コアコンピタンス、ケイパビリティ、コンピテンシーの違い

コーチング・コミュニケーション研修セミナー

コアコンピタンス、ケイパビリティ、コンピテンシーの違いを説明できますか?

 

よく使われるキーワードですが、改めて質問されると曖昧になっているかもしれません。そこで、それぞれの違いについて整理します。

 

どれも大切なキーワードではありますが、もっとも重要なのはコンピテンシーです。コンピテンシーが無ければ、コアコンピタンス、ケイパビリティが弱くなるからです。

 

 

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【目次】

 

コアコンピタンス、ケイパビリティ、コンピテンシーの意味

コーチング・コミュニケーション研修セミナー

企業経営のキーワードの中で、コアコンピタンス、ケイパビリティ、コンピテンシーの違いが、ややこしくなりがちなので整理します。

 

 

コアコンピタンス

コアコンピタンスとは、Weblio辞書に次のようにあります。

 

企業が競合他社に対して圧倒的に優位にある事業分野や、他社にはない独自の技術やノウハウを集積している中核となる部門。

(出典:Weblio辞書「三省堂 大辞林 第三版」:https://www.weblio.jp/content/コアコンピタンス)

 

「会社の強み」と言い換えることもできるでしょう。

コアコンピタンスがあれば、企業間競争を優位に進めることができます。

 

 

 

ケイパビリティ

ケイパビリティとは、Weblio辞書に次のようにあります。

 

能力、手腕、性能、などを意味する英語。「できる」「有能だ」といった意味を持つ単語「capable」の名詞形。ビジネス用語として、とりわけ(資産などに依存しない)手腕という意味合いにおいて能力を論じる場合に「ケイパビリティ」とカナ書きされる場合がしばしばある。

(出典:Weblio辞書「実用日本語表現辞典」:https://www.weblio.jp/content/ケイパビリティ)

 

単に「会社の能力」を意味し、強みであるかどうかは別のようです。しかし、「会社の強み」のような使い方をされることも多いように感じます。

 

 

 

コンピテンシー

コンピテンシーとは、Weblio辞書に次のようにあります。

 

コンピテンシー(英: competency )とは、業績の優秀な人がその業務についておこなっている、好業績を生む原因となっている行動の特徴、またそのような特徴を備えているかどうかの指標のことである。「行動特性」と言い換えることが多い。「コンピタンシー」ともいう。もっぱら人事を中心とするビジネスや教育の分野で用いられる専門的な用語である。

(出典:Weblio辞書「実用日本語表現辞典」:https://www.weblio.jp/content/コンピテンシー)

 

会社全体よりも、会社に所属する社員に焦点が当たっています。「会社の強み」を生み出す社員の行動特性を示します。

 

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それぞれが重視される理由

コーチング・コミュニケーション

コアコンピタンス、ケイパビリティ、コンピテンシー、これらのキーワードが重視される理由は、企業の成長に重要だからです。

 

 

競争優位性の確保

会社経営で大切なポイントは、持続的な成長です。持続的成長には、企業間競争に勝ち続けなければいけません。

 

企業間競争に勝つには、武器が必要です。武器がコアコンピタンス、ケイパビリティです。そして武器をつくりだすのが従業員のコンピテンシーです。

 

 

収益力の強化

会社が持続的な成長を行うためには、優秀な人材の獲得や投資を行う必要があります。

 

その資金を獲得するには、収益力の強化が大切です。収益力を強化するには、顧客から価格以外の要素で選ばれる必要があります。

 

その要素がコアコンピタンス、ケイパビリティです。その要素を作り出すのが従業員のコンピテンシーです。

 

 

 

 

 

競争優位性の課題

リーダーシップ

企業経営をしていて、コアコンピタンスやケイパビリティの重要性は皆わかっています。しかし、わかっていながら構築がとても難しいです。

コアコンピタンス、ケイパビリティ、コンピテンシーの課題について説明します。

 

 

強みは期限がある

コアコンピタンスやケイパビリティは、永遠には続きません。

なぜなら企業間競争があるからです。自社のコアコンピタンスやケイパビリティを無効にするように、競合企業が仕掛けてくるからです。

 

会社は継続的にコンピタンスやケイパビリティを生み出す、もしくは改善することがもとめられます。

そのため、コアコンピタンスやケイパビリティを生み出す、従業員の行動や能力、コンピテンシーがカギになります。

 

 

 

コンピテンシーの強化がカギとなる

企業はコアコンピタンスやケイパビリティを生み出し続けることがもとめられます。そのカギはコンピテンシーの強化です。

 

コンピテンシーは優秀な社員に備わっている特別なものと捉えると、その社員に依存する会社になります。

 

大切なのはすべての社員がコンピテンシーを持てるような組織風土を構築することです。

コンピテンシーを強化する組織風土を持つことができたら、それがまたコアコンピタンスやケイパビリティとなります。

 

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会社の強みをつくる人材を育成しよう

コーチング・コミュニケーション

コアコンピタンス、ケイパビリティ、コンピテンシーなど、横文字がならび分かりにくいキーワードを整理しました。

日本語で言えば、「会社の強み」と「会社の強みをつくる社員」です。

 

重要なのは「会社の強みをつくる社員」がいないと、「会社の強み」は生まれないという点です。

 

そのため、会社にもとめられる能力(ケイパビリティ)は、優秀な人材を育成する力です。

 

そして、多くの企業が苦しんでいる課題です。もし他社に先駆けて、優秀な人材を育成する仕組みができたら、それがコアコンピタンスとなり、企業間競争が優位になるでしょう。

 

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