エクスプレッションライティングとは(ストレス解消法)

働き方改革やストレスチェック制度が、始まっています。

しかし、毎年のように精神疾患による労災申請が増えつづけています。

(参照:厚生労働省「平成30年度「過労死等の労災補償状況」を公表します」:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05400.html)

 

 

それは、職場でストレスが増えつづけていることが原因です。

 

 

社内の人間関係などの内部要因によるストレスや、コロナウイルス感染拡大による影響など、さまざまなストレス要因があります。

 

そのため、社員自身、ストレスマネジメントがもとめられています。

 

このコラムでは、エクスプレッションライティングというストレス解消方法を紹介します。

 

エクスプレッションライティングの実施方法と注意点について説明します。

 

 

 

 

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【目次】

 

エクスプレッションライティングとは

解雇ルールを再設計

マインドフルネスの手法の一つである、マインドフルネスジャーナリングに似ています。

 

具体的に何をするのかを説明します。

 

 

 

 

 

心の中をアウトプットし「見える化」

エクスプレッションライティングは、心の中、思考を見える化するものです。

 

「見える化」の方法は、ライティングの文字通り、ペンで紙に書き出します。

 

頭の中に浮かぶ言葉や映像、メロディなど浮かんできたものを、すぐさま文字にして書き出します。

自分の頭の中で、どのようなことを考えているかを「見える化」できます。

 

 

頭の中のモヤモヤやイライラが、ストレスとなって頭の中に維持されています。

それらをアウトプットして、客観的に見える形にすると、ストレスが軽減されるのです。

 

モヤモヤやイライラは、口で説明できないわからないという状態によって、生まれるものだからです。

 

 

 

 

 

 

 

マインドフルネス

エクスプレッションライティングは、マインドフルネスジャーナリングとも呼ばれ、マインドフルネスのやり方の一つともされています。

 

マインドフルネスとは、メディテーション、瞑想のことです。

基本は「呼吸に集中する」ですが、さまざまな行動に「集中する」でも可能です。

 

集中することに集中するメタ集中ともいいます。

 

 

マインドフルネスジャーナリングでは、頭の中に巻き起こる情動に集中します。

 

エクスプレッションライティングも同じく、頭の中に浮かぶ物事に集中して、書き続けます。

 

 

 

 

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エクスプレッションライティングの方法

人材育成

エクスプレッションライティングの方法は、とてもシンプルです。

ただし、慣れるまでは難しいかもしれません。

 

方法について説明します。

 

 

 

 

 

感情や思考を紙に書く

紙とペンを用意します。

 

頭の中に浮かぶもの(感情や思考)を書き出します。

 

集中して、一定時間ひたすら書き出します。

 

手を止めず書き続けるが大切です。

 

 

 

 

 

ルールを決める

大切なのは、短くても良いので毎日続けるです。

5分だけでも、ノート1ページ分だけでも良いでしょう。

とにかく毎日続けるが大切です。

 

エクスプレッションライティングで書き始めたら始めたら、手を止めないというルールもあります。

 

頭に何も思い浮かばないなら「思い浮かばない」と書き続けてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エクスプレッションライティングの効果

安心して働ける職場
エクスプレッションライティングは、ストレスを軽減させる効果があります。

 

それは、頭の中の見える化マインドフルネスの効果があるからです。

 

 

 

 

 

ストレスを軽減

ストレスは、「わからない」という状態の時に発生します。

 

「なんかモヤモヤするんだけど」「なんかイライラするんだけど」感じているけど、言葉にできないとき、ストレスを感じます。

 

 

モヤモヤしている感情やイライラしている感情のとき、頭の中に浮かんだ内容を書き出していきます。

 

見える化」により、問題を客観視でき、整理ができます。

 

問題が解決できるかは、わかりません。

しかし、不安が見えなかったときよりスッキリします。

 

ストレス軽減の効果があります。

 

 

 

 

 

集中力が高まる

マインドフルネスの一種、マインドフルネスジャーナリングと同じです。

 

マインドフルネスは、集中力のトレーニングでもあります。

 

「頭の中に集中して書き出す」の繰り返しにより、集中力が鍛えられます

 

 

集中力の強化により、さまざまな効果を得られます。

・仕事の効率が上がる

・相手の話の理解力が深まる

・外部からの刺激に、考えるて対応できる

・アンガーマネジメント効果が得られる

・直感力が高まる
 

集中力の強化で、余計な心配事に意識をとられることが少なくなります。

 

結果的に、生産性が高まります

 

 

 

 

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エクスプレッションライティングの注意点

イノベーション

エクスプレッションライティングを、効果的に行うための注意点について説明します。

 

 

 

 

 

短い時間でも継続が大切

「継続」が大切です。

 

1回行っただけでは、大きな効果は感じられません。

 

短い時間でも3ヵ月以上の継続が大切です。

 

辞めてしまったら、元に戻ります。

 

「継続」が大切です。

 

 

 

 

 

手を止めない

頭の中に集中して書き続けます。

 

手を止めない」が大切です。

 

 

 

 

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エクスプレッションライティングを継続しよう

働きがい

外部環境の変化が激しくなっているので、仕事についてのストレスが増えつづけています。

 

健康経営や働き方改革、ストレスチェック制度など、社員のストレスケアに取り組んでいる会社が存在します。

 

しかし、精神疾患による労災申請が増えつづけているので、あまりストレス解消効果につながっていないようです。

 

 

そのため、各自のストレスマネジメントが大切です。

 

 

本コラムでは、ストレス解消法にエクスプレッションライティングを紹介しました。

エクスプレッションライティングで大切なポイントは、毎日継続です。

 

 

ところで、ストレスの解消も大切ですが、ストレス要因自体を減らす方が重要です。

 

ストレスの大きな要因に挙げられるのが、職場の人間関係です。

 

 

職場の人間関係、対人関係のストレスをマネジメントするコミュニケーション研修セミナーを実施しています。

ぜひご活用ください。