連鎖退職による倒産を防ぐ方法

人事評価制度

人手不足倒産が過去最高に増えたなど、人材に関するニュースをよく耳にします。その一方で、早期退職募集が増えているなど、人材の流動化が進んでいます。

良い人材をいかに確保するかの企業間の人材獲得競争が激しさを増しています。そのような中、連鎖退職という問題が発生している会社もあります。

連鎖退職がどうして発生するのか?どのようにして対応するのか?について説明します。

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【目次】

 

 

連鎖退職が話題

離職率

人手不足が進む中、企業は採用活動に力をいれています。しかし、終身雇用が形骸化しつつ、新卒一括採用の廃止など、若者の働く意識が大きく変わってきています。

そのため、定着率が課題になっていますが、近年連鎖退職という現象が問題になっています。

 

 

連鎖退職とは

連鎖退職とは、その名の通り、一人退職したのにつられて、次々の連鎖的に退職が発生することをいいます。人手不足と言われる状況の中、一人退職するだけでも大変なのに、複数人数で発生すると大きな問題が発生します。

連鎖退職によって会社が受けるダメージは大きいです。少人数の部署であるほど、ダメージが大きくなります。連鎖退職を発生させた部署の上長の責任は重いです。

 

 

連鎖退職が発生する原因

社員が退職する理由は、インターネットで調べると数多く出てきます。「給料が安い」という理由も大きいですが、本質はそこではありません。

大企業より「給料が安い」会社は数多くあります。「給料が上げられない」から仕方がないと考えていたら、対策を誤ります。

給料が低いということは、評価されていないと考えているからです。仕事が面白くないから、割に合わないと考えられているのです。

 

 

 

連鎖退職が倒産につながる可能性

メンタルヘルス

連鎖退職が発生すると、規模が小さい会社ほど倒産のリスクが高まります。100人でやっていたところを4人辞められるのと、5人でやっていたところを4人や辞められるのでは、衝撃度が違います。

もちろん後者の方が、ダメージが大きくなります。実際にどのような問題が発生するのでしょうか。

 

 

生産性の大幅な低下

連鎖退職が発生すると、生産性が大きく落ち込みます。5人で生産していたものを、1人で生産することは難しいでしょう。

人数が減った分だけ生産量が落ち込みます。無理して仕事を処理しようとすると、疲労がたまり、さらに生産性が落ち込むでしょう。

また新しく人を採用したとしても、退職した人と同じレベルの生産性に戻すには、教育期間が必要になります。

 

 

コストの増大

人が減った分を残った人で処理しようとすると、時間外手当が必要になります。新しい人材を採用しようとしたところ、人件費が上昇しがちです。

退職した人にかかった採用コスト、教育コストが無駄になり、新しく採用コスト、教育コストが必要になります。非効率になっている期間に生産できたはずの売上高を考えると機会損失も大きなものになります。

連鎖退職を発生させてしまうことは、会社に大きな損害を与えることになります。

 

 

 

連鎖退職による倒産を防ぐ

連鎖退職

上述したような問題が、資金繰りがギリギリのときに発生すると倒産する危険性があります。人が減って売上高を確保する生産が行えない場合、赤字が継続する可能性があるからです。

倒産しないように、前もって、連鎖退職に対する予防をしておかなければなりません。

 

 

連鎖退職に備える

もし連鎖退職が発生したとしても、しばらくは大丈夫なような経営状態にしておくことです。まずは、外部環境の変化、内部環境の変化に対して、揺るがない経営体質の強化がもとめられます。

倒産に至るのは、債務超過に陥り、借金の返済について、2回不渡りを出すからです。つまり日ごろから自己資本比率と利益率の強化に努める必要があります。

企業によっては税金が払いたくないからと、利益を最小限に抑えることがあります。そうすると自己資本が増えません。借金体質になります。

利益率を高くしておくことは、多少売り上げが下がったとしても、赤字になるまでのバッファが大きいことを意味します。利益率を高くするには、価格アップとコストダウンが必要です。

どちらも経営努力が必要です。

 

 

連鎖退職の発生自体を防ぐ

そもそも、連鎖退職が発生しないようにすることです。連鎖退職が発生するということは、社員が辞めたくなる会社ということです。

社員が辞めたくなる理由は、上述したように「退職理由ランキング」で検索すると数多くでてきます。利益率をアップするためにと、人件費を下げすぎると給料が低いという理由で辞められる可能性があります。

数多くの理由がありますが、大きな割合を占めているのが、職場の人間関係です。社員同士のコミュニケーションが問題となっています。

信頼しあえる仲の良い職場なら、なかなか人が辞めにくいといえます。

 

 

 

魅力的な職場なら悩まなくて良い

モチベーションアップ

働く環境が大きく変化し、社員の仕事に対する意識も大きく変化しています。そして、転職に対するハードルも低くなっています。

そのため、離職率の改善など、企業によっては課題に感じているところもあるでしょう。一方で採用も離職率についても悩んでいない会社もあります。

会社自体が魅力的であれば、社員は自ら寄ってきますし、一度入ったら辞めたがりません。まずは魅力的な会社づくりに取りかかりましょう。

数年レベルの改革になるため、途中でやめないことが重要です。

 

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