新入社員・若手社員のコミュニケーション研修セミナー
新入社員・若手社員のための研修セミナーというと、ビジネスマナーや仕事の進め方研修を思いつくかもしれません。
弊社では、コミュニケーション能力強化をオススメしています。
他のスキルも、コミュニケーション能力があって初めて発揮されます。
コミュニケーションは大切とわかっています。
しかし、なかなかコミュニケーション能力は改善されません。
コミュニケーションがうまくとれないと、仕事がスムーズに進みません。
仕事がスムーズに進まないことが不満へとつながり、組織の雰囲気を悪くします。
まずはコミュニケーション能力が大切です。
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【目次】 |
若手社員にもとめられるスキル
会社が社員にもとめるスキルも、上司が若手社員にもとめるスキルも同じです。
会社に手間をかけさせずに、会社が期待する成果をあげなければなりません。
逐一指示を必要とする社員になると、上司は自分の仕事ができなくなります。
また問題が発生した場合も同様です。
若手社員には、柔軟に意思決定し、積極的な行動がもとめられます。
主体的行動力
主体的行動力のある社員とは、会社視点でいうと「やる気のある社員」です。
モチベーションの高さは、行動としてあらわれます。
会社と立てた個人目標に向かって、主体的に行動する力がもとめられます。
壁にぶつかった場合も、報連相を行うなど、主体的に課題を乗り越える力も含まれます。
まずは会社の生産性を高めるには、指示待ち社員よりも主体的に動く社員がもとめられているのだと知る必要です。
論理的思考力(ロジカルシンキング)
主体的行動を行うには、考える力が必要です。
主体的に行動するにしても、何故その行動をしたのか説明できる力がもとめられます。
その力が論理的思考力です。
ロジカルシンキングとも呼ばれます。
壁にぶつかったときも、自分で解決できるのか、判断を仰いだ方が良いのか、即座に判断する必要があります。
人に何かを説明するときも、論理的に説明できないと、何が言いたいのか分からないとなります。
自分の考えを、論理的に整理する思考力が必要です。
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上司が理解しておかなければならないこと
若手社員に成長してもらいたいと思うために、上司が理解しておかなければならないことを説明します。
若手社員を成長させるには、何よりもモチベーションアップを優先させなければなりません。
やる気のない社員を育成しようとしても大変です。
また上司自身が部下のやる気を無くさせるような言動をすると、若手社員の研修セミナーにお金と時間を費やしても無駄になるかもしれません。
若手が成長するかどうかは上司次第
若手社員が成長するかどうかは、上司次第です。
・人材育成に力を入れる上司か
・部下のタイプに柔軟に合わせられる(褒めて伸びるタイプ、叱ると奮起するタイプなど)
・社員のやる気を引き出す上司か、やる気を失わせる上司か
・教え方が上手い上司か
・社員の主体性を認められる上司か
上司の中には、「やる気のある若手社員が良い」とする一方、「変なやる気は出さず、指示命令に素直にこなしてくれたら良い」と、相反する考えを持つ場合があります。
主体性のある社員は、自分で考えて行動するので、上司の想定の範囲を超える場合があります。
その時、どのようにマネジメントするかによって、部下の主体性の強さは左右されます。
若手が育つ環境づくり
若手社員が成長するかは、職場環境に左右されます。
次のような職場の場合、若手社員は主体的な行動を控えるでしょう。
・社員同士、粗さがしをする
・責任を押し付けあう
・提案した人の仕事の負担が増える
・社員同士が非協力的
・いかに楽して働くかが組織風土として定着している
・出る杭は打たれる文化
若手社員が成長するには、これらを逆転させるような職場環境をつくる必要があります。
その職場環境をつくれるかは、上司にかかっているのです。
若手社員のコミュニケーション能力強化
弊社では、若手社員のための研修セミナーとして、コミュニケーション能力強化を勧めています。
コミュニケーション能力の強化は、論理的に考えて話す論理的思考力の強化につながります。
また、積極的なコミュニケーションは、主体性向上にもつながるからです。
話す力
若手社員のころは、「話す力」の強化がもとめられます。
報告、連絡、相談のとき、状況に合わせて自分の考えを整理して、相手にわかりやすく伝える力を強化する必要があります。
プレゼンテーションや営業での、お客様への説明、会議での発言なども同様です。
「話す力」を強化する方法は、
「どのようにしたら相手に理解してもらえるかを考える」
「実際に話してみる」
「どうだったか検証する」
「改善する」
のPDCAを繰り返し続けるしかありません。
上司が「話す力」を試す機会をどれだけ作れるかによって、「話す力」の成長が左右されます。
聴く力
「聴く力」とは、上司の指示命令を素直にきく力ではありません。
情報を引き出す力です。
コミュニケーションは、誤解が生まれやすいです。
上司が「伝えたつもり」、と若手社員が「伝えられた」には、ズレが生じやすくなります。
基本的には、上司の確認が責任です。
しかし、若手社員も努力する必要があります。
例えば。
上司が「できるだけ早くお願い」と頼んできた仕事について、「できるだけ早く」とはどれぐらいでしょうか?
また、「報告書簡単でいいから作成しといて」と頼んできたとき、「簡単の程度」はどれぐらいでしょうか?
もし、上司の意図から、悪い方向に判断してしまった場合、上司を怒らせてしまいます。
「不明確と感じた情報を、正確に確認する」という力がもとめられます。
それが「聴く力」です。
「聴く力」を強化する方法は、コーチング・コミュニケーションのトレーニングです。
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コーチング・コミュニケーション研修セミナー
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、企業の人手不足感は一旦は収まりつつあります。
しかし、日本の人口が減少していくので、また人手不足に陥るリスクはつきまといます。
企業にもとめられるのは優秀な人材の囲い込みです。
そして、優秀な人材を育てる力です。
若手社員を育てる研修セミナーは数多く存在します。
その中でも弊社は、コミュニケーション能力強化をオススメしています。
コミュニケーション能力強化は、単に能力強化だけでなく、職場の人間関係強化にもつながります。
せっかく研修を受講させてしまっても、退職されてしまったら無駄になります。
コミュニケーション能力を強化しつつ、長期計画での人材育成が大切です。