メンタルの鍛え方~集中力を高めるマインドフルネス~

毎年のように精神疾患による労災申請が増えています。

 

職場で、メンタルヘルスの問題による休職者や退職者が発生すると、職場の雰囲気は一気に悪化します。

 

ストレス対策も、強制的に行わなければならない状況になります。

 

近年、社員のメンタルが弱くなっていると言われる方もおられます。

そうではないと考えます。

 

ストレスが強くなっているのです。

 

だからこそ、社員のメンタルの強化、ストレス対策などがもとめられています。

 

メンタルの鍛え方について、マインドフルネスによる集中力強化や、リフレーミングの方法を説明します。

 

 

 

【コラム】コーチングのビジネスが怪しい、胡散臭いと感じる理由

 

【目次】

 

メンタルの強さがもとめられている

コーチング・コミュニケーション

ストレスの多い現代、メンタルの強さがもとめられています。

 

 

 

 

 

 

精神疾患による労災申請

精神疾患による労災申請が、毎年のように増加しています。

 

ストレスチェック制度の義務化が始まり、働き方改革、健康経営、ホワイト企業など、社員の健康に気を使う施策が増えているにも関わらずです。

 

ストレス要因の増加に、対策が追い付いていないとわかります。

 

対策が追い付かず、職場でメンタル不調者を出してしまうと、職場の雰囲気の悪化、生産性の低下につながります。

 

 

 

 

 

 

 

 

働く環境の変化

職場で増え続けるストレス要因は何でしょうか。

 

一つは、企業間競争の激化です。

社員に、健康のために働く時間を減らせと指示する一方で、成果をもとめます。

 

日本は働き改革で労働時間を減らす一方で、外国企業はここぞと日本に攻勢をかけてきます。

社員は、労働時間が減っても、常に成果に対するプレッシャーが存在します。

 

もう一つは、企業間競争の激化に伴う仕事量の増加です。

IT技術が進化し、仕事が効率的に進められるようになっても、楽にはなりません。

 

その分、仕事量が増えます。

 

ひっきりなしにメールなど情報が飛び交い、同時並行で処理しなければならない仕事が増えました。

 

仕事の時間が減っても、頭の中から仕事の悩みが離れなくなるとストレスとなって蓄積されます。

 

 

 

 

【コラム】コーチングは独学でもマスターできる?~効果的な勉強方法~

 

 

 

 

 

メンタルの強さとは

人事評価制度

メンタルの強さとは何でしょう?

正しく理解する必要があります。

 

「どんなに苦しい状況に耐えられる我慢強さ」もあれば、「何も気にしないメンタルの強さ」もあります。

 

両方のバランスが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

精神的な我慢強さ?

メンタルの強さといえば、精神的な我慢強さみたいに捉えるケースが多いように感じます。

確かにその一面はありますが、依存すると危険です。

 

ストレスは確実に蓄積されます。

 

我慢強いと思って何時間も残業を継続していると、急にメンタルヘルスを病んで鬱になる方もおられます。

 

精神的な我慢強さは、責任感などとも絡み、急な強化はできません。

個人差も大きいです。

 

メンタルの強さを強化といって、「気合」など、我慢強さへの依存はオススメしません。

 

 

 

 

 

 

 

 

気にならない図太さ?

何度怒っても気にしない部下は、上司にとっては困りものです。

 

しかし、メンタル面ではその図太さはメリットです。

 

ストレスとは、不安からやってきます。

 

不安を感じるかどうかは、性格によります。

もっと言えば、気持ちの切り替えが上手いかどうかに左右されます。

 

何をしているときも仕事の不安が頭から離れないのであれば、それは確実にストレスとなって蓄積されていきます。

 

気持ちを切り替えて、目の前の物事に集中する「集中力の強化」がもとめられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンタルの鍛え方

コーチング・コミュニケーション

メンタルの鍛える方法は、我慢強さを鍛える方向に走るかもしれません。

 

このコラムでは、気持ちの切り替えの方向で説明します。

 

極端にいえば、「不安」と感じなければ、メンタルの強さは必要ないです。

 

もちろん「不安」の感情は、生命を守るために必要です。

「不安」は、よくわからないから「不安」なのです。

 

「不安」を正しくとらえる必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

リフレーミングの方法

物事の捉え方を変える方法に「リフレーミング」があります。

 

「フレームを変える」方法です。

 

私たちは、出来事に対して「良い・悪い」など、さまざまなフレーム、フィルターを通して物事を見ます。

 

例えば、説得しても意見を認めてくれない上司に対して、「頑固、融通が利かない」とフレームを通してみるようになります。

 

「芯が通っている、こだわりが強い」のフレームを通した見方もできます。

 

どのようなフレームを通すかによって、ストレスが変わります。

 

また、さまざまな視点で物事をとらえる練習にもなります。

 

忙しい仕事についても、優先順位の判断ができると、今やらなくても良いもの、誰かに頼んでも良いものなども見つかるかもしれません。

 

ストレスの多い状況になると、冷静な判断ができなくなります。

まずはストレスを感じにくくなるように、考え方の柔軟性を鍛えなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

集中力を高めるマインドフルネス

メンタルの強さは、ストレスを感じている時間の短縮化でも得られます。

目の前の物事に集中できていれば、不安は意識から離れます。

 

集中力を強化する方法に、マインドフルネスがあります。

 

Googleなどでも取り入れられている方法です。

基本的な方法は、とても簡単です。

 

呼吸に集中するトレーニングを行います。

 

1.呼吸に集中する

2.雑念(悩み、不安など)がわいてくる

3.雑念に気づく

4.呼吸に意識を戻す

 

この流れを、5分~30分毎日数回繰り返します。

 

継続によって、集中していられる時間が長くなります。

 

不安から意識を離す、集中力の強化でメンタルも強化されます。

 

 

 

 

【コラム】メンタルヘルスとは~職場でメンタル不調者を出さない~

 

 

 

 

 

ストレスに対する抵抗力をつけよう

コーチング・コミュニケーション

現代は、ストレス社会といわれます。

 

ストレス対策の商品やサービスも展開されていますが、ストレスの増加に追い付いていないようです。

 

増え続けるストレスですが、個人個人でストレスコントロールも可能です。

不安をどのように捉えるかによって、ストレスの大きさは変わります。

 

不安は、「よくわからない」状態が作り出します。

 

不安の明確化でも、ストレスを小さくできます。

 

ストレスコントロール法に、コーチング・コミュニケーションの習得をオススメしています。