アジャイル経営とは-経営判断の精度とスピードをアップする方法

コミュニケーション

企業間競争がグローバルに広がり、24時間世界のどこかで起こった何かが、日本企業にも影響を与えます。そのとき、経営者はすばやい経営判断をもとめられます。コロナウイルス感染拡大による影響による現在の状況もまさに迅速な経営判断がもとめられる状況です。

そこで注目されているのがアジャイル経営というキーワードです。もともとは大型化と複雑さをましてきたソフトウェアの開発を迅速に行うためのアジャイル開発の考え方でしたが、経営にも大切な考え方として取り入れられてきました。経営判断の精度とスピードを高めるアジャイル経営について説明します。

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【目次】

 

経営スピードが求められている

コーチング・コミュニケーション

経営にスピードがもとめられている時代です。そのスピードがますます速くなってきました。環境変化にどこまで柔軟に対応できるかが、安定的な経営を行うためには重要になってきました。経営スピードがもとめられるようになった要因について説明します。

 

IT技術の発展により情報処理速度が速くなった

IT技術の進展により、一人一台パソコンやスマートフォンを持つようになり、いつでもどこでも大量の情報にアクセスできるようになりました。インターネット上に流れる情報量も、毎年急増しつづけています。そして、他社よりどれだけ最新の情報をどれだけの量を得られるかが競争優位性を築くために必要になってきています。そして目まぐるしく情報も変わります。

ブレグジットが問題かと思えば、米中貿易戦争になり、イランとアメリカの軍事衝突になったかと思えば、コロナウイルスの感染拡大が広がっています。さまざまな情報をどのように扱うかがもとめられますが、その情報量が多すぎるため、スピードがもとめられるのです。

 

外国企業のスピードが速い

競争環境がグローバルに広がったことにより、外国企業の影響を大きく受けるようになりました。外国企業のイノベーションスピードが速いため、日本企業はそれに追いついていかなければならなくなりました。

日本人にない発想で、攻勢をしかけてくるので、対応が追い付いていません。今後外国企業との競争が激しくなって来ると考えると、外国企業よりもスピードがもとめられるようになります。

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経営判断が後手後手になる理由

コーチング・コミュニケーション・セミナー

経営スピードがもとめられるというのは、今に始まった課題ではありません。ずっと言われてきた課題です。しかし、外国企業に後れをとっている状況です。考えられる理由について説明します。

 

失敗への恐れ

バブル崩壊後以降、日本企業は保守的になったと言われています。もしものためと、内部留保をため込み、その資金を活かすという行動をしません。その間、外国の企業はアグレッシブに新商品開発に取り組んでいます。

Amazon,Apple,Google,Facebook,Huaweiを筆頭にスマートフォンやドローンの技術もすべて外国企業に先を越されてしまいました。日本が高いシェアを誇っている商品が減りつつあります。新商品開発は常に、失敗と隣り合わせです。失敗を恐れる会社にイノベーションは起こせません。

 

発言しにくい環境

保守的な風土は、職場の雰囲気に現れます。提案をしても、「だれが責任をとるのだ?」「失敗したらどうする?」などといって発言をつぶすような職場では、誰も提案しなくなります。誰も提案をしないということは、同じことを淡々と続ける職場になるということです。そのような職場になると環境変化についていけません。

環境変化に慌てふためいて、後手後手に対応することになります。コロナウイルスの感染拡大を受けて、自社がどのような対応をするのかよく現れるでしょう。このようなときに限って、社員に責任転嫁するような組織も職場の雰囲気は悪いでしょう。

 

 

アジャイル経営を導入する

コーチング・コミュニケーション

近年、アジャイル経営が注目されています。経営の精度とスピードアップを目的とした経営手法です。アジャイル経営について簡単に説明します。

 

アジャイル経営とは

アジャイルとは、「迅速な」という意味です。アジャイル経営という手法ですが、「こうしなさい」という絶対的な方法はありません。イメージとして。一般的には、「経営計画をしっかり作りこんでから、実行に移す」をおこなっていると思います。アジャイル経営では、「実行しながら計画をつくる」というイメージです。もともとソフトウェア開発の考え方「アジャイル開発」から来ています。

経営計画をしっかりつくりこんで実行に移したとしても、必ずといって良いほど外部環境が変わります。一般的な方法だと、外部環境変化に弱いのです。アジャイル経営は、外部環境が変化するを前提とした経営手法のため、環境変化に強くなります。

 

アジャイル経営とコミュニケーション能力

アジャイル経営を導入したら、良いのかというとそうではありません。アジャイル経営には、強力なコミュニケーション能力がもとめられます。外部環境の変化に対して、迅速に対応しなければならないからです。人間関係が悪いなど、報連相のしづらい環境、発言のしづらい環境では、何も動けない状況になります。

アジャイル経営を導入するには、メンバーのコミュニケーション能力を強化し、発言しやすい職場づくりをしなければなりません。

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発言しやすい職場づくりを

コーチング・コミュニケーション

地政学リスクが頻発し、外部環境が大きく変化します。競争環境がグローバルに広がったことによって、経営者や管理職はたびたび重要な判断をもとめられます。「すぐ対応するのか」「様子を見るのか」それだけで、会社の経営は大きくかわります。選択しなかった方の結果はわかりませんが、あとで後悔しないことが大切です。

アジャイル経営を導入するために、まずはコミュニケーション能力を強化し発言しやすい職場づくりを進め、ワンチームで経営できるようにしてください。

【アジャイル経営の効果を高めるコミュニケーションについて】