ジャパニフィケーション-日本化と揶揄されないために

コーチング・コミュニケーション
「ジャパニフィケーション(日本化)」諸外国、特に先進国が懸念している言葉です。
 
日本は少子高齢化が進み、経済が停滞しています。そして人口減少ととも、経済が縮小していくことが懸念されています。これから少子高齢化が進み始める先進国がそれを懸念しているのです。
 
どのように考えていけば良いのでしょうか。個人的な考えを書いていきたいと思います。
 
 
 
 
 

ジャパニフィケーションとは

製造業
 
ジャパニフィケーションとは、諸外国が日本化していくことです。それは、良い意味での文化的な面と悪い意味での経済的な面があります。
 

文化的な面

マンガやアニメが代表されるものです。日本の文化が外国に浸透していくことをいいます。
 
国もクールジャパン戦略に力を入れています。「日本の魅力」を世界に発信し、日本で生まれたものを利用してもらう、日本に来てもらうということを狙っています。
 
日本食などが広がることも含まれるのではないでしょうか。日本の文化が諸外国に広まることは良いことです。
 
ジャパニフィケーションの良い面です。
 
 

経済的な面

 
ジャパニフィケーションの悪い面です。
 
日本は少子高齢化が進み、経済の停滞が長く続き、社員の実質賃金もバブル崩壊後以降上がっていません。それに対して、国もいろいろ試行錯誤しながら政策を打ち出していますが、効果をあげていません。そのような行き詰った状態に陥ることをジャパニフィケーションとよんでいます。
 
そして、先進国が今恐れているのが、この悪い状況に陥ることです。日本は超高齢化社会になっていますが、先進国はこれから超高齢化社会に入ります。だから日本と同じようになるのではないかと恐れているのです。
 
このコラムは経済面のジャパニフィケーションについて説明します。
 
 
 
 

日本自身がジャパニフィケーションに陥った原因

ストレスケア
 
日本自身が諸外国から懸念される状態に陥った要因はさまざまだと思います。大雑把に言えば、保守的な国民性と言えるかもしれません。しかし、バブル以前はそうでもなかったので、本質は保守的ではないと思います。
 
 
 

政治の問題

あまりコラムで政治のことは書きたくありません。しかし、日本が今の現状になっていることは政治の影響は大きいと感じます。バブル崩壊後以降、各企業は業績を改善しようと努力しましたが良くなりませんでした。日経平均も下がり続けました。それが安倍政権に変わった瞬間、逆転しました。
 
国の経済がよくなるかどうかは、一企業の影響力よりも政治の影響力の方が大きいとわかります。本気で脱出するには、政治を変えないといけません。選挙の投票率など、国民の政治への無関心も大きな課題に感じます。
 
 
 

保守的になった

アベノミクスが始まり、景気が回復し、経済が良いように回り始めたようにも見えます。しかし、バブル崩壊後、回復するまでの期間が長すぎました。失われた20年といわれた期間の間に、すっかり保守的になってしまいました。
 
日本の賃金は30年近く上がっていません。企業が「もしものために」と内部留保をため込んでいるからです。
 
賃金が上がらないから、消費をしない。消費が増えないから、企業は限られたパイで奪い合いをする。だから企業は価格競争に巻き込まれる。だから生産性が向上しない。だから賃金を上げられない。という悪循環に陥っています。
 
また、市場も、粗探しをしては、炎上し、責任を取らせる。過剰なコンプライアンスが生まれる。そして何もできなくなる。何もチャレンジできなくても、生活はできているから良いと思うかもしれません。ただし、経済はチャレンジの競争によって生まれます。
 
国全体が保守的になっていることで成長力が失われました。
 
アメリカや中国がチャレンジしている中、チャレンジしない国はおいていかれます。これから人口減少が進むことによって、経済が縮小することが懸念されています。
 
また不景気に陥ったら、ますます保守的になるかもしれません。
 
 
 

日本自身がジャパニフィケーションから脱出するには

経営人材
 
日本自身がジャパニフィケーションから抜け出すにはどのようにすれば良いのでしょうか根が深い問題なので、簡単にはいかないでしょう。政治が重要だとは思いますが、さまざまな障害があるのかもしれません。
 
ただ若いベンチャー企業が成長することによって、きっかけが生まれるのではないかと思います。
 
 
 
 

大人が楽しそうに働く

近年は「働き方改革」など、「働くことが悪いこと」のような空気があるように感じます。
 
バブル時の働き方が良いとはいいませんが、当時のことをきくと「楽しかった」そうです。仕事はものすごくハードで忙しかったけど、頑張ったらそれだけ給料がもらえたし「楽しかった」そうです。日本全体が夢に溢れていたのではないかと思います。
 
今は頑張っても、それほど給料が上がらない。どうせもらえないなら「働く時間を減らそう」となっているのかもしれません。
 
日本の若者は、諸外国に比べて将来に対して期待していない人が多いです。
 
みんながつまらないと思いながら、仕事をしていたら経済は良くならないでしょう。大人が「働くことは楽しいこと」という姿を見せることが大切と感じます。
 
 
 
 

会社が仕組みづくりをする

楽しくない仕事を「楽しそうにしろ」
やりたくない仕事に対して「やる気を出せ」
言われても無理ですね。
 
だから会社が、どのような仕組みをつくるかが大切です。そして、その仕組みは会社ごとに異なります。会社ごとに考えなければなりません。
 
どうしたら社員がやりがいを感じるかを見つけてください。それは社員とコミュニケーションを取らない限り見つかりません。会社の思い込みで始めたモチベーションアップ手法はしがちです。
 
 
 
 

楽しく働ける会社へ

マインドフルネス
 
ニュース記事でジャパニフィケーションという言葉を見かけたので個人的な考えを書きました。
 
実際、日本自身が抜け出すのは難しいのでしょう。一企業では、日本を変えられるほどの影響はつくれないと思います。しかし、各企業で始めるしかないと思います。
 
やりがいがあり、楽しく働ける会社が成長すれば、それに追随してくる会社が増えるかもしれません。そのような会社が増えれば、日本全体が変わってくると思います。