感受性訓練とは~心理学を組織開発に活用する方法~

コーチング・コミュニケーション研修セミナー

会社経営において、組織開発は重要です。

組織のメンバーが協力し合う関係なのか、自分勝手に行動する関係なのかによって生産性が大きく変わります。メンバー同士のコミュニケーションの活性化が重要です。

 

組織開発、コミュニケーションの活性化のために、感受性訓練という方法が存在します。人の行動が他人にどのような影響を与えるかを確認する訓練です。

 

企業研修として取り入れられる会社も存在します。感受性訓練について説明します。

 

 

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【目次】

 

感受性訓練とは

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感受性訓練(センシティビティ・トレーニング)とは、コトバンクで調べると次のように説明されています。

 

心理学用語。人間関係の集団的訓練法の一つ。 K.レビンのグループ・ダイナミックスに端を発し,その後門下生の R.リピットらにより種々の方向に展開。心理,教育,経営,宗教活動などの分野で利用されるようになった。エンカウンターグループ encounter groupとかTグループ training groupといわれる 10人あまりのメンバーから成る合宿訓練において自主的な自由討議を行い,それを通して自己や他人に対する理解力,集団形成過程への洞察を高めて社会的な感受性と行動の柔軟性などを体得し,体験を通して学習を行う。そこでは知識や技術の習得よりも情緒的な過程の理解が重視される。
(出典:コトバンク「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」:https://kotobank.jp/word/感受性訓練-48887

 

簡単に言えば、他人の言動が自分の感情にどのような影響を与えるのかの体感。逆に言えば、自分の言動が他人の感情に影響を及ぼしているのを実感します。

 

 

 

感受性訓練の目的

感受性訓練の目的は、さまざま存在すると思いますが、直接的な目的は自分と他人の理解を深める力の向上です。結果、人間関係の改善、ストレスの改善を狙います。

 

喜怒哀楽の感情を作り出すのは自分自身なのだと理解します。特定の人の行動に対して、「ずっと怒っている人」もいれば、「気にしない人」も存在します。

 

感受性の違いは、それぞれの人の価値観によって変わります。自分自身がすぐ怒る事柄も、他の人は異なる場合もあると知ります。

 

ただ価値観が異なるだけ、そして価値観は違っても良いという事実を知って、自分と他人の理解を深められます。

 

 

 

感受性訓練の方法

感受性訓練の方法について、ダイヤモンド社のホームページで次のように紹介されています。

 

態度・行動変容の技法として位置づけられている能力開発訓練技法。集団の中で互いにありのままの自分を出すことで、自他の感情を客観的に理解し、状況に適合した行動がとれるようになることを目的とする訓練。一般的には、トレーナーより議題や訓練の進め方が提示されることはほとんどなく、受講者自らが訓練から何を得るか、訓練をどう進めていくかを考えなければならない。
(出典:ダイヤモンド社:https://jinzai.diamond.ne.jp/terms/57/

 

決められたルールがなく、テーマや進め方も参加者で決めなければならないとなっています。参加者も面識がないメンバーが望ましいそうです。

 

しかし、実際行うのであれば、面識あるメンバーの方が実施しやすいでしょうし、テーマも仕事に絡んでいる方がいいでしょう。目的意識をもって行うのが大切です。

 

 

実施方法の一例をあげます。

1.4,5人のグループをつくります
2.テーマを決めます(例:社員が意識すべき事柄)
3.メンバー順番に3分ぐらい主張をスピーチします
4.一人がスピーチしている間、他のメンバーは聴いて感じたことをメモしておきます
5.メモをフィードバックします。発表者は自分の主張が相手に与える影響を確認し、フィードバックした人は他の人が自分と異なる感想を持っている事実を確認します。
(※本音でフィードバックできる環境でないかぎり効果はあらわれません)

 

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感受性訓練がもとめられる理由

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感受性訓練がもとめられる理由は、人間関係改善とストレス低減です。職場のストレス要因の多くは人間関係から発生します。

心理学者のアドラーは「すべての問題は人間関係に起因する」といっているぐらいです。

 

 

 

自分と他人の理解を深める

人はときどき「そんなことでいつまでも怒らなくてもいいのに」と思うような出来事を根に持つ、ちょっとした失敗をひきづっている場合があります。

 

そして、自分以外もみんな同じ意見を持っていると勘違いする場合も存在します。勘違いがたまに自分を苦しめます。

 

「なんでそうなるんだ?」「なんでわかってくれないんだ?」視野が狭くなると自分中心に物事を考えがちです。

 

それを補正するには、自分のものごとの捉え方を客観的に確認する、人それぞれ物事を異なる捉え方をしている事実を確認するのが大切です。

 

物事の捉え方は自分でコントロールできると知ると、感情のコントロールができるようになり、ストレスが低減します。

 

 

 

人間関係改善

感受性訓練の一番の目的は人間関係改善でしょう。人間関係悪化の要因は、意見や価値観の違いから相手を認められない体験からスタートするでしょう。

 

人それぞれ育った環境も異なりますし、まったく同じ意見や価値観を持った人間はこの世にいません。意見や価値観が違うのは当たり前、違ってても良いと理解するのが大切です。

 

「そういう考えもありますね」とお互いの意見や価値観を認められるようになると、人間関係が改善に向かいます。

 

 

 

 

 

感受性訓練活用の注意点

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感受性訓練は、実際はあまり活用されてないのではないかと感じています。前の職場では実施した経験ないですし、中小企業診断士試験の勉強をしていて初めて知った言葉です

 

コミュニケーションやメンタルヘルスの研修はパフォーマンス的に行われるケースが多く、効果を出すまで活用するケースは稀でしょう。

感受性訓練も効果が出るまではかなりの時間を要します。

 

 

 

人は簡単には変わらない

感受性訓練をしたから、直後からいきなり人間関係がよくなるケースは無いです。何年もかけて作ってきた価値観がいきなり変わるケースはありません。

 

考え方が違うからといって、いきなり相手の考えを認めるのは難しいでしょう。感受性訓練はあくまで意見や価値観の違いをしるきっかけづくりです。

 

変化はゆっくり行わなければなりません。つまり感受性訓練は、訓練後にどのような取り組みを継続するかが重要です。

 

 

 

良い悪いの判定はしない

人はときどき、自分の意見や価値観を持つ人を正しい、異なる意見や価値観を持つ人を間違っていると判断してしまいます。基本的に人の意見や価値観に間違いは無いです。

 

もちろん道徳的、倫理的に間違っているものは存在するかもしれませんが、基本的に人の価値観に良い悪いはありません。悪いと判断されると相手は心を閉ざします。

 

お互い「認める」を意識するのが大切です。

 

 

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感受性訓練でコミュニケーションを改善しよう

コーチング・コミュニケーション

感受性訓練について説明してきました。実際に行うには難しい面も多いと思いますが、自分と他人の理解を深めるには大切です。

 

職場のコミュニケーション不全は、仕事の生産性を大きく低下させます。職場の人間関係を改善するためにもぜひ活用してみてください。

 

弊社では、コーチング・コミュニケーションを導入しての人間関係を改善をサポートしています。研修を行っていますのでぜひご活用ください。

 

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