コーチングの学び方~会社員に必要なビジネススキル~

働き方改革による労働時間の減少、人手不足、企業間競争の激化により、仕事量が増加しています。

 

会社員は、より少ない時間で、より多くの仕事の処理が必要となってきています。

 

仕事の生産性を高めるために、会社員のモチベーションアップがもとめられています。

 

 

そこで注目されているのが、1on1ミーティングなどで活用できるコーチングスキル。

コミュニケーション能力向上のためにも注目されています。

 

 

また、副業解禁もあり、プロコーチの資格を目指す方にも注目されています。

 

 

会社員が、コーチングスキルを学ぶ方法は、さまざま存在します。

 

 

コーチング学習の大切なポイントは、「コーチングの知識がある」と「コーチングを使える」は違うと考えることです。

 

 

高いお金を払ってコーチングスクールに通ったけど、コーチングは使えない人も数多くいます。

 

コーチングを学ぶ上でのメリット・デメリット、注意点を説明します。

 

 

 

【コラム】コーチングの勉強方法~コーチングの資格は独学でも取得できる?

 

【目次】

 

そもそもコーチングって何?

公平理論

コーチングを学びたい人を迷わせる要素。

「スクールの種類が多い」
「コーチの肩書が多い」

 

どのコーチングが良いのかわかりにくいです。

 

 

 

ところで、その前に。

「コーチングを学んだら、どうなると思いますか?」

 

とても大切な問いですが、イメージできなくても大丈夫です。

 

コーチングの世界は奥が深いので、徐々に理解していってください。

まずは、コーチングについて紹介します。

 

 

 

 

 

 

「コーチングとは」に正確な答えはない

ビジネスで活用されるコーチングと、スポーツのコーチは異なるスキルと捉えてください。

 

「コーチングとは?」の定義は、スクールごとにさまざまです。

コーチごとにも、答えが違います。

 

「コーチング スクール」で検索して、コーチングスクールごとの「コーチングとは」を調べてみてください。

 

コーチングの定義がさまざまなのは、コーチングの効果が広範囲に及ぶからです。

 

・モチベーションを上げる

・人生を変える

・目標を明確化する

・夢を実現する

・コミュニケーション能力を向上する

などなど

 

 

注意点は、「言葉に騙されない」です。

キャッチコピーのテクニックなどで、過剰な表現になっている場合があります。

 

 

「人生を変える」は、とても魅力的なキーワードに見えます。

しかし、英会話など他のスキルを学んでも人生は変わります。

 

 

「コーチングは、相手をコントロールするスキルではありません」です。

 

まるで、相手をコントロールできるように宣伝しているスクールやセミナーが存在するので注意してください。

 

 

 

 

 

 

コーチングの種類

コーチングの種類いろいろ存在します。

 

◎心理学系スキルでわかれたコーチング

・NLP

・アドラー

・交流分析

・個性心理学

・ポジティブ心理学

など

 

 

 

◎大きなテーマを扱うコーチング

・ライフコーチング

・エグゼクティブコーチング

・ビジネスコーチング

など

 

 

 

◎分野を絞ったテーマを扱うコーチング

・マネーコーチ

・恋愛コーチ

・英語コーチ

など

 

 

 

◎目的を決めたテーマを扱うコーチング

・自分発見コーチング

・〇〇コーチング

など

 

 

イメージは、「心理学系のスキルを活用して、各テーマを扱う」との流れです。

 

 

 

プロコーチになる場合、学び方は、次のようなステップが基本になります。

1.学ぶコーチングの種類を決める。ベーシックタイプ?心理学系?その他?

2.コーチングセッションができるようになる

3.取り扱いたいテーマを絞って肩書を決める

 

 

「学ぶコーチングの種類」は、どれが優れているなどは、ありません。

 

資格も同様です。

 

結局はトレーニング量なので、ご自身が共感できる種類のコーチングを学ばれると良いです。

 

高額なスクールが多いので、しっかり比較検討してください。

 

 

 

「肩書」について

コーチングは、基本的に「答えはクライアントにある」なので、テーマを絞らなくても良いのです。

 

しかし、クライアントには不親切になります。

 

クライアント側は、どのコーチにお願いしたら良いかの判断基準になるからです。

専門性を絞った方が、クライアントも安心します。

 

例えば、ビジネスコーチが「経常利益ってなんですか?」と尋ねてくると、クライアントは不安になるでしょう。

 

 

 

 

【コラム】コーチングに関するビジネスが怪しい、胡散臭いと感じる理由

 

 

 

 

コーチングの学び方

自己啓発

コーチングを学ぶ時、スクール選びに悩みます。

 

その前に、スクールが高額なので、独学とどちらが良いのか迷います。

資格があった方が良いのか?

どの資格が良いのか?

迷います。

 

 

対面で習うことをオススメしますが、近くに学ぶところがないかもしれません。

 

独学、スクールのメリット、デメリットなど学び方について紹介します。

 

 

 

 

 

 

独学

正直、独学は難しいと感じます。

しかし、もともと「聴く」が得意な方もおられるので、絶対ではありません。

 

コーチングの本も数多く出版されています。

インターネット上、YouTube上に、情報はあふれています。

 

コーチングに関する情報が、ほぼ無料で手に入ります。

しかし、高額なスクールが存在しているのは、結局はスクールで学ばないとできないからと感じます。

 

イメージとしては、英会話や自動車と同じです。

いくら本読んでも、できるようになることは難しいでしょう。

 

コーチングスクールでもしっかりしたところは、資格の認定基準はセッション時間や回数としています。

国際コーチ連盟の資格も、セッション時間が条件となっています。

 

実際のセッション量が、コーチングのレベルに影響するのです。

 

 

独学の課題は、「セッション練習回数をどのように稼ぐか」「セッションに対してフィードバックをもらう」です。

 

最近は、Facebookなどで、コーチングの練習相手を募集できます。

独学でも、工夫すれば練習環境はできます。

 

 

独学は、コスト的に有利ですが、時間的にはデメリットがあります。

コーチングの一定レベルの到達について、例えば以下の条件があるとします。

・無料だが、マスターに5年かかる
・高額だが、1年でマスターできる

 

どちらが良いかは、これから学ぶ人の時間に対する金額価値の考え方によるでしょう。

 

 

 

 

 

 

スクール・資格・企業研修

スクールなど、対面での学習をオススメしています。

 

資格については、肩書が欲しいなら、取得すれば良いと思います。

 

しかし、誰も知らない資格をとっても、効果は低いかもしれません。

会社員なら必要ないとも言えますが、「副業解禁を見越して」といった考え方もできます。

 

コーチングの学習は、スクールをオススメします。

しかし、トレーニング環境が整っているかが重要です。

 

「コーチングスクール」で検索すると数多く出てきます。

1日で完了する講座もあれば、1年ぐらいかかる講座も存在します。

 

近くで受講できるスクールもあれば、東京にいかなければならないスクールもあります。

価格も、数万円から100万円近くするスクールまでさまざまです。

 

高ければ良いわけでもありません。

これも、他の習い事と同じです。

 

同じ先生に同じように習ったはずなのに、伸びる生徒、伸びない生徒がいます。

 

 

高額なスクール行ったからといって、できるようになるスキルではありません。

 

逆にリーズナブルなコーチングスクールを出ても、コーチとして活躍している人はいます。

 

 

コーチングスクールによっては、「年間何千人受講した」「累計何万人受講した」など書いているところが存在します。

実際に活躍しているコーチが周りにいないなら、受講者が多いほど活躍できていない卒業生も多いのかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーチングはトレーニングが重要

コーチング・コミュニケーション

独学かスクールか、結論的にはどちらでも大丈夫です。

ただ、習得までのスピードは、違ってきます。

 

また独学の場合は、トレーニング環境を整えられるかが重要です。

 

 

 

 

 

 

コーチングマスターまでの壁

コーチングスクールに通っても、コーチングができない人はいます。

独学で学んでも、コーチングができる人はいます。

 

センスの差はあると思いますが、本気でマスターしたいと思う気持ちの差が大きいです。

コーチングをマスターするまでの壁はさまざまです。

 

その中でも特に大きいのは、「クライアントの性格は、全て異なる」でしょう。

 

 

「クライアントのタイプ」も「持ち込まれるテーマ」もさまざまです。

ある人にうまくいった方法が、別の人ではうまくいかないケースはよくあります。

 

 

同じ質問をしても、ポジティブな人とネガティブな人では答えが異なります。

つまり、セッションごとに、全て臨機応変に対応しなければならないです。

 

だから、数多くのタイプの人との練習が必要です。

 

 

 

 

 

 

コーチングのトレーニングはどこでする?

どこでコーチングセッションの練習をすれば良いのでしょうか?

 

コーチングスクールのトレーニング環境を活用が一番です。

勝手がわかった者同士で練習するのが、最初のトレーニングではオススメです。

 

独学の人もFacebookを活用すれば、練習相手募集のグループが存在しますし、自分で作っても良いです。

各地でコーチングの勉強会なども存在します。

そこに参加して、練習相手を見つけても良いかもしれません。

 

ただし、営業目的で参加している人がいるので、注意してください。

 

 

セッションが上手くいかないのは、知識が足りないと感じがちです。

知識が足りないから、習いにいかなければならないと思うかもしれません。

 

多くの場合は、トレーニングが足りないだけです。

 

知識をつけても、トレーニングが足りなければ、セッションは上手くいきません。

 

 

 

 

【コラム】傾聴力・質問力とは~コーチングスキルを活用したトレーニング方法

 

 

 

コーチングを独学で学ぶかスクールで学ぶか

人事評価制度

会社員にコーチングスクールの資格は必要なのか?

とりあえずは必要無いでしょう。

 

だからといって、独学でコーチングを学ぼうとするとハードルはものすごく高くなります。

会社員であれば、企業研修があるかもしれません。

 

しかし、トレーニングがなければ、コーチングはできるようになりません。

 

 

企業研修を受けて、尋問や事情徴収のようなコーチングを、自信満々にする人がいるとは、聞いたことがあります。

間違ったコーチングをすると、部下のモチベーションは下がりますし、人間関係が悪化します。

 

 

学で勉強するにしても、一度は対面で説明を聴くことをオススメします。