職場の雰囲気を悪くするネガティブな社員の対処法
最近の若い人はメンタルが弱いと耳にします。
おそらく、メンタルが弱いよりも、保守的、ネガティブな感じがあります。
小さい頃から日本の経済の大変さを教え込まれ、ブラック企業や中小企業の大変さ、ワイドショーで悪いニュースばかり聞かされてきた経験から保守的になっていると考えられます。
内閣府のアンケート調査でも、将来に期待している若者は日本だけ極端に低いです。
そのような社員とのつきあい方について説明します。
【コラム】コミュニケーション能力が低いのは上司と部下のどちら?
【目次】 |
ネガティブな社員の問題
ネガティブな社員がいると、さまざまな悪影響があります。
管理職がネガティブになると、より大きな問題となります。
どのような問題につながるのかを説明します。
生産性が落ちる
ネガティブな社員がいると、生産性が落ちます。どんな提案があっても、「それは難しい」など否定的な意見で止めてしまうからです。仕事が前に進まなければ、生産性が落ち込みます。また、「発言しても無駄」とネガティブな考えを持っていれば、会議でも発言しません。発言や提案が無ければ、改善もすすまないので生産性が低下します。
他の社員のモチベーションも下げる
ネガティブな雰囲気は、他の社員へ影響を与えます。ネガティブな発言ばかりで、仕事をしない社員がいれば、他の社員の不満へつながります。場合によっては、モチベーション高く仕事をすることに、しらけます。否定的な発言する管理職が居れば、その部下は発言するモチベーションが下がります。社員同士、モチベーションを下げるコミュニケーションをとります。
ネガティブな社員とのつきあい方の難しさ
ネガティブな社員とのつきあい方は難しいです。
さまざまなタイプが存在し、ネガティブな度合いもさまざまです。
よく耳にするタイプについて紹介します。
報連相をしてこない
報連相をしない、発言をしないタイプです。
仕事を頑張るに対して、ネガティブで消極的です。
残業など、過敏に過労に対してネガティブな意見を持っています。
こちらからいちいち仕事の進捗確認しないと、何もしていなかった場合もあります。
同じ注意を繰り返さないといけない
仕事をなかなか覚えないタイプです。
仕事に、「むずかしい」「わからない」を連発します。
教えても、また同じ失敗をします。
覚えられないから怒られてを繰り返していくうち、自信を失っていきます。
コミュニケーション能力を高めよう
ネガティブな社員とのつきあい方に大切なのはコミュニケーション能力です。
大切なのは、このようにすれば、ネガティブな社員と上手につきあえる絶対的な方法は無いです。
ネガティブな社員といっても、さまざまなタイプがあるからです。
さまざまなタイプに合わせて、柔軟にコミュニケーションをとらなければなりません。
「聴く力」の強化
ネガティブな社員に共通するのが、「壁」をつくっている点です。守りに入っています。
「指示命令されたくない」「責任を負いたくない」「失敗したくない」など、そのリスクを与えてくる管理職に「壁」をつくります。
「壁」を取り除かない限り、コミュニケーションをとれません。
「壁」を取り除く方法は、「聴く力」の強化です。
相手の「考え方」などを理解してあげようとする力です。
ネガティブな社員も「自分を理解してくれる人だ」「自分に危害を加えない人だ」とわかってきたら心を開き始めます。
部下のタイプはバラバラ
「聴く力」を強化すれば、どのようなタイプの部下でも心を開いてくれるのか、といえば、そうでは無いです。
いつかは可能だと思いますが、どれぐらいの時間がかかるかわかりません。タイプによっては不可能、もしくは時間がかかります。
だから、採用面接が必要なのです。
一旦採用したからには、努力する必要がああります。
「聴く力」を強化し、社員同士の信頼関係を強化しましょう。
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コミュニケーション能力と柔軟性の強化
「聴く力」を強化したからといって、全てのタイプに効果があるわけでは無いです。
しかし、「聴く力」を強化すれば強化するほど、そのタイプの対象範囲は広がります。
社員といってもさまざまなタイプがいます。
さまざまな社員が入社してきても対応可能な管理職を目指しましょう。