中小企業こそ経営力向上のために経営理念を!目的と効果と策定方法

自己啓発

イギリスのブレグジット、米中の貿易戦争、日韓関係、イランとアメリカの対立など、地政学リスクがめまぐるしく発生しています。その際、経営判断に迷うことが多くなります。

もし、ビジョナリー経営(理念経営)を採用していたとしたら、迷いを低減することができます。経営理念の目的と効果、策定方法について説明します。

【コーチング・コミュニケーション入門セミナー】

 

【目次】

 

 

中小企業であっても経営理念は大切

コーチング・コミュニケーション入門セミナー

中小企業は、まだ経営理念がないところが多く存在します。創業者がいるので、必要ないと考えている会社がいる一方で、必要性自体よくわかっていな会社もあります。

会社を長期的に存続させたいと考えるのであれば、経営理念の策定は重要になります。なぜなら、経営者がいなくなっても、会社は存在し続けるからです。

 

 

経営理念とは

経営理念とは、「何のためにこの会社が存在するのか」を言語化したものです。社是など、会社ごとに、呼び方は変わるかもしれませんし、多少定義が変わるかもしれません。

まれに、「売上拡大」のように、経営理念に経営目標がかかれている間違ったケースも見られます。経営理念は、経営の目的です。

経営目標は、経営の目的を達成するために立てるものです。経営理念が無いということは、会社の進むべき方向性が決まっていないということです。

 

 

ビジョンとは

ビジョンとは、経営理念(会社の目的)を達成したときの状況を表現したものです。経営理念は抽象度が高いため、ビジョンに具体化します。

ビジョンが明確になることによって、会社が進むべき方向がより具体化されます。例えば、ビジョンが「日本国民を幸せにする」のか「世界中の人々を幸せにする」のかで、戦略が変わるのです。

 

 

 

経営理念のメリット

ビジョナリー経営

経営理念が無くても、うまく経営できている会社は確かに存在します。しかし、社員が増えてくる、会社を成長させたいと考えているなら、経営理念を策定しておくことは大切です。

経営理念策定のメリットについて説明します。

 

 

経営判断の基準になる

経営理念が存在するメリットは、経営判断の基準になることです。会社の進むべき方向が決まっているなら、経営判断に迷うことが少なくなります。

そして、会社が大きくなってくると、経営者が逐一判断の指示を出すわけにはいきません。現場で意思決定してもらう必要があります。

その時、判断基準になるのが経営理念です。だから、社員が増えてくる可能性や会社を成長させたい企業は経営理念を策定することが大切です。

 

 

組織力を強化できる

2019年、ラグビーワールドカップでの日本代表の活躍以来、ワンチームという言葉がよく使われます。ワンチームとは、組織に一体感がある状態のことをいいます。

組織がワンチームになるためには、メンバーが強く達成したいと思う共通目的が必要です。ラグビーで言えば「優勝する」です。

そのメンバーが共有する共通目的の魅力が大きいほど、メンバーの貢献意欲が強くなります。組織を一丸にして組織力を強化するためにも共通目的である経営理念の策定が重要になります。

 

 

 

経営理念を策定する

コーチング

経営理念の策定が大切だとわかったところで、どのように策定していけばよいのでしょうか。残念ながら経営理念の策定方法に決まりはありません。

ここでは、弊社がサポートするときの策定方法についてお伝えします。

 

 

ビジョンを具現化する

まずビジョンを明確にして、具現化します。

次の質問に答えてみてください。

・御社がここまで達成できたら、役目を果たせたと思える状態を教えてください。
・御社のおかげで喜んでいる人たちは、どのような人たちですか?
・その人たちの喜びの声は具体的にどのようなものですか?
・御社がそれを達成できた理由は何ですか?
・それを達成した御社を、社会の人々は「何を成し遂げた会社」と呼びますか?

 

 

ビジョンを実現できる企業の存在価値

上記質問に答えているうちに、御社の存在価値が見えてきます。

ただし、注意点があります。経営理念は、抽象的になりがちです。それはそれで構わないのですが、「お客様の幸せのため」という、あまりにも一般的なものにしすぎると、御社がいなくても他の会社も同じこと言ってるとなります。

できるだけ「御社ならでは」という、経営理念であることが大切です。他の会社も目指しているビジョンであれば、世の中は別に御社がいなくても他にも存在するから大丈夫となります。

経営理念が御社ならではであるほど、そして魅力的であるほど、メンバーの離職の意欲が小さくなります。その目的を達成するためには、御社に所属するしかないからです。

経営理念はステークホルダーにとっても魅力的である必要があります。経営理念に「利益の拡大」と書かれていても、お客様にはメリットがありません。

お客様が御社を選ぶ理由がなくなります。お客様が経営理念をいちいち確認することはありませんが、経営理念が社風をつくるため、社員の態度としてあらわれます。

 

 

 

ビジョナリー経営を実現する

コーチング・コミュニケーション

経営理念を策定し、経営理念を軸に経営することをビジョナリー経営(理念経営)と呼びます。ビジョナリー経営の強みはブレない経営です。

景気変動や地政学リスクなど、外部環境の変化によって経営判断に迷うシーンは多く存在します。しかし、経営理念を策定し、ビジョンを具体化しておけば、迷うケースは減ります。

外部環境がどのように変化しようが、会社の目指すべき状態は変わらないからです。経営理念が無ければ、場当たり的な経営になります。

ぜひ経営理念を策定し、ビジョナリー経営を導入しましょう。

 

【コーチング・コミュニケーション入門セミナー】