コーチング資格の取得前に知っておきたい基礎知識

コーチング・コミュニケーション

コーチングは、どのように学べばよいのか、資格は取得した方がよいのか。

コーチングに興味を持って学ぼうと思ったときに、迷わせるのは数多くのコーチングセミナーや資格が存在するからです。

 

コーチングスキルはさまざまな効果があり、幅広い目的でもとめられているスキルです。

 

コーチング資格の取得費用は、高額になりがちです。

セミナーの内容が合わなかった、資格をとったけど活かせないなどとなるともったいないです。

 

コーチング資格セミナーを受講前に知っておきたい基礎知識をまとめてみました。

 

【コラム】コーチングの勉強方法~コーチングの資格は独学でも取得できる?

【目次】

 

コーチングスキルが必要な背景

ストレスケア

コーチングスキルは20年ほど前から日本に入ってきていますが、それほど普及しているわけではありません。

 

しかし、大企業では、管理職にコーチング研修を受講させる、1on1ミーティングで活用するなど利用シーンは増えています。

 

どうして、コーチングスキルが注目されているのでしょうか。コーチングスキルがもとめられている要因について説明します。

 

 

コミュニケーションが希薄化

「情報化社会になった」「企業間競争がグローバルに広がった」「企業間競争が激しくなっている」「人手不足になっている」「働き方改革で労働時間が削減されている」

 

このような要因により、管理職も含めて社員は仕事の処理に追われているので、社員同士のコミュニケーションの1回当たりの時間が短くなっています。

 

阿吽の呼吸など、空気を読む力の強かった日本人も、空気を読んでいる暇もなく次から次へと仕事をこなさなければなりません。社員同士のコミュニケーションは、メールなど文字のやり取りが増えるなど、だんだん無機質になってきます。

 

結果、人間関係の悪化へつながり、メンタルヘルスの問題が発生や離職率の増加として現れます。コミュニケーションの希薄化が会社の生産性を落ち込ませる要因となっているのです。

 

そこで、1on1ミーティングやコーチングセッションを取り入れて、質の高いコミュニケーションの時間を確保しようとしているのです。

 

 

 

考える力が弱くなっている

センター試験が2020年で廃止になり、新しい試験制度に変わります。

目的は、「課題解決能力を養う」です。日本が従来行ってきた、暗記型の教育では、過去の事例の対処は得意ですが、未知の課題に対して対応できなくなります。

 

「教えてもらってないからできません」と指示命令がなければ、動けない社員が増えてしまいます。

 

ビジネスの世界は常に今までになかった未知の課題へのチャレンジになります。だからこそ、考える力を養う必要が出てきたのです。

そのため、教育の現場でアクティブラーニングが流行っています。

 

コーチングスキルは質問力を駆使して、相手に考えてもらう力を養うものです。1on1ミーティングやコーチングセッションを取り入れて、部下の考える力や主体性を引き出そうと考える企業が増えています。

 

 

コーチングがわからない

コーチングをわかりにくくしている点は、「教えないで問題解決できるのか?」です。

 

コーチングは、原則「教える」「アドバイス」をしません。

 

現実的には、問題解決は教えた方が早いです。その方法が的確であればですが。

 

実際、コーチによっては、問題解決を急ぐあまりに、アドバイスや提案に走ったりすることもあります。質問のスキルが「誘導質問」になっている場合もあります。

 

このようなケースが増えて、結局何がコーチングなのか?とわかりにくくさせています。

 

また、コーチングスクールの種類がさまざま存在すること、コーチとして活動している人の肩書がさまざまであることが、コーチングをよくわからないものにしています。

 

コーチングの基本を整理します。

 

【コラム】コーチングに関するビジネスが怪しい、胡散臭いと感じる理由

 

 

 

コーチングとは

コーチング・コミュニケーション

「コーチングとは・・・」と質問すると、さまざまな回答があり、決まった定義が無いので初心者を迷わせます。また、スポーツのコーチのように、指導者のイメージを持っている人も多いです。

 

ここでは、スポーツのコーチとコーチングは、異なるものと捉えてください。コーチングと呼ばれるスキルは、原則「指導、教える、アドバイス」は行いません。

 

参考に弊社では以下のように定義しています。

〇コーチングセッションを受ける方に対して:
「意思決定と行動をサポートし、成長を促すもの」

〇コーチングを学ぶ方に対して:
「聴く力に重点をおいたコミュニケーションスキル」

 

 

 

ティーチング・カウンセリングとの違い

コーチングは、「聴く力」を駆使して、クライアントの気づきを引き出すスキルです。

「話を聴く」なので、「カウンセリング」とどう違う?とよく質問されます。

 

明確に切り分けられませんが、「カウンセリングは過去の痛みや悩みを解消する」を目的とするのに対し、「コーチングは未来の目標や成長を達成する」を目的とします。

 

ビジネスで活用するなら、未来志向のコーチングスキルの方がオススメです。「コンサルティングやティーチング」との大きな違いは、話の量です。

 

「コンサルティングやティーチング」は、教えるやアドバイスをするなので、コンサルタントや先生がメインで話をします。

「コーチングやカウンセリング」は『引き出す』を目的としますので、クライアントがメインで話をします。

 

「コンサルティングやティーチング」が「話す力」を強化するのに対し、「コーチングやカウンセリング」は「聴く力」の強化が必要です。

 

 

※コーチングとティーチングのどちらが優れているかは、ありません。状況によりわかれます。ティーチングの方が解決が早いです。緊急性が高いときは、「教える」「指示する」が有効です。コーチングは緊急性が低く、重要性が高いものに活用すると有効的とされています。

 

日本は長らく暗記型の教育、ティーチングに偏りすぎていました。そして、考える力、課題解決力が弱くなったと言われています。人材育成など、考える力を養う目的で、コーチングが必要とされています。

 

 

 

コーチングスキルとは

コーチングスキルとは、コーチングセッションを行うときに活用するスキルです。ここでは基本中の基本を簡単に説明します。

 

コーチングスキルを構成するものは「傾聴」「質問」「フィードバック」です。各スキルを駆使して、30分から2時間程度のセッションを行い、クライアントの気づきと行動を引き出します。

 

セッションの流れは、GROWモデルを用いるのが一般的です。GROWモデルとは次の頭文字をとったものです。

Goal(ゴール)
Reality(現状)
Option(選択肢)
Will(意思)

 

次のように進めます。

1.話したいテーマを確認する
2.そのテーマについて理想の状態(ゴール)を確認する
3.(ゴール)に対して(現状)を確認する
4.(ゴール)と(現状)のギャップを埋める施策(選択肢)を確認する
5.次のセッションまでにする施策(選択肢)を宣言(意思)してもらう

 

 

1on1ミーティングでも同様の流れで行われます。すべてクライアントに考えてもらうので、クライアントに考える力が養われます。そして、行動により、クライアントの成長につながります。

 

重要なポイントは、「定期的に継続する」です。1回ですべてが達成できるわけではありません。実行した施策が成功するとは限りません。

 

2週間に1回~1ヵ月に1回のペースでセッションを行い、PDCAサイクルを回します。チャレンジを積み重ねるから、目標を達成できます。

 

【コラム】傾聴力・質問力とは~コーチングスキルを活用したトレーニング方法

 

 

 

コーチングの種類と資格

コーチング・コミュニケーション

コーチングを学ぼうと思ったときに迷わされるのが、さまざまなスクールやセミナー、資格が存在する点です。どのスクールやセミナーもホームページを見ると魅力的な文章が書かれています。当然ですが。

 

スクールによっては認定資格などがあります。しかも高額なスクールが多いので、慎重に選ばれるのをオススメします。

 

「どこで学ぶかよりも、誰から学ぶかが大事」という言葉を営業トークとして言われるケースが多いかもしれません。

正しい一面もありますが、その「誰」は学ぶ側が決めてください。

 

カリスマ講師に学んでも、コーチングが使えない人がいる一方、格安のセミナーでもコーチングが上達する人はいます。塾など、他の習い事や資格と一緒ですね。

 

 

 

コーチングの資格

コーチングの資格について、公的な資格はありません。つまり、資格を持っているからと言って、ある一定レベル以上のスキルがあるかはわかりません。

 

たいていのコーチング資格は、スクールに通って一定条件を満たせばもらえるという資格がほとんどです。

スクールごとに、取得のハードルが高い資格と低い資格が存在するので、どこのスクールに通った資格かというスクールのレベルが基準になるかもしれません。

 

統一的な基準になる資格としては、国際コーチ連盟の資格です。コーチとしてのセッションの実績も求められる資格なので、客観的にも評価される資格と感じます。

 

ただし、コーチングを学んだことが無い人からの資格の認知度はまだまだ低いです。

 

 

※国際コーチ連盟の資格について
国際コーチ連盟は、世界最大のコーチ認定機関です。

 

資格は、セッション時間の実績、セッションログによる試験によって、アソシエイト・サーティファイド・コーチ(ACC)、プロフェッショナル認定コーチ(PCC)、マスター認定コーチ(MCC)の3種類の資格が存在します。

 

この資格があるからといって仕事を紹介してもらえるわけではありませんし、有利になるわけでもありません。国際コーチ連盟の資格を持っていなくても活躍しているコーチは存在します。

 

 

 

コーチングの種類

コーチングの種類は多様です。国際コーチ連盟のカリキュラムに沿ったコーチングを学べるスクールもあれば、それ以外のコーチングスクールも数多く存在します。

 

どちらが良いのかというと、どちらも良いです。学ぶ人の価値観と合う合わないもありますし、資格の名前による肩書を重視するのか、今後の展開など含めて考える必要があると感じます。

 

コーチングの種類は、コーチングスキルとGROWモデルのベーシックなタイプを追求するもの以外には、心理学を組み合わせたものが多く存在します。

アドラー心理学、NLP、交流分析などです。その他、脳科学など活用したものや、コーチオリジナルのセミナーなども存在します。

 

特に大きく異なるのは、「質問」のスキルでしょう。心理学ごとに、さまざまなフレームワークが存在します。活用するととても便利ですが、絶対必要なわけでもありません。

 

コーチングはクライアントの「思い込み」などの矛盾に気づいてもらいます。「思い込みを形成してきたプロセスが存在する」を知っていると便利なのです。

心理学を活用したコーチングが多い理由です。

 

 

コーチングを学ぶ場合の種類

コーチングを学ぶ場所は数多く存在します。結論的には、どこで学んでも、本人のやる気次第です。ダイエットや英会話と同じです。

 

学んだ成果は、セミナーや研修時間以外の努力の差に左右されます。高額セミナーを受けても、コーチングができない人は数多く存在します。

価値観がが合うスクール、セミナーを選ぶのが大切です。

 

コーチングスキルについてはシンプルです。『「傾聴」「質問」「フィードバック」というスキルを駆使して、GROWモデルに沿って話を聴き出し、行動を促していく』が基本になります。

 

この各スキルに、どのようなテクニックを使うかによって種類がわかれます。主なものは心理学を活用したものです。

NLP、アドラー心理学、交流分析、個性心理学などを活用した「質問」をおこないます。その他、脳科学などを活用したものがあります。

 

企業研修や低価格のセミナーは基本スキルに重点を置いています。高額セミナーになると、アドラー心理学やNLPなどの心理学やオリジナルの考え方を活用したものが多くなります。

 

低価格のセミナーの修了生でも、コーチとして活躍している人はいます。高額セミナーに参加してもコーチングができない人はいます。まず自分自身にどれぐらい「学びたい気持ち」があるか見つめることが大切です。

 

また、資格はいろいろ存在しますが、スクールごとの認定資格がほとんどです。

コーチングの成果ではなく、修了やセッション時間など一定条件をクリアしたら必ずもらえる資格なので、その価値をどのように捉えるかも人それぞれです。

 

 

 

コーチングを受ける場合の種類

コーチングをわかりにくくしている要因に、コーチが持つ肩書が多すぎるということもあります。スポーツのコーチのように、「教える」タイプのコーチも存在することがあります。

 

まず理解しておいてほしいことは、コーチングは属人的だということ。人それぞれ、コーチングのスタイルは大きく異なります。同じスクールを出て、同じ資格をもっていたとしてもコーチングのスタイルは異なります。

 

そのため、あるコーチからコーチングを受けてうまくいかなかったからとして、「コーチングは効果がない」と判断しないようにしてください。

 

あるパン屋さんのパンが美味しくなかったから、「パンはおいしくない」と判断しないのと同じです。

 

多くのコーチが、「得意分野×コーチング」という組み合わせで活動します。

・人生全般をテーマにするライフコーチ
・経営者を対象としたエグゼクティブコーチ
・ビジネス全般をテーマにするビジネスコーチ
・起業をサポートする起業コーチ
・恋愛や婚活をサポートする恋愛婚活コーチ
・お金の問題をサポートするマネーコーチ

 

 

得意分野を掛け合わせているため、「教える」の割合が存在します。コーチングというより、コンサルティングになっているケースもあります。

 

コーチングを受ける場合は、課題解決が優先なので、コーチング、コンサルティングはただの手段であり、重要では無いともいえます。

 

クライアントも課題を早く解決したいので「教えてほしい」となります、それに答えているうちに「教えないコーチング」ができなくなるコーチもいます。

 

このあいまいさがコーチングを難しくさせ、わかりにくくさせています。

 

 

 

 

 

コーチング資格の効果

コーチング・コミュニケーション

コーチングの資格は取った方が良いのかどうか迷うかもしれません。この点は、さまざまな意見があるでしょう。

絶対的な正解はありません。ここでは、弊社の考え方を紹介します。

 

 

コーチングの資格にメリットはある?

「コーチングを受けてみたい」と思った時、コーチを選ぶ基準は何ですか?

 

もし、その回答に「どこどこの資格」という明確な答えを持っているのであれば、その資格を取得すると意味があるかもしれません。

 

実際、資格取得によってセルフイメージが高まって、コーチとして活動している人は存在します。

 

一方、資格をとってもコーチングができずに、別のスクールに通いなおす人も存在します。

 

学んでいない人にとって、どのコーチング資格が良いのかわかりません。悪質なコーチに会った経験のある方には、名刺に書いてあったら逆に警戒される場合もあります。

 

コーチングの資格は、スキルレベルの目安にはなりますが、学んない人にとってはよくわかりません。同じスクール出て資格を持っているコーチでも、スキルレベルは全く異なります。

 

現時点では、コーチングの資格は必要と感じませんが、長い目でみて、コーチングが普及してきたとき魅力が出てくるかもしれません。

 

プロコーチとして活動する際、資格の肩書がないと、仕事が来ないのではと不安になることも多いのです。自信をつける効果はあるかもしれません。

 

しかし、実際は資格があるからといって、仕事が来ることはありません。

 

 

資格があっても仕事はない

資格を取ると、プロコーチとして活躍できると宣伝しているセミナーやスクールも存在します。

 

皆さんの周りにコーチングの資格を持っている人はどれぐらいいますか?そして、その資格をどのように活用していますか?

おそらく、それほど多くないのでは無いかと思います。それぐらい、まだまだ資格の必要性に気づかれていないスキルです。

 

また、コーチングスキルは、資格よりもコーチ自身の能力に左右されます。

資格が無くてもコーチングが上手い人がいる一方、資格があってもコーチングができない人がいます。クライアントとの相性も存在します。

 

プロコーチになれるというセミナーやスクールで認定資格を取得したからといって、仕事を斡旋してくれるわけではありません。

 

逆に、さらに高額のコースへの案内が来るかもしれません。コーチングの資格を取得したら、必ず仕事がとれるとは思わないことが大切です。

 

【コラム】目標設定面談のためのコミュニケーション能力―魅力的なビジョンを-

 

 

 

コーチングを学ぶ目的

コーチング・コミュニケーション入門セミナー

コーチングの資格を取得したからといって、仕事につながるわけではありません。

 

しかし、コーチング自体は、必ず役に立つスキルです。近年とくに、もとめられているスキルです。もし学ぶのであれば、「目的を明確にする」が重要です。

 

コーチングを学ばれる方の目的は、大きく分けて2つです。

・コーチング資格を活かしてプロコーチになる
・自分を変えたい(セルフコーチング)

 

この2つ以外に、注目されているのが、コミュニケーション能力の強化です。

 

 

コーチングは難しい

コーチングスキルは、とてもシンプルですが、とても奥が深く、難しいです。語学などと同様、日々の努力が必要です。

コーチングの難しさは、クライアントによって全て異なってくるというところにあります。

 

「この質問を使えば、相手は必ず気づいてくれる」という質問が無いからです。ある人で効果があった方法が、ある人ではうまくいかないということが頻繁に発生します。

そして、同じセッションは二度とありません。

 

だからものすごくトレーニングが必要なのです。

そのため、上達するには「何のためにコーチングスキルを学ぶのか」を明確にし、その気持ちの強さを確認してください。

 

そして、その気持ちの強さにこたえてくれる、企業研修やスクールを選ぶことが大切です。同じスクールで同じ先生から同じように学んでも、上達できるかどうかは「本人のモチベーション」次第です。

 

「本人のモチベーション」を引き出すのが、スクールや講師の責任ではありますが。。。

 

 

 

プロコーチになる

コーチングセッションで「クライアントの目標達成をサポートする」そして「対価を得る」が目的。それを専業で行っているのがプロコーチです。

 

上述したように、資格を持っているからといって仕事につながるわけではありません。

 

資格やコーチングスキルだけでなく、営業スキル、マーケティングスキルなどのビジネススキルも必要になります。営業でクライアントをとれたとしても、商品であるコーチングセッションのレベルが低いとクライアントの不満につながります。

 

コーチングスキルとビジネススキルの両方を磨き上げる必要があります。

インターネットでコーチを探すと、さまざまなコーチが数多く見つかります。プロコーチは、設備投資も必要なく、簡単に参入できます。簡単に参入ができるという仕事は、クライアント獲得競争が激しいです。

 

コーチングが普及していないので、クライアント候補は少ないです。コーチング資格取得した直後はスキルレベルは低いです。

 

そのため、プロコーチとして活動するには、ビジネススキルだけでなく信念と粘り強さも必要です。

 

 

セルフコーチングをする

セルフコーチングとは、コーチングセッションを自分自身に行うスキルをいいます。

 

コーチングセッションはクライアントの視点を広げ、思い込みを解消し、前に一歩踏み出す勇気づけを行います。その効果を自分自身に与え、現状を抜け出すという目的で学ばれる方も多いです。

 

実際、コーチングを学ぶと、いろいろな気づきが得られます。何かしらの不都合を周りのせいにして動けなかったケースも、自分の可能性に気づけば、動けるようになります。

 

また、自分自身の主体性を引き出せます。学んだ多くの方が、コーチングをもっと早く学んでおけばよかったというのは、この効果によるものです。

セルフコーチングが目的であれば、資格は必要ありません。

 

 

 

コミュニケーション能力を強化する

上述したように、コミュニケーションの希薄化、考える力の減少などが発生しています。

 

コーチングを学ぶと、それらを解消できます。1on1ミーティングやコーチングセッションを取り入れている企業が増えているのは、コミュニケーションの質の向上が目的です。

 

コーチングは「聴く力」を強化するスキルです。コミュニケーション能力とは、「話す力」と「聴く力」の両方が存在して、初めて成立します。

 

そして、多くの方が「聴く力」のトレーニングをした経験がありません。だから、コミュニケーションの希薄化が発生しているのです。

 

コーチングスキルを学ぶと、「聴く力」が強化され、コミュニケーション能力が強化されます。コミュニケーション能力の強化が目的の場合も資格は必要ありません。

 

【コラム】チームワークの一体感を醸成するコミュニケーション方法

 

 

 

コミュニケーション能力が重要

人事評価制度

近年、社員のコミュニケーション能力強化が求められています。IT技術の進化により、コミュニケーションの量は激増しました。

 

その反動で1回当たりのコミュニケーションの質は低下しています。そのため、コミュニケーションの希薄化による問題が増加しています。

 

退職理由、職場でのストレス要因、どちらも人間関係が上位にあります。

 

 

 

生産性向上

近年、「ワンチームになる」が合言葉のように使われています。

ワンチームとは、組織に一体感ができている状態になります。もしメンバー同士、コミュニケーションが上手くいってなかったらワンチームになれません。

 

ワンチームが望まれる理由は、仕事の生産性が大幅に変わるからです。メンバーが協力し合えない職場は生産性が低くなります。

 

だからこそ、コミュニケーション能力を強化して、ワンチームになることが大切なのです。

 

 

メンタルヘルス向上と離職率低下

会社を辞める理由、会社でのストレス要因のランキング上位に常に人間関係があります。

 

人間関係とはコミュニケーションによって良くも悪くもなります。コミュニケーションの悪化はメンバーにダメージを与えるのです。それはそのまま生産性に影響します。

 

人が寄り付かなくなった会社は、人手不足倒産に追い込まれます。コミュニケーションの質を改善し、働きやすい職場づくりを進めることが急務なのです。

 

 

 

 

コーチングの学び方

コーチング・コミュニケーション

「コーチングの資格を取得した方が良いのか」をテーマに説明してきましたが、資格を関係なしとした場合、どのような学び方があるのか紹介します。

 

コーチングを学ぶ上で、まず意識してもらいたいのが、語学や料理などと同様、トレーニング量が必要というポイントです。

 

日本語の会話であるので、できてなくても「できたつもり」になるケースが多いです。

 

「できているつもり」でコーチングセッションを行うと、クライアントとの信頼関係が壊れるので注意してください。資格よりも、長時間のトレーニングが必要です。

 

 

 

本や動画、オンライン講座などで独学

本屋に行けば、コーチングに関する本が並んでいます。インターネットで「コーチング」と検索しても、さまざまな知識が得られます。オンライン講座なども充実しています。

 

個人で独学しやすい環境は整っています。そして、「納得できる」ような言葉が書かれているので、「わかった気分」になります。

 

スキルの習得レベルは「知っている」「できる」「教えられる」に分かれ、それぞれ全く異なります。

 

独学の場合、「知っている」けど「できない」という状況に陥りがちです。

 

「質問」スキルだけでも、かなり奥の深い世界なので、難しいです。最近は、コーチの勉強会などが開催されているケースがあります。

勉強会に参加し、自分自身の理解度を確認する場をもうけるなど工夫するとよいでしょう。

 

 

 

スクール・セミナーで学ぶ

コーチングスキルはスクールやセミナーで学ぶのが一般的です。

 

上述したように、さまざまな種類があるので、目的を明確にしたうえで、しっかり選ぶ必要があります。コーチングはトレーニングが必要です。

トレーニング環境が整っているスクールが望ましいです。

 

単発のセミナーになればなるほど、本やオンライン講座で独学しているのと変わらない状況になります。

 

スクールやセミナーのメリットは、ともに学ぶ仲間ができる可能性が大きいところでしょう。モチベーションの高い仲間ができたら、自然と練習回数が増えるので上達しやすくなります。

 

資格は学ぶステップとして、目安にはなるでしょう。

 

 

 

企業研修で学ぶ

最近は、管理職研修など、コーチングを企業研修で学ぶ機会も増えています。ただし、単発の企業研修が多いのがデメリットです。

 

上述したように、トレーニングをしていないにもかかわらず、コーチングができるようになったつもりの管理職が増える可能性があります。企業研修ならではのデメリットです。

 

コーチングは原則、教える、アドバイス、指示するなどをしません。そして、コーチングは「会社内」「家庭内」では、かなりの熟練度を必要とします。

 

なぜなら、上司や親は、悪気なく「こうなってほしい、こうしてあげたい」などが存在するからです。それらが強すぎると、アドバイス、指示命令に走り、「コーチング」として機能しなくなります。

 

 

また、コーチングをする前提として、強い信頼関係が求められます。

苦手な上司に、コーチングされる部下は、委縮して何も話さないかもしれません。そして、社内で「コーチングは役に立たない」となって、浸透が妨げられるという現象が起きる可能性があります。

 

単発のコーチング企業研修では逆効果を生む可能性があるというデメリットがあります。

 

ところで、長期的なカリキュラムのコーチング企業研修であれば大きなメリットが得られます。

 

コーチングスクールやセミナーなどのデメリットは、コーチングを学ぶ仲間同士では盛り上がるのですが、コーチングを知らない人へのコーチングが大きな壁になります。

 

コーチングスクールやセミナーで資格をとっても、社内に戻ってきても活かせないケースも多いのです。課長が部下にコーチングをしたくても、部長に「指示を細かく出せ」と命令されたら、実践できません。

 

 

逆に、企業研修でコーチングに関する理解を社内に浸透させられたら、コーチングの効果が得られやすくなります。

 

コーチングをブラッシュアップするトレーニングの仲間が社内にいる方が、上達が期待できます。社内のコミュニケーションも活発になります。

 

弊社では「長期的カリキュラムのコーチング企業研修」を行っています。

 

【コラム】ビジネスでワンチームになるために-会社組織の一体感を醸成する方法

 

 

 

資格以上のメリットを

人事評価制度

コーチングの資格の取得について、メリットがあるともないとも現時点ではいえません。しかし、コーチングスキル自体の習得は大きなメリットがあります。

 

自分自身を変えるセルフコーチング的な効果も大きいですが、さらに大きい効果はコミュニケーション能力強化です。

 

さまざまな問題が人間関係によって生じています。そして、それは仕事だけでなく、プライベートでも一生続きます。コミュニケーション能力強化したからといって、問題がゼロにはなりませんが、問題に対する捉え方が変わります。

 

資格をとって仕事を有利に進めたいという考え方も確かに正しいかもしれません。しかし、資格を持っていてもコミュニケーションが上手くいかなければ活用できません。

 

もしコーチングスキルに興味を持っているなら、体験講座から受講してみることをオススメします。

 

【コーチング・コミュニケーション入門セミナー】