経営診断とは~定期的に会社の健康診断が必要な理由~

経営診断していますか?

 

会社も、定期的に健康診断が必要です。

 

 

会社は、必ずどこかに課題を抱えています。

改善を先延ばしにすると、大きな問題になる可能性があるからです。

 

 

そして、問題が大きくなると、取り除くのが困難になります。

 

 

企業の高齢化問題、後継者不在、技術承継の問題は典型的でしょう。

 

 

問題を早め早めに見つけるには、経営診断が必要です。

 

 

 

 

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【目次】

 

経営診断とは

コーチング・コミュニケーション研修セミナー

経営診断とは、会社の状況を「見える化」したものです。

 

財務状況、経営指標など、定量的な情報から、現在の経営が上手くいっているのか、いないのか。

 

会社の強み弱み、外部環境の変化と経営戦略の整合性など、定性的な情報を読み取り、経営基盤の強さなどを見える化します。

 

 

中小企業は、経営診断を行うケースが少ないように感じます。

上場企業は、株主総会などで報告する義務があるので、経営診断が仕組み化されています。

 

 

中小企業であっても、経営診断は大切です。

 

 

 

 

 

 

意思決定に必要

経営診断が必要な理由は、意思決定を行うためです。

 

経営診断が無ければ、現在上手く経営できているのか、判定できません。

 

間違った方向に進んでいるとしたら、修正した意思決定が必要です。

 

 

なんとなくで判断を行っていると、非効率な経営を行ってしまうかもしれません。

 

 

 

 

 

 

問題点を放置してしまうリスク

経営診断をしないリスクは、問題点を放置してしまう点です。

 

 

経営者の方は、売上や利益はチェックしますが、経営課題は損益だけではありません。

 

商品力、人材育成、生産管理、マーケティング力、IT投資など、さまざまな課題が存在します。

 

 

売上の低迷を、外部環境のせいだけにしていると、判断を誤る可能性が生まれます。

 

 

事業再生案件に関わってますが、「いつかよくなるはず」と楽観的な判断を行っていたところが多いです。

 

問題が大きくなってしまうと、手の施しようが無くなります

 

人間の健康と同じで、定期的な健康診断が必要です。

 

 

 

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経営診断の壁

コーチング・コミュニケーション研修セミナー

経営診断は大切ですが、お金をかけてまで実施しようとする中小企業経営者は少ないように感じます。

 

原因は、経営診断に対する心理的な壁が存在するからと感じています。

 

 

 

 

 

 

経営に問題がないという思い込み

経営診断の課題は、「症状が悪くなるまで、必要ないと思われる」です。

 

会社の業績が黒字の場合は、「自分の経営判断は正しい」と考えて、あえて経営診断を依頼しません。

 

 

会社が追い込まれてから、経営相談に来るときには、手遅れになっている可能性があります。

病気になってから、病院に行く感覚に似ています。

 

 

会社経営に課題が無いという状態はありえません。

トヨタ自動車でも、常に課題を抱えています。

 

 

順調だからと、積極的に投資を拡大していたら、新型コロナの影響により裏目に出る場合もあります。

 

 

リスクマネジメントも含めて、正しく経営ができているか経営診断は必要です。

 

 

 

 

 

 

問題点に向き合う勇気がない

経営者は、トップであるので、指示命令されません。

 

上場していない限り、銀行以外から評価される機会は少ないでしょう。

銀行も、返済計画に信頼性があるかどうかぐらいで、ビジネスの内容までは評価しないでしょう。

 

あまり評価され慣れていないかもしれません。

 

 

また、経営が上手くいっていない時に、問題点を指摘されるのはつらいのかもしれません。

 

 

しかし、問題に向き合わないと、上述したように問題が取り返しのつかないぐらいに大きくなるかもしれません。

 

だから、問題が小さなうちに、経営診断をしておくことをオススメしています。

 

 

経営診断の内容の評価よりも、課題に向き合う姿勢そのものが評価される場面です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

効果的な経営診断方法

コーチング・コミュニケーション

経営診断について、「税理士さんに見てもらっているから」と言われる経営者の方がおられます。

 

税理士さんのタイプもさまざまなので、本当に人材育成や商品開発力など定性的な部分まで経営診断できているか確認が必要です。

 

また、顧問契約などの関係から、厳しい指摘ができないという状況であれば問題です。

 

参考に効果的な経営判断の方法について紹介します。

 

 

 

 

 

 

第三者に診断してもらう

経営診断について、税理士さんを活用して、社内で行っているケースがあるかもしれません。

 

税理士さんを活用しているなら、業界平均に比べて、経営指標がどうなっているか確認してもらいましょう。

 

可能であれば、第三者に診断してもらうことをオススメします。

 

社内の価値観に染まると、自社を客観的な視点で、分析できなくなる可能性が高くなります。

 

自社で上手くいっているやり方も、客観的にみれば、古くなっている可能性もあります。

 

 

 

 

 

 

経営計画とのギャップを分析する

大切なポイントは、経営計画に対して上手くいっているのかいないのか、ギャップを分析することです。

 

経営診断するには、経営計画も必要です。

 

達成できた、未達だったを確認するだけで、放置してしまっていませんか?

 

達成できたら達成できた要因、未達だったら未達になった要因の分析が大切です

 

課題の見える化と改善がない限り、会社経営が向上していきません。

 

 

 

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会社の健康診断をしよう

コーチング・コミュニケーション研修セミナー

新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、経営に大きなダメージが広がっています。

 

その中で、ニュースで、企業が売り上げがゼロの場合、資金繰りが平均2ヵ月しか持たないと聞いて驚きました。

 

 

今回の新型コロナウイルスの感染のようなケースは稀としても、日本は自然災害も多い国です。

 

 

リスクマネジメントが必要です。

リスクマネジメントをするためには、経営の見える化が必要です。

 

 

人間と同じく、会社も定期的に、健康診断が必要です。

 

会社は、必ずどこかに課題が発生しています。

 

早めに課題を見つけて改善しましょう。

会社の場合は、定期的に行えば行うほど、経営基盤が強化されます。

 

 

弊社では、経営診断サービスを行っています。

ぜひご活用ください。