コンサルティングを受けても、コンサルティング企業を潤させるだけで、顧客企業の成長には繋がっていないと見ることができます。

 

 

中小企業に対しても、さまざまな経営サポート資源が存在します。

補助金や助成金など、莫大な税金が中小企業に投入されていますが、効果を挙げていません。

 

それどころか、コロナ対策で受け取った融資が返済できなくて苦しんでいる中小企業が増えているそうです。

 

中小企業診断士やコンサルタントが相談に乗っていると思いますが、どうしてなのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

コンサルティングの効果が無い理由

コーチング・コミュニケーション

コンサルティングの効果がない理由は、様々でしょう。

確証のあるものは、ありません。

 

しかし、これまで企業分析をしてきて、感じるところがあります。

 

 

 

理由の傾向は、大きく大企業と中小企業に分かれます。

 

大企業の場合は、経営者のセンスです。

大企業の場合は、コンサルティング会社は、情報収集会社と考えているように感じます。

コンサルティング企業が持ってきた情報を、どのように経営に活かすかは経営者のセンスによります。

 

情報にお金を払ってはいますが、払っただけの効果を挙げられていないので、日本企業の競争力は落ちているのでしょう。

 

 

 

 

中小企業の場合は、経営者自身がコンサルティングに対して消極的に感じます。

経営改善に対するモチベーションが低いとも言えます。

お金を払ってまで経営改善をしたいとは思わないのでしょう。

もしくは、経営コンサルタントに対して、不信感を持っているのでしょう。

 

 

無料だからコンサルを受ける。

補助金や助成金がもらえるからコンサルを受ける。

 

得られる利益が明確にイメージできないかぎり、進んでコンサルティングを受けようとはしません。

 

ITシステム、ウェブマーケティング、節税など、得られるものが明確である場合のみ、コンサルを受けます。

実際には、商品ありきなので、コンサルではありませんが。

 

 

コンサルの効果が出ない理由は、まとめると経営者の責任につきます。

 

 

 

経営センスのある経営者は、コンサルがなくても会社を成長させるでしょう。(必要に応じて貪欲に情報収集するでしょう)

経営センスのない経営者は、コンサルに申し込んでも会社を衰退させるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

コンサルタントの活用方法

コーチング・コミュニケーション研修セミナー

コンサルタントの活用方法は、情報源の一つと捉えることが大切です。

 

実際、このコンサルタントに任せたら、必ず会社が急成長するって人を聞いたことがありません。

 

有名なコンサルタントはいますが、100人もいないのではないでしょうか?

相談を受けた企業すべてを成長させたコンサルタントは、もっと少ないのではないでしょうか。

 

 

コンサルタントのホームページを見ても、成功事例は載っていますが、失敗事例は載っていません。

 

経営改善に成功するコンサルタントが多いなら、日本企業の競争力が低下している状況と矛盾しています。

 

 

コンサルタントは、「成功したら自分のおかげ、失敗したら経営者のせい」にしがちです。

 

コンサルタントは、経営の知識は高いですが、経営できるかは別です。

 

失敗しても痛くないところから発言しているので、どうしても机上の空論から抜けません。

 

だからこそ、経営者がしっかりとした基盤を持つことが大切です。

 

コンサルタントの情報に振り回されず、疑ってみることもしてみてください。

 

 

現代では、経営資源に「情報」も含まれます。

 

「情報」を持っているか持っていないかで、経営スピードに差が出てしまいます。

 

情報源の一つとして、積極的に活用してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

コンサルティングよりもコーチングを

コーチング・コミュニケーション

コンサルタントを活用したことの無い方は、どうしても効果を疑います。

 

成功報酬にしてくれと頼まれたことはありますが、お断りしています。

失敗しても痛くない場合、経営者が本気で改善しようとしないからです。

 

 

上述したように、コンサルに頼もうが頼むまいが、経営改善できるかどうかは、経営者の経営センスにかかっています。

 

だから、私は、コンサルティングよりも、コーチングを重視して行います。

 

コーチングは、経営者の思考を整理し、経営センスを高めるツールです。

 

 

経営改善を行うのは、コンサルタントではなく、経営者だからです。

経営改善は、ものすごい労力が必要です。

経営者自身の、経営改善に対するモチベーションが必須なのです。

 

 

ぜひ、コーチングを活用して、会社をどのようにしていきたいのか、改めて考えてみてください。