コーチングセッションと1on1ミーティングの進め方の違い

若手社員の仕事に対する意識が変化しています。

 

上司は、「部下のモチベーションをどのように高めるか」が課題になっています。

 

 

そこで、1on1ミーティングコーチングセッションなどが注目され、企業研修などで積極的に行われています。

 

 

コーチングセッション1on1ミーティングも、結論から言えば、どちらも進め方は同じです。

厳密に区別できるものではありません。

 

 

ただし、1on1ミーティングの進め方を探すと、なかなか資料が見つかりにくいかもしれません。

コーチングの進め方で探すと良いでしょう。

 

 

重要なポイント。

トレーニング量が必要です。

誰がやっても、同じ効果が得られるわけでは無いです。

 

 

1on1ミーティング、コーチングセッションの進め方について説明します。

 

 

 

 

【コラム】部下が退職を決意する前にモチベーション低下の理由に気づく方法

 

【目次】

 

1on1ミーティングの活用が広がっている

コーチング・コミュニケーション

大企業を中心に、1on1ミーティングの活用が広がっています。

1on1ミーティングについて説明します。

 

 

 

 

 

 

1on1ミーティングとは

1on1ミーティングとは、上司と部下の1対1の面談をいいます。

通常の評価面談も、上司と部下の1対1の面談かもしれませんが、目的と方法が異なります

 

 

評価面談が「部下の評価とアドバイス」を目的としているのに対して、1on1ミーティングは「部下の成長」を目的としています。

 

 

そして、評価面談では「上司が主体となって話をする」のに対して、1on1ミーティングは「部下が主体となって話します」。

 

 

また、頻度が異なります。

評価面談が「年に1,2回ぐらい」なのに対して、1on1ミーティングは「週1回~月1回の高頻度」で行います。

 

 

 

 

 

 

 

1on1ミーティングの進め方

1on1ミーティングの進め方に、明確な決まりは無いです。

 

話す内容も、部下が決めるとしています。

 

しかし、仕事で行うケースが多いので、「進め方は、GROWモデルに沿っている」「テーマは、仕事に関係している」が望ましいと考えます。

 

GROWモデルとは、後述するコーチングセッションで一般的に使われる話の進め方で、次の単語の頭文字をとったものです。

 

Goal(ゴール)

Reality(現状)

Option(選択肢)

Will(意思)

 

 

1.部下の目標(ゴール)を明確にする

2.ゴールに対する現状を明確にする

3.ゴールと現状のギャップを埋める行動(選択肢)を明確にする

4.次の1on1ミーティングまでに、何をするか意思を宣言してもらいます

 

 

重要なのは行動です。

 

1on1ミーティングを頻度をあげて行えば、主体的な行動を数多く行えます。

 

主体的な行動を増やすことによって、部下が自信を深め、やりがいを感じるようになります。

 

 

 

 

 

【コラム】メンタルヘルスとは~職場からメンタル不調者を出さない取り組み~

 

 

 

 

 

コーチングセッションももとめられている

コーチング・コミュニケーション研修

管理職には、コーチングセッションのスキルももとめられています。

 

大企業では、管理職向けにコーチングスキルの企業研修が行われています。

 

 

 

 

 

 

 

コーチングセッションとは

コーチングセッションとは、コーチングスキルを使った面談です。

コーチングとは、「クライアントの目標達成をサポート」するサービスです。

 

コンサルタントや専門家、アドバイザーなども同じ目的ですが、アプローチ方法が異なります

 

 

コンサルタントが「コンサルタントの経験や知識をアドバイスする」のに対して、コーチングでは「クライアントが答えを持っていると前提に、アドバイスを原則行いません」。

 

 

 

 

 

 

 

コーチングセッションの進め方

コーチングセッションの進め方については、GROWモデルを使います。

 

頻度はコーチによって異なりますが、2週間に1回から月1回が一般的です。

 

1on1ミーティングとほぼ同じと考えてもらっても良いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1on1ミーティングとコーチングセッションの違い

コーチング・コミュニケーション

1on1ミーティングとコーチングセッションは、ほぼ同じと考えてもらって良いでしょう。

 

どちらかといえば、コーチングセッションの方がスキルとして確立されています

 

1on1ミーティングスクールがあまり見られないのに対して、コーチングスクールは数多く存在します

 

 

 

 

 

 

 

目的と進め方

目的と進め方についてもほぼ同じです。

 

どちらもクライアントの成長を目的としています。

1on1ミーティングは、一般的に上司が部下に行うので無料で行われます。

 

コーチングセッションは、上司が部下に行う場合は無料になりますが、プロコーチによるものは有料になります。

 

 

面談を上司が行う場合と、プロコーチが行う場合、何が異なるのか?

面談の効果が大きく変わる可能性があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

効果はスキルに左右される

1on1ミーティングもコーチングセッションも、面談者のスキルに効果が大きく左右されます

 

だれが実施しても、同じ効果になるわけでは無いです。

 

 

特に上司が部下に行う場合、上司にとっても、部下にとっても、無駄な時間になる可能性があります。

 

1on1ミーティング、コーチングセッションのスキルの強化が大切です。

 

 

コーチングセッションの方が、教育カリキュラムが確立されています。

 

コーチングセッションのトレーニングをオススメします。

 

 

 

 

 

【コラム】ビジネスでワンチームになるために-会社組織の一体感を醸成

 

 

 

 

 

1on1ミーティングのスキルアップにコーチングを活かす

コーチング・コミュニケーション

1on1ミーティングコーチングセッション、どちらのスキルも企業で注目されています。

 

「部下のやりがいをいかに引き出すか」「いかに成長に結びつけるか」が、重要となっているからです。

 

 

1on1ミーティングもコーチングセッションもどちらも、しっかりトレーニングしないと、ただの面談、雑談になってしまいます。

 

 

スキルアップには、コーチングセッションのトレーニングをオススメします。

 

弊社では、トレーニングを重視したコーチング・コミュニケーション研修セミナーを開催しています。

ぜひご活用ください。