お笑いを活用したビジネスコミュニケーション能力強化

コミュニケーション能力強化のための企業研修も、種類が多様化しているようです。

 

人手不足、働き方改革、健康経営など、人材について、どのように課題に取り組んでいくかが、各社の課題になっています。

中でもコミュニケーション能力は、大きな課題となっています。

 

 

近年、お笑い芸人さんたちが、企業研修のコミュニケーションの講師になるケースも多いようです。

テレビや舞台を見ていてもわかりますが、コミュニケーション能力の高さはずば抜けてますよね。

 

 

さすがにお笑い芸人さんのようになるのは難しいですが、コミュニケーション能力強化のヒントが詰まっています。

 

どうしてお笑いがコミュニケーションに活かせるのか、説明します。

 

 

 

【コラム】コミュニケーション能力が低いのは上司と部下のどちらでしょう?

 

 

【目次】

 

コミュニケーション能力が求められる背景

コーチング大阪コミュニケーション

企業が社員に求める能力の上位に、コミュニケーション能力があります。

 

なぜなら、コミュニケーションの質によって、職場の環境が大きく変わるからです。

職場環境は、仕事の効率に大きな影響を与えます。

 

コミュニケーションの重要性について説明します。

 

 

 

 

 

 

仕事の生産性

コミュニケーションの質は、仕事の生産性に大きく影響します。

 

仕事の生産性は「仕事のスキル×コミュニケーション」で表されます。

 

 

どんなに仕事ができても、「仕事の注文を聞き取れない」「自分の仕事のアピールができない」となれば、生産性は低くなります。

 

コミュニケーションがどれだけスムーズに行われるかが、企業にとっては大きな課題です。

 

 

どんなにIT技術が進化したとしても、人と人とのコミュニケーションがブレーキになってしまっては意味がありません。

 

 

日本は、ブロードバンドが整備され、通信環境は整っています。

 

それでも生産性が先進国で最下位になっているのは、人と人とのコミュニケーションの質が低いことが要因として考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

メンタルヘルスを改善

職場の生産性の観点で、「社員が離職する」「社員がメンタルヘルスで休職する」が発生すれば、生産性は大きく落ち込みます。

 

そして「社員の離職」「職場のストレス要因」として、常にランキング上位にあるのが人間関係です。

人間関係は、コミュニケーションの質の悪化によって悪くなります。

 

 

つまり、「社員の定着率が高い」「社員がイキイキと主体的に働いている」を実現するには、コミュニケーションの質を高める必要があるのです

 

 

今、健康経営が話題になっていますが、働く時間が減らされても、職場がギスギスしているなら、精神的には健康な職場とは言えません。

 

働きやすい職場づくりをするなら、社員のコミュニケーション能力の強化は欠かせません。

 

 

 

 

【コラム】コミュニケーション能力の評価基準と目標設定方法

 

 

 

 

 

笑いとコミュニケーション

人事評価制度

職場のコミュニケーションを改善するより前向きに、お笑いからコミュニケーションを学ぼうという動きがあります。

企業と共同で、「お笑いが仕事に与える影響」を科学的に検証しようとする取り組みも動いています。

 

 

 

 

 

 

 

お笑いを活用した研修

吉本興業や松竹芸能などの企業や元お笑い芸人が、企業のコミュニケーション研修を活発に行っています。

 

大企業やIT企業が中心ですが、人気が広がっているそうです。

講師自体が芸人さん、もしくは元芸人さんだったりするので、面白い研修になるのは当然ですね。

 

 

先日ニュースで紹介されていたケースは、「インパクトのある自己紹介方法」「漫才実習」などでした。

どのようにして相手に印象を持ってもらえるかは、それを得意としている芸人さんから学ぶのが確かですね。

 

 

 

 

 

 

 

発想力を磨く効果も

お笑いの世界は、厳しいです。

どのようなネタも続けていたら、いつかは飽きられてしまいます。

 

だから常に新しいネタを生み出し続けているのがお笑い芸人たちです。

芸人さんたちが、どんな風にアイデアを発想しているのか、それを学べば発想力がつきます。

 

企業は、常に新しいことを生み出すイノベーションが求められます。

 

コミュニケーション能力強化以外に、発想力の副産物があるのも、お笑い芸人たちによるコミュニケーション研修でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑ってくれる人がいるから盛り上がる

コーチングスキル

コミュニケーション能力の強化といえば、多くの方が「話すのが上手くなる」と思うようです。

 

お笑いをコミュニケーションに取り入れるのも、しゃべるのが上手くなるを中心に考えられているケースが多いです。

 

 

企業は「話すのが上手くなるため」に、スピーチ、プレゼンテーション、交渉力、説得力、指示命令の仕方などの研修を活発に行います。

 

その中で、忘れられているのが「聴く力」です。

 

 

 

 

 

 

 

聴く力の重要性

お笑い芸人であっても、観客が反応してくれなかったら辛いでしょう。

M-1などのコンテストも後半の方が有利なのは、後半ほど観客の反応が良くなって来るからと言われています。

 

コミュニケーションで重要なのは、聴き手の方なのです。

お笑い芸人たちは、訓練の中で聴く力が強化されています。

 

 

ボケに対して即座にツッコミをいれられるのも聴く力があるからですし、テレビなどでは場の空気を読む力も求められます。

目立てば良いわけでは無いからです。

 

 

 

職場では、上述したように「話す力」のトレーニングばかりします。

 

結果、「聴き手」不在となり、意見の衝突、勝ち負けが発生し、人間関係がギクシャクするのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

聴く力の強化方法

多くの方が「聴き方」を学んだ経験が無いので、「聴く力」の強化方法を知りません。

 

だから逆に、「話す力」より「聴く力」の方が伸びしろが大きいのです。

 

 

「聴く力」の強化方法は、コーチングスキルを取り入れたコミュニケーションのトレーニングをオススメします。

 

コーチングとは、「聴く」に特化したコミュニケーション手法です。

 

コーチングスキルの強化で、「聴く力」が強化されます。

 

 

 

 

 

【コラム】メンタルヘルスとは~職場からメンタル不調者を出さない取り組み~

 

 

 

 

 

 

お笑いと聴く力でコミュニケーションを活性化しよう

チームビルディング

お笑いを取り入れた職場はきっと明るい雰囲気になるでしょう。

しかし、笑わそうとしているのに、冷めた目でみられたら心が折れそうになるでしょう。

 

お笑いを取り入れるなら、聴く力も同時に強化するのが大切です。

 

明るく楽しい職場になるよう社員のコミュニケーション能力を強化しましょう。