【傾聴力・質問力とは】コーチングスキルを活用したトレーニング方法

コーチング・コミュニケーション

会社が社員にもとめる能力として「コミュニケーション能力」が挙げられます。コミュニケーション能力が無いと仕事がスムーズに進まないからです。

「コミュニケーション能力」といえば、プレゼンテーションやスピーチのように「話す力」を強化する人が多くいます。しかし、「コミュニケーション能力」は「話す力」だけでなく「聴く力」も必要です。そして、とくに重要視されているのが「聴く力」です。

※このコラムでは辞書に載っている傾聴力とは、少し異なります。傾聴力は「聴く力」に含まれる力の一つと捉えてください。聴く力全般を傾聴力と捉えられることがあります。しかし、耳を傾けただけで、傾聴力がアップするわけではありません。傾聴力をアップしなさいと言われても具体的に何をしたらよいかわからないことが多いです。

近年、採用が進んでいる1on1ミーティングも「聴く力」が無いと、効果が小さくなります。アイデア会議も「話す力」だけでは、意見がぶつかるだけで平行線になります。「聴く力」の重要性と、「聴く力」を強化するためのコーチングスキル「傾聴力」「質問力」「フィードバック力」について説明します。

【コーチングスキルの傾聴力、質問力のさらなる詳細を知りたい方はこちら】

【目次】

 

コーチングスキルが求められる背景

コーチング・コミュニケーション

近年、「教える一辺倒ではダメなのではないか」といわれ、ティーチングよりも「考える力」を高めるコーチングスキルに注目が当たっています。アクティブラーニングの活用が広がっているのも、センター試験が廃止になって課題解決能力重視の試験に変わる理由も「考える力」が重視されてきているからです。

しかし、コーチングスキルは日本に入ってきて20年ほどになりますが、まだまだ普及しているとは言えません。改めてコーチングとは何なのでしょうか。

 

 

コーチングスキルとは

コーチングとは、「クライアントの目標達成をサポートするスキル」です。ティーチング、コンサルティング、アドバイザーなどのようなサービスと目的は同じです。大きな違いは、「アドバイスしない、教えない」という点です。コーチングは、「答えはクライアントが持っている」を大前提とします。スポーツのコーチと混同される場合が多いですが、コーチングでは教えるという行為を原則行いません。

コーチングスキルとは、コーチングセッションで使う「傾聴力」「質問力」「フィードバック力」で構成されるスキルの総称です。コーチングスキルの強化によって、「相手から話を引き出す力」が強化されます。「相手から話を引き出す力」を「聴く力」といいます。

 

 

コミュニケーション能力を強化する

コーチングスキルの強化によって、コミュニケーション能力を強化できます。なぜなら、上述したように、コーチングスキルの強化で「聴く力」を強化できるからです。コミュニケーション能力は「話す力」と「聴く力」の両方で構成されます。多くの方がコミュニケーション能力を強化すると、スピーチ力やプレゼンテーション力など「話す力」を強化します。

その裏で「聴く力」を忘れがちです。つまり「聴く力」の強化によって、バランスの取れたコミュニケーション能力を習得ができるのです。特に管理職は「聴く力」の強化が求められています。

【コーチングスキルの傾聴力、質問力のさらなる詳細を知りたい方はこちら】

 

 

聴く力を強化するコーチングスキル

セルフコーチング

「聴く力」を強化する、コーチングスキルを構成する「傾聴力」「質問力」「フィードバック力」について、内容を説明します。コーチングスキルに通っている方は、この各スキルを何時間もトレーニングします。簡単に見えるスキルなので、上達のためには「継続する」が大切です。

 

 

傾聴力とは

傾聴を辞書で調べると、「耳を傾けて集中して聴くこと」とあります。コーチングでいう傾聴力とは、「耳を傾ける、耳を澄ます」ではありません。「相手が本音でたくさん話してくれる」状態を作り出すことです。傾聴力は「単に集中して聞き取ろうとする」ではありません。傾聴力は信頼関係構築力も含みます。

耳を傾けて集中して聴いたからといって、傾聴力がアップするわけではありません。つまり、相手が報連相に来ないのは、傾聴力が低いといえる可能性があります。「反応してくれない」「目を合わせない」「すぐ否定・批判する」「イライラしている」「自分の意見ばかりに終始する」このような上司であれば、部下は話しづらくなります。

傾聴力には「認める力」も含まれます。「自分自身のことを認めてくれている」と感じるから相手は安心して話しができます。傾聴力はコミュニケーション能力の基本中の基本になります。傾聴力が無い状態では、質問力もフィードバック力も機能しません。

傾聴力が聴く力の基本となり、最も重要です。

 

 

質問力とは

質問力とは、話を発散させたり、集約したりコントロールする力です。相手の視点を自由にコントロールするのが質問力です。傾聴力があって、初めて効果を発揮します。

人の視点は思っている以上に、過去の経験や知識などで狭められています。また、曖昧な表現をする場合も多いです。質問力によって、視点を広げ、ものごとを明確に見える化します。

 

 

フィードバック力とは

フィードバック力とは、鏡のような役割をするものです。本人は、思っている以上に自分を見えていなかったりします。言ってることと行動が異なることも良くあります。そのような矛盾点など、コーチが感じたことをそのままコーチが返します。

注意点としては、「評価を加えない」という点です。「評価する」と相手は本音で話せなくなります。つまり、フィードバック力も傾聴力がベースにあって、初めて効果を発揮します。

【コーチングスキルの傾聴力、質問力のさらなる詳細を知りたい方はこちら】

 

 

トレーニング方法は聴く力の活用

コーチング

聴く力の活用は、近年とても重視されています。教育の現場ではアクティブラーニングでも活用させています。コーチングのメリットは相手の考える力を強化するからです。日本の暗記型教育では、未知の課題への対応にできないからです。「考える力」が重要になります。

しかし、都合よく「聴く力」を発揮しようとしても発揮できません。日々のトレーニングが必要です。コーチングセッショントレーニングを継続することが最も効果的と考えますが、1on1ミーティングや会議のファシリテーションを積極的に行うことも「聴く力」のトレーニングになります。

 

 

1on1ミーティング

企業で活用が広がっている「1on1ミーティング」ですが、上司の「聴く力」、特に「傾聴力」によって効果が大きく左右されます。1on1ミーティングとは、上司と部下の1対1の面談のことですが、評価面談とは異なります。

評価面談とは異なり、評価せず、部下の話したいテーマに重点を置いた面談です。つまり、部下が主体で話します。部下が本音でたくさん話してくれる状況をつくるためには「傾聴力」が必要なのです。「傾聴力」が無い上司のもとでは、部下は無難な話しかしないでしょう。

 

 

会議のファシリテーション

会議の生産性は「聴く力」を持った存在がいるかどうかによって大きく変わります。もし「話す力」だけで、会議したらどうなるでしょう?参加メンバー、自分の主張でなんとか言いくるめようと討論します。「話す力」が拮抗していたら、議論は平行線で何も決まりません。「話す力」が強い人がいたら、ほとんど出来レースのようになります。会議する意味がなくなります。

「聴く力」があるファシリテーターがいたら、全員バランスよく意見を発言できるようになります。全員が「聴く力」がある状態お強引に作り出すとブレインストーミングになります。「聴く力」が無い職場では、イノベーションは起きません。イノベーションの発想力は自分に無い価値観の刺激を受けて創発されていくものだからです。

【コーチングスキルの傾聴力、質問力のさらなる詳細を知りたい方はこちら】

 

 

コーチング・コミュニケーションを取り入れよう

チームビルディング

仕事の多くの場面でコミュニケーション能力強化が求められています。「話す力」の裏で忘れられがちな「聴く力」の強化で、コミュニケーション能力が大幅に向上します。

「聴く力」の中でも、最も重要なのが「傾聴力」です。傾聴力があることで、メンバーが話しやすい環境ができます。職場でのストレス要因、退職理由も人間関係です。コミュニケーション能力によって左右されます。職場の雰囲気をよくするのもコミュニケーション能力です。

「傾聴力」「質問力」の強化方法は1on1ミーティングなどを行うなどの方法がありますが時間を要します。効果的に行うためにはコーチング・コミュニケーションの企業研修の活用もオススメです。ぜひご活用ください。

【傾聴力、質問力を強化するコーチング・コミュニケーション入門セミナーについて】