傾聴力セミナー~聴く力コミュニケーション能力をアップ~
「傾聴力を高めなさい」と言われたら何をしますか?
傾聴力は、よく使われる言葉ですが、「具体的に説明してください」と言われると、よくわかっていないケースも見られます。
傾聴を辞書で調べると、「耳を傾けて集中して聴くこと」と説明されています。
では、傾聴力とは?
耳を傾ける力?
集中力?
コミュニケーション能力強化には、傾聴力強化が欠かせません。
聴く力の強化を目的とした、コミュニケーション研修セミナーを開催しています。
傾聴力、聴く力の強化方法について説明します。
【コラム】1on1ミーティングとは~目的と効果とメリット・デメリット~
【目次】 |
なぜコミュニケーション能力が上がらないのか?
「コミュニケーション能力を強化しよう」と言われ続けながら、どうして改善されないのでしょうか。
それは、コミュニケーション能力を「伝える力」だけだと、誤解されているからです。
報連相が無いのは、「伝える力」が無いからと判断し、部下のコミュニケーション能力が低いと決めてしまいます。
報連相が無いのは、「上司がいつも不機嫌で話かけづらいから」の場合も、忘れてはいけません。
コミュニケーションは、伝える側だけでなく、聴き手側の能力も重要なのです。
コミュニケーション能力とは
コミュニケーション能力とは、「話す力」と「聴く力」の両方があって、初めて成り立ちます。
コミュニケーション能力を高めるというと、「話がうまくなりたい」という方向に行きがちです。
そして、多くの方は「聴く力」を忘れます。
コミュニケーションの基本は「相手に柔軟に合わせる」です。
アメリカ人とコミュニケーションをとりたいときは英語を使う。
子どもとコミュニケーションをとりたいときは、子供にわかる言葉遣いをする。
部下とコミュニケーションをとりたいときは、部下に合わせてコミュニケーションが必要です。
「部下のコミュニケーション能力が低い」と発言する上司は、「部下に合わせる柔軟性が低い」可能性があります。
コミュニケーションで、相手に柔軟に合わせるには、「聴く力」が必要です。
聴く力とは
聴く力も誤解されるケースが多いです。
「真剣に耳を澄まして聴く」が、「聴く力を発揮している」と捉えている方も多いです。
「聴く力」とは、相手を理解する力です。
「話す力」の効果を出すには、相手を理解する必要があります。
相手を理解するには、「相手に本音でたくさん話してもらう」必要があります。
「聴く力」が強い人ほど、相手は本音でたくさん話します。
「聴く力」の大きさは、相手が本音で話す量ではかります。
上司の「聴く力」が強いほど、部下は報連相をするようになります。
【コラム】チームワークの一体感を醸成するコミュニケーション方法
聴く力を強化するコーチングスキル
多くの方が、「聴く力」の強化方法をわかっていません。
スピーチ、プレゼンテーション、面接練習など、「話す力」の強化は、多くの方がされてきました。
「聴く力」の強化方法は、学ぶ機会がほとんどなかったのです。
そこで提案する「聴く力」の強化方法が、コーチングスキルです。
コーチングとは
コーチングとは、「相手が抱えている課題の解決をサポートする」ものです。
コーチングの語源は、馬車です。
「お客様を目的地に連れて行く」ところから来ています。
「相手が抱えている課題の解決をサポートする」方法は、コンサルティングやティーチング、アドバイスなどの方法も存在します。
コーチングの特徴は、原則「提案やアドバイスをしない」です。
「相手に本音でたくさん話してもらう」中で、自分自身で課題解決に向けてすべき行動に気づいてもらいます。
自発的行動を引き出すスキルで、1on1ミーティングなどでも活用されています。
コーチングスキルとは
コーチングを構成するスキルは、「傾聴」「質問」「フィードバック」です。
全て目的は「相手に本音でたくさん話してもらう」です。
「傾聴」で、相手が本音で話しやすい場づくりをし、たくさん話してもらいます。
「質問」「フィードバック」で、相手の視点を変え、話の方向性をコントロールします。
その結果、相手がよくわかってきます。
これが「聴く力」です。
聴く力コミュニケーション能力強化の留意点
「聴く力」の強化方法を学ぶ機会は、ほとんどなかったのではないかと思います。
それは「聴く力」が簡単だと、誤解があるからです。
聴く力の強化は難しい
「聴く力」の強化が難しいのは、「聴く力」を強化しなくても、コミュニケーションが取れたように感じてしまうからです。
また、「聴く力」が無くても、相手のコミュニケーション能力のせいに、責任転嫁できてしまうからです。
部下が何か提案してきた時、「いいアイデアだね!」も、「余計なことするな!」も、どちらもコミュニケーションできていると勘違いされがちです。
部下がどのような想いをもって、その提案をしてきたかまで理解できて、初めてコミュニケーションが取れたといいます。
部下が嫌になって、提案してこなくなったら、部下のコミュニケーション能力が低いと、責任転嫁する場合もあります。
そうして、仕事の生産性が、落ち込んでいきます。
職場のコミュニケーションを活発にしたいなら、「聴く力」の強化が必要です。
セミナーでは継続的な訓練が必要
「聴く力」のデメリットは、強化に時間がかかる点です。
仕事が忙しいなら、話を聴くよりも、素早く判断して結論を出した方が、前進するように感じます。
だから、「聴く力」が大事と言われても、後回しにされ、結局強化されません。
だから、何回研修を受けても、コミュニケーション能力が高くなりません。
「聴く力」を強化するには、「できるようになった」と感じるまでトレーニングが必要です。
聴く力を強化するコーチング・コミュニケーション研修を選ぶなら、単発で終わらない研修を選ぶのが大切です。
【コラム】コーチングに関するビジネスが怪しい、胡散臭いと感じる理由
コーチング・コミュニケーション研修セミナー
2019年度の流行語大賞に「ワンチーム」が選ばれました。
ワンチームになるには、メンバーを信頼し、なんでも話し合える関係性づくりが必要です。
何でも話し合える関係性をつくるには、コミュニケーション能力の中でも「聴く力」が必要です。
「聴く力」を強化するには、コーチング・コミュニケーション研修セミナーの受講をオススメします。
競合他社より先に、ワンチームになれる職場づくりを目指しましょう。