ラディカルイノベーションはコミュニケーション能力強化で

多くの企業に、イノベーションがもとめられています。

 

なぜなら、日本企業は、生産性が低いと指摘されているからです。

 

生産性を高める方法は、売上アップか、コストダウンのどちらかです。

 

 

日本企業は、コストダウンが得意です。

 

しかし、コストダウンには限界があります

 

 

人件費を削減して、コストダウンを続けてきたせいで、日本経済全体が低迷することになりました。

 

 

そこで、国は、最低賃金を上げてきます。

働き方改革も始めました。

 

人材不足もあり、コストアップ要因が増えてきました。

 

 

そのため、売上アップをしなければなりません

 

売上アップには、他社には真似のできないイノベーションを起こさなければなりません。

 

 

多くの企業は、イノベーションの大切さはわかっています。

 

それなのに、なぜイノベーションを起こせないのでしょうか?

 

 

イノベーションを起こすには、コミュニケーションの質が大きく関係します。

 

イノベーションとコミュニケーションの関係を説明します。

 

 

 

 

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【目次】

 

イノベーションとは

コーチング・コミュニケーション研修

イノベーションとは、一般的には「技術的に、革新的な物を生み出すこと」とされています。

 

そして、革新さの程度によって、インクリメンタルイノベーションラディカルイノベーションとわけられます。

 

 

 

 

 

 

インクリメンタルイノベーション

インクリメンタルイノベーションとは、改良的なイノベーションです。

 

全く同じ商品を、短時間でつくったり、少ない部品点数、少ない工数などで作る。

また、品質を改善したり、付加機能をつけることです。

 

新商品開発では普通に行われ、それほど大きなイノベーションではありません。

 

わりと、日本企業が得意な分野だと思います。

 

ただし、既存の商品サービスの改善程度なので、競争が激しく、他社との差別化が厳しいです。

 

そのため、なかなか生産性を高められません。

 

 

 

 

 

 

 

ラディカルイノベーション

ラディカルイノベーションは、破壊的なイノベーションです。

これまでなかった商品を生みだします。

 

ブラウン管テレビから液晶テレビへ、ガラケーからスマートフォンへといった大きな転換が代表例です。

産業構造を、大きく転換させる力を持っています。

 

最初にイノベーションを起こした会社が先駆者として、業界で力を持てます。

 

しかし、失敗のリスクも大きいのがラディカルイノベーションです。

 

失敗を恐れる日本企業が、苦手とするイノベーションです。

 

 

 

 

 

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イノベーションが起こせない理由

ストレスケア

日本企業は、インクリメンタルイノベーションは得意です。

しかし、一般的にイノベーションと呼ばれるラディカルイノベーションは苦手です。

 

GAFAを代表として、日本でシェアのあるサービスは、ほとんど外国企業のサービスになってきています。

 

どうして日本企業は、イノベーションが起こす力が弱いのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

失敗を恐れる

日本企業はバブル崩壊後以降、保守的になったと言われています。

失敗を恐れるようになりました。

 

 

不測事態に備えて、内部留保を貯め込んで、投資ができていません。

 

イノベーションは、これまでに経験のないチャレンジでしか生まれません。

 

これまでに経験無いチャレンジは、必ずといって良いほど失敗リスクがあります

 

 

イノベーションを起こせだけど失敗はするな」の企業のやり方では、イノベーションを起こせません。

 

 

それに対して、中国企業は、ものすごい数のチャレンジを行っていると言われています。

 

 

 

 

 

 

 

違う意見を受け入れられない

イノベーションは、今までにない考え方を必要とします。

 

今までにない考え方を受け入れるのが下手な人は、イノベーションが起こせません。

 

アメリカのように移民を受け入れる文化ではないので、日本は、多様性を認める度合いが弱いと言われています。

 

 

ワンマンな上司がいる、メンバーがほとんど発言しないような職場では、イノベーションを起こすのは難しいでしょう。

 

コミュニケーションが自由に活発に行われているかどうかに左右されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イノベーションとコミュニケーション

コーチング・コミュニケーション

イノベーションには、失敗を受け止める、多様性を認めるコミュニケーションが必要です。

 

自分の考えをいかに分かりやすく伝えるかだけのコミュニケーションでは不十分なのです。

 

 

 

 

 

 

 

聴く力が重要

会議などを活発に変える行動は何かは、「わかりやすく自分の考えを発言する」です。

 

それも大切です。

しかし、「一番声の大きな発言」の意見が通りやすくなります。

 

とても偏ったディスカッションになり、多様性とは程遠くなります。

 

全てのメンバーに、まんべんなく意見を発言してもらえる環境を整えなければなりません。

 

そのために必要なのは「聴く力」です。

 

 

「話す力」は時として、他の人を黙らせる力となります。

 

「聴く力」は、他の人にたくさん話してもらう力です。

 

 

 

 

 

 

 

コーチングを取り入れる

「聴く力」は大切だと、言われつづけています。

しかし、それほど機能していません。

なぜなら、難しいからです。

 

「話す力」と同じぐらいトレーニングが必要です。

しかし、「聴く力」のトレーニングをした経験のある人がほとんどいません

 

「聴く力」を強化してくださいと言われても、何をしてよいかわからない人がほとんどです。

 

 

そこで「聴く力」強化のオススメが、コーチングスキルです。

 

コーチングは、「聴く」に重点をおいたコミュニケーションスキルです。

 

コーチングスキルのトレーニングで、「聴く力」を強化できます。

 

 

 

 

 

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イノベーションを起こせるチーム作りを

コーチング・コミュニケーション

企業が生産性を高め、収益性を高めるには、イノベーションを起こすことがもとめられます。

 

従来は、一人の天才がイノベーションを起こすと言われてきました。

 

しかし、最近の流行りは、チームでイノベーションを起こすことです。

 

 

デザイン思考というフレームワークが、イノベーションを起こす目的で活用されています。

 

そこでカギとなるのが、コミュニケーション能力です。

 

コミュニケーション能力を強化して、イノベーションを起こせるチームづくりを行ってください。