コーチングの種類は?セッションを受ける前に確認

「コーチングセッションを受ける」ときいて、どのようなイメージが浮かびますか?

 

「モチベーションが高まる」「目標が明確になる」とポジティブなイメージがある。

一方、「コントロールされそう」「指導される」とネガティブなイメージも持たれている人もいます。

 

 

企業でコーチングスキルの活用が注目されています。

大企業では、管理職になるとコーチング研修を受講する、部下に1on1ミーティングを行うなどが活発に行われています。

コーチングセッションを受ける機会も増えています。

 

活用の広がるコーチングセッションについて、受けるメリット、デメリット、注意点などを説明します。

 

コーチングセッションは効果的なスキルですが、誰がやっても同じ効果が得られるわけではありません

それは、お医者さんや学校の先生など、全てのサービスと同じです。

 

 

 

 

コーチング・コミュニケーション
 
コーチングとは、クライアントの相談に乗り、課題の解決をサポートするスキルです。
 
 
 
課題を解決するスキルに、「ティーチング」「コンサルティング」「アドバイス」などが存在します。
 
目的は同じですが、コーチングはアプローチ方法が異なります。
 
 
それは、原則「教えない」です
 
 
 
「傾聴」「質問」「フィードバック」のスキルを使って、クライアントから気づきを引き出します。
 
 
コーチングの「受ける効果」と「学ぶ効果」を説明します。
 
 
 
※スポーツなどのコーチとビジネスで活用されるコーチングは異なるものと捉えてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

学ぶ効果

コーチングを学ぶと、受ける場合と同様の効果が得られます。
 
 
「受ける効果」が、実感できていない状態で、コーチングの実践は難しいです。
 
自分が効果を実感できていないサービスを、自信を持って人に提供することができないからです。
 
 
 
 
コーチングを学ぶメリットは、コミュニケーション能力の強化です。
 
 
コーチングは「教えない」ので、クライアントに本音でたくさん話してもらわないといけません。
 
 
 
コミュニケーション能力を強化したい場合も、コーチングの学習をオススメします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

受ける効果

コーチングを受ける効果は、多く存在します。
 
 
・価値観の違いが認められるようになる
 
・自分の行動を止めている課題を知ることができる
 
・将来のビジョンが明確になる
 
・視野が広くなる
 
・目標達成、課題解決に一歩ずつ着実に前進できる
 
・自分で決めて、行動して、結果を受け止めるを繰り返すことによって自信がつく
 
 
 
コーチングを受けたいと考えられている方は、「相談したいと思うテーマのゴールは、何でしょうか?」
 
 
コーチングを受ける効果は、ゴールに向かっての着実な前進です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コーチングの種類

公平理論
 
コーチを探すと、さまざまな肩書をもったコーチが見つかります。
 
ご自身の課題にあったコーチを選ばれると良いです。
 
 
参考までにテーマごとのコーチングの種類を記載します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

エグゼクティブコーチング

経営者向けのコーチングになります。
 
 
経営者は常に意思決定を求められます。
 
意思決定によって、会社が成長も衰退もするので、とても重要です。
 
 
 
意思決定をサポートするのがエグゼクティブコーチングになります。
 
 
欧米の経営者の7割が、エグゼクティブコーチをつけているといわれています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ビジネスコーチング

管理職以下、仕事全般に関するコーチングになります。
 
 
管理職のマネジメントの課題解決をサポート、社員のキャリアプランをサポートをします。
 
経営者ほどではなくても、管理職の意思決定も重要です。
 
 
「部署の成果」「部下の成長」など、管理職の影響は大きいです。
 
 
 
近年、経営者に課せられる仕事の量が増加しています。
 
短時間でよりよい意思決定をする必要があります。
 
視野を広げ、意思決定の精度を高めるためにも、ビジネスコーチングを受けることが望ましいです。
 
 
 
欧米では役員のインセンティブ(特典)とされるケースもあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ライフコーチング

人生そのものをテーマにするコーチングです。
 
 
ほとんどのコーチングがこれにつながります。
 
ビジネスをテーマにコーチングを行っていたとしても、仕事も人生の一部だからです。
 
 
 
 
誰もが良い人生を歩みたいと考えています。
 
しかし、さまざまな場面で悩みは存在すると思います。
 
 
場面場面で、どのように判断すれば良いか、正解は誰も知りません。
 
 
 
ご自身で考えて決断しなければなりません。
 
決断を先延ばしするのも決断です。
 
 
 
 
決断を視野を広げた上で行い、背中を押していくのがライフコーチングです。
 
良いライフコーチをつけるかつけないかで、人生が大きく変わります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

その他のコーチング

マネーコーチング、恋愛コーチング、英語コーチングなどなど、目的に特化したコーチングが存在します。
 
コーチングよりも、ティーチング(教える)要素が強い場合も見られます。
 
 
 
テーマが専門的なので、問題解決が早い期待ができますが、コーチの経験値に大きく効果が左右される可能性が高いです。
 
 
 
同じ仕事でも人に左右されるのは、テーマ特化型に限らず、すべてのコーチに共通して言えます。
 
コーチを選ぶ際の注意事項は、あとに書きます。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

コーチングセッションを受ける

残業上限規制
 
コーチングの受け方は、対面もしくは電話など音声のみに分かれます。
 
近所であれば、対面で行いますが、遠方になると電話やZoomなどオンラインで行います。
 
 
まず対面、音声のみのどちらが良いかで決まります。
 
対面なら、地元のコーチを探します。
 
 
音声のみでも良いなら全国のコーチから探せます。
 
 
まずは音声のみで、全国のコーチを試してみる体験セッションをオススメします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コーチを探す

一言でコーチングと言っても、コーチによって様々です。
 
 
同じ肩書を名乗っていても、品質は大きく異なります。
 
 
コーチ自身は、googleで「コーチング コーチ 探し方」で検索すると多くでてきます。
 
 
 
オススメする方法は、信用できる人に紹介してもらうです。
 
本契約を断りにくいかもしれませんが、遠慮なく断っても大丈夫です。
 
 
 
コーチングのスキルの基準ができるので、あとで探しやすくなります。
 
 
 
知り合いがいないのであれば、コーチングに関するミニセミナーに参加してみて、講師と繋がって紹介してもらう方法もあります。
 
 
 
 
コーチング初心者の場合は、「何人かのコーチを試す」をオススメします。
 
 
多くのコーチが安価で体験セッションを行っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

注意点

コーチングを受けるにあたって、注意点を紹介します。
 
 
 
 
 
 

コーチ選びは慎重に

体験セッションを受けた後、継続セッションに進むか決めますが、その場で決断しないのをオススメします。
 
 
一度、家に帰って落ち着いて考えてみて、このコーチが良さそうと思ったら次のステップに進めば良いです。
 
 
「今決断すると安くするよ」との話に心が揺れるかもしれませんが、その場で決断しないのが大切です。
 
 
 
 
継続セッションを契約すると、数ヵ月コーチが固定されます。
 
もし自分に合わないコーチだったとわかったとき、もったいないです。
 
コーチ選びは慎重に。
 
 
しかし、何カ月も迷い続けるのも時間がもったいないです。
 
数人のコーチを一気に比較してみるとよいでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 

コーチングにも得意なテーマ、苦手なテーマがある

コーチングをする立場が知っておいてほしいポイント。
 
「コーチングは、一回で解決するものではない」です。
 
継続セッションが基本になります。
 
 
テーマにもよりますが、3カ月以上かけて解決していくテーマを得意としています。
 
 
問題を放置しすぎて、すぐにでも解決しないといけない状態になった緊急性の高い問題は苦手です。
 
 
 
たとえば、職場の人間関係を放置しすぎて、「全員が辞める」と言い出したとします。
 
慌てて「どうにかしてくれ」とお願いされてもコーチングでは対応が難しいです。
 
 
 
弁護士さんとか社労士さんとか、アドバイスをもらった方が早くなります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

体験セッションで確認すること

体験セッションで課題が解決するケースは、ほとんどありません。
 
「では体験セッションでは何を確認するの?」
 
 
 
体験セッションで確認するのは、主に次のポイントです。
 
・コーチとの話しやすさ
 
・疑問点に誠実に答えてくれるか
 
・疑問点への回答が納得いくか
 
・人として信頼できそうか
 
・コーチングのスキルも信頼できそうか
 
など。
 
 
 
このコーチなら、自分の課題解決に本当に導いてくれそうと、思えるかどうかです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

料金について

良いコーチと思っても、予算オーバーかもしれません。
 
 
価格交渉に応じてくれるコーチもいますので相談してみてください。
 
あらかじめ価格を確認しておいて、体験セッションを受けるのも良いです。
 
 
 
あえて有名コーチのセッションを体験するだけ体験するのもOKです。
 
 
コーチごとにどう違うのか確認するのも楽しいです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コーチングを受けてみよう

コーチング・コミュニケーション
 
コーチングが日本に入ってきてから20年ぐらいになります。
 
コーチングスクールを卒業された方も多いですし、企業のコーチング研修を受講された方も多くいます。
 
 
 
 
それでもコーチングが普及していないのが現状です。
 
 
コーチのバラつきが大きいので、信頼を獲得するまで至っていないのかと思います。
 
 
 
コーチングは、本当に知っておいた方が良いスキルです。
 
 
 
学んだ方のほとんどが、学生時代に知っておきたかったと言います。
 
 
 
最初に出会うコーチの印象で、ガッカリしてほしくありません。
 
 
注意事項は、書ききれないぐらいありますが・・
 
 
ぜひ、コーチングを体験してみてください。