部下のモチベーションを下げる上司にならない
会社という組織で仕事をするなら、社員のモチベーションは欠かせません。
社員の主体性、積極性の有無によって、チームワークの強さが変わるからです。
チームワークの強さは、仕事のスピードに影響します。
上司にとって、部下のモチベーションマネジメントは大切な仕事です。
多くの上司が、部下のモチベーションが低いと悩みます。
そして、本人のやる気の問題と考えがちです。
正しいかもしれませんが、間違っていた場合、それは問題となります。
もし、上司が原因である場合、部下の責任にしているかぎり、改善されることはありません。
例えば。
学生時代を振り返って、好きな教科、嫌いな教科があったと思います。
苦手な教科が生まれたのは、学生本人が原因でしょうか?それとも先生の原因でしょうか?
本人が原因の場合もあったかもしれませんが、「授業が面白くなかった」などもあるのではないでしょうか。
上司や先輩が部下のモチベーションを下げてしまう場合があります。
仕事をスムーズに進めるには、部下のモチベーションを高める上司にならなければなりません。
大切なのは、部下との関わり方です。
上司ならではのコミュニケーション能力がもとめられます。
【コラム】部下が退職を決意する前にモチベーション低下の理由に気づく方法
| 【目次】 |
社員のモチベーションアップが重要
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社員のモチベーションアップが重要です。
スポーツでもなんでも、チームメンバーの能力が同じであれば、モチベーションの差が勝敗を決めます。
どんなに能力の高い人材を採用したとしても、モチベーションが低ければ生産性が低くなるでしょう。
人材という経営資源を効果的に活用するためには、社員のモチベーションマネジメント能力が必要です。
生産性改善
少子高齢化による労働人口の減少。
働き方改革による労働時間の削減。
少ない人数、少ない時間で、高い成果を得る、生産性改善が企業にもとめられています。
生産性改善には、社員のモチベーションアップが欠かせません。
「やる気ないチーム」と「やる気いっぱいのチーム」
同じ作業でも、成果が異なります。
社員のモチベーションの高さに、会社の業績が左右されるのです。
会社が成長させられるかは、社員のモチベーションをアップできるかにかかっています。
離職率改善
労働人口が減少傾向にある中で、離職率改善は大きな課題です。
貴重な人材が退職すると、それだけで生産性がダウンします。
離職率が高まる要因は、会社でのストレスの増加です。
ストレスが増えて、モチベーションが大きく低下した結果です。
モチベーションが下がりきった結果、退職へとつながってしまいます。
離職率を改善するためにも、社員のモチベーションアップが必要です。
【コラム】コミュニケーション能力とは-仕事で必要とされる理由と高める方法
社員のモチベーションを下げる上司
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社員のモチベーションを下げる要因は何でしょうか?
ストレスが増加し、モチベーションが下がりきった結果、社員は退職を決断します。
「会社の退職理由ランキング」「職場のストレス要因ランキング」を調べてみてください。
おそらく「上司との人間関係」が目に付くのではないでしょうか。
社員のモチベーションをアップするには、「上司との人間関係」を改善する必要があります。
やりがい搾取
「やりがい搾取」という言葉あるそうです。
権限を使って、部下に雑用を押し付けます。
当然、部下のモチベーションを下げます。
部下がやりがいを感じるように仕事を任せているか。
上司の責任です。
「部下は、上司に従うのが当然」という考え方では、部下のモチベーションは下がるでしょう。
人間関係が全ての原因
会社を退職する理由、職場のストレス要因のどちらも、上司との人間関係が大きな課題となっています。
・仕事に対して評価をしてくれない
・すぐに否定、批判をしてくる
・雑用ばかり任せてくる
・指示命令が締め切り間際にくる
・発言がコロコロ変わる
・いつもイライラしている
・リーダーシップがない
このような行為が、部下にストレスを与えます。
結果、モチベーションを下げます。
社員のモチベーションを高めるには、上司との人間関係を改善しなければなりません。
部下のモチベーションをアップする
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部下のモチベーションをアップするには、まず人間関係改善から取り組むのが大切です。
しかし、人間関係改善はすぐにできません。
人間関係を改善するには、コミュニケーション能力の改善が大切です。
しかし、コミュニケーション能力の改善はすぐにできません。
コミュニケーションが課題と言われ続け、数十年経過した今でも、課題としてありつづけています。
業務を優先し、後回しにされる結果でしょう。
コミュニケーションの改善は難しいのです。
2,3年はかかると考えて、他の業務と並行しての継続が重要です。
コミュニケーション能力の強化
人間関係を改善するためには、コミュニケーション能力の強化が必要です。
「コミュニケーション能力を強化する」方法として、多くの方が、「話す力」を強化しようとします。
どのようにしたら部下を説得できるかを考えます。
部下をどうにかして指示に従わせようとします。
どんなに上手く伝えたところで「雑用」は「雑用」です。
部下からしたら、「あの手この手でうまく利用しようとしてるな」と感じるだけです。
不信感を強化する可能性があります。
大切なのは「聴く力」の強化です。
相手の話を聴かずに、一方的に自分の意見を通そうとするから衝突するのです。
話を聴かないから、部下は「わかってくれない」と不満を持つようになるのです。
上司には、「相手の話を聴く力」がもとめられます。
コーチング・コミュニケーション
「聴く力」が重要です。
しかし、多くの方が「聴く力」の強化方法を習ったことがありません。
「ちゃんと聴きなさい」と言われるぐらいです。
「聴く力」の強化方法は、コーチング・コミュニケーションをオススメします。
コーチングスキルを取り入れたコミュニケーションスキルです。
コーチングとは、聴く力に重点を置いたコミュニケーションです。
傾聴力、質問力、フィードバック力で構成されます。
コーチングで重要なのは、信頼関係です。
信頼関係構築方法を学べます。
信頼関係は人間関係改善につながります。
社員のモチベーションアップには、人間関係改善が欠かせません。
【コラム】チームワークの一体感を醸成するコミュニケーション方法
部下のモチベーションを高めよう
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社員の働く環境が大きく変化しつつあります。
人手不足、働き方改革、副業解禁、グローバル化、終身雇用制度の廃止など。
人材の流動化が進めば進むほど、チームをまとめる管理職の責任は大きくなります。
チームマネジメント能力がもとめられます。
チームマネジメントで重要となるのが、コミュニケーション能力です。
メンバーのモチベーションをうまく引き出さなければ、協力を得られないからです。
コミュニケーション能力をアップして、部下のモチベーションを高められる上司になりましょう。