ラディカルイノベーションはコミュニケーション能力強化で

デザイン経営

いろいろなところで「イノベーションを起こそう」という掛け声がきかれます。しかし、多くのイノベーションはGAFAをはじめとした外国企業ばかりで起きています。どうして教育制度も整っていて、世界3位の金持ち国の日本企業では、イノベーションが起こせないのか。

イノベーションを起こすにはコミュニケーションの質が大きく関係します。イノベーションとコミュニケーションの関係を説明します。

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【目次】

 

イノベーションとは

コーチング・コミュニケーション研修

イノベーションとは、一般的には「技術的に革新的な物を生み出すこと」とされています。しかしその程度によって、インクリメンタルイノベーションとラディカルイノベーションとわけられます。

 

インクリメンタルイノベーション

インクリメンタルイノベーションとは、改良的なイノベーションです。全く同じ商品を、短時間でつくったり、少ない部品点数、少ない工数などで作る。また、品質を改善したり、付加機能をつけることです。

新商品開発では普通に行われ、それほど大きなイノベーションではありません。わりと日本企業が得意な分野だと思います。ただし、既存の商品サービスの改善程度なので、競争が激しく、なかなか生産性を高められません。

 

ラディカルイノベーション

ラディカルイノベーションは、破壊的なイノベーションです。これまでなかった商品を生みだします。ブラウン管テレビから液晶へ、ガラケーからスマートフォンへといった大きな転換が代表です。産業構造を大きく転換させる力を持っています。

最初に起こした会社が先駆者として、業界で力を持てます。しかし、失敗のリスクも大きいのがラディカルイノベーションです。日本企業が苦手なイノベーションです。

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イノベーションが起こせない理由

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日本企業は、インクリメンタルイノベーションは得意ですが、一般的にイノベーションと呼ばれるラディカルイノベーションは苦手です。GAFAを代表として、日本でシェアのあるサービスはほとんど外国由来になってきています。どうして日本企業はイノベーションが起こせないのでしょう。

 

失敗を恐れる

日本企業はバブル崩壊後以降、保守的になったと言われています。失敗を恐れるようになりました。不測事態に備えて、内部留保を貯め込んで、投資ができていません。イノベーションとは、これまでにないチャレンジでしか生まれません。

これまでに経験無いチャレンジは、必ずといって良いほど失敗リスクがあります。「イノベーションを起こせ、だけど失敗はするな」の企業のやり方ではイノベーションを起こせません。それに対して、中国企業はものすごい数のチャレンジを行っていると言われています。

 

違う意見を受け入れられない

イノベーションは、今までにない考え方を必要とします。今までにない考え方を受け入れるのが下手な人はイノベーションが起こせません。アメリカのように移民を受け入れる文化ではないので、多様性を認める度合いが弱いと言われています。

ワンマンな上司がいる、メンバーがほとんど発言しないような職場ではイノベーションを起こすのは難しいでしょう。コミュニケーションが活発に行われている必要があります。

 

イノベーションとコミュニケーション

コーチング・コミュニケーション

イノベーションには、失敗を受け止める、多様性を認めるコミュニケーションが必要です。日本人が好きな、自分の考えをいかに分かりやすく伝えるかだけでは不十分なのです。

 

聴く力が重要

会議などを活発に変える行動は何かは、「わかりやすく自分の考えを発言する」です。それも大切ですが、「一番わかりやすく感じた発言」の意見が通りやすくなります。とても偏ったディスカッションになり、多様性とは程遠くなります。

全てのメンバーにまんべんなく意見を発言してもらえる環境を整えなければなりません。そのために必要なのは「聴く力」です。「話す力」は時として、他の人を黙らせる力となります。「聴く力」は、他の人にたくさん話してもらう力です。

 

コーチングを取り入れる

「聴く力」は大切だと言われていますが、それほど機能していません。なぜなら、難しいからです。「話す力」と同じぐらいトレーニングが必要ですが、トレーニングをした経験のある人がほとんどいません。「聴く力」を強化してくださいと言われても何をしてよいかわからない人がほとんどです。

そこで「聴く力」強化のオススメが、コーチングスキルです。コーチングは「聴く」に重点をおいたコミュニケーションスキルです。コーチングスキルのトレーニングで、「聴く力」を強化できます。

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イノベーションを起こせるチーム作りを

コーチング・コミュニケーション

企業が生産性を高め、収益性を高めるにはイノベーションを起こすことが求められます。従来は、一人の天才がイノベーションを起こすと言われてきましたが、最近の流行りはチームでイノベーションを起こすことです。デザイン思考というフレームワークがイノベーションを起こす目的で活用されています。

そこでカギになるのがコミュニケーション能力です。コミュニケーション能力を強化して、イノベーションを起こせるチーム作りを行ってください。

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