メンタルの弱い部下との接し方~職場のメンタルヘルス改善~

最近の若手は、メンタルが弱い」と、心配になっている上司がおられます。

 

そのため、仕事を依頼できないなど、問題になっているケースがあります。

 

 

実際は、人間のメンタルの強さは、昔からそれほど変わっていません。

外部環境と価値観が、大きく変わってきただけです。

 

 

上司の普通と、部下の普通が異なるだけです。

部下が、上司の普通についていけないだけです。

 

 

自分の価値観に合わない仕事のやり方には、誰でもストレスを感じます。

 

上司にとって当たり前のことでも、部下にとってはストレスのかかることなので、メンタルが弱くなったように感じるのです。

 

 

 

企業間競争が激しくなり、働く環境の変化が激しくなっています。

そして、世代間の価値観の差も拡大し、働く人のメンタルヘルスが大きな課題になっています。

 

 

会社の将来を考えるなら、若手社員のメンタルヘルス改善は大きな課題です。

 

課題を改善するには、部下と関わる上司のコミュニケーション能力強化がもとめられます。

 

 

メンタルヘルス改善方法について説明します。

 

 

 

 

【コラム】モチベーションに社内表彰制度はいらない?~メリット・デメリット~

 

【目次】

 

部下のメンタルヘルス改善が課題

ストレスケア

部下のメンタルヘルス改善が、職場の課題になっています。

 

働く環境が激変している原因からか、精神疾患による労災申請が、毎年増えつづけています。

(参考:精神障害の労災補償件数の推移と主なできごと:https://kokoro.mhlw.go.jp/infographics/02.html)

 

部下のメンタルヘルス改善を、進めるべき理由について説明します。

 

 

 

 

 

 

 

生産性の改善

部下のメンタルヘルスは、職場の生産性に影響します。

 

疲れている、やる気がでないといったモチベーションの低い状態では、仕事の生産性が落ち込みます。

 

生産性が落ち込むと、業績が悪化し、職場の雰囲気がさらに暗くなります。

 

さらに、メンタルヘルスが悪化する、悪循環を生みます。

 

 

 

 

 

 

 

離職率の改善

ストレスが高くなり、モチベーションが下がりきると、退職につながります

退職につながると、さらに生産性の悪化につながります。

 

 

誰かが退職すると、その仕事のしわ寄せが、残った人にいきます。

 

残った人のメンタルヘルスが、悪化する可能性があります。

 

 

 

 

【コラム】連鎖退職とは~若手社員が連鎖退職する原因と対処方法

 

 

 

 

 

部下のメンタルヘルスを悪化させる上司

メンタルヘルス

職場のストレス要因、社員が会社を退職する理由のランキングで、常に上位がきているのが上司との人間関係です。

 

部下のメンタルヘルスを悪化させる原因となっているのが、「上司自身」である場合があります。

 

具体的な理由について、説明します。

 

 

 

 

 

 

 

評価しない

退職理由の中に、「評価してもらえない」といったものがあります。

 

雑用や単純な仕事しか、させてもらえない。

給料が低い。

 

これらも、「評価してもらえない」に含まれると考えられます。

 

やる気がある社員ほど、「やりたいことをさせてもらえない場合」、ストレスを感じるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

粗探しをする

評価しないに近いですが。

粗探しする、否定、批判、いつも怒っているような上司もいます。

 

 

いつも否定されていたら、ストレスを感じるでしょう。

 

怒られてばかりいたら、怒られないようにビクビクしながら仕事するようになるでしょう。

 

 

評価しないに加えて、粗探しばかりする上司は、部下のメンタルヘルスを悪化させます。

 

「部下のため」と思い込みが強く、上司に悪気が無い場合、なかなか改善されません。

上司に気づかせるきっかけが必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上司が部下のメンタルヘルスを改善する方法

コーチング・コミュニケーション

部下のメンタルヘルスを改善するには、上司の関わり方が重要です。

 

モチベーションを高める上司の関わり方について説明します。

 

 

 

 

 

 

 

部下を認める

部下を評価しないのが、ストレス要因になっています。

認める」をすると、「評価した」につながります。

 

部下の成果を認める。

部下のやりたいことを認める。

部下の失敗してもプロセスを認める。

 

こだわりが強すぎる、自分に厳しい上司にとっては、難しく感じるかもしれません。

 

上司もコミュニケーション能力の強化が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

コミュニケーション能力を強化する

上司になる人は、基本的にコミュニケーション能力が高いです。

 

しかし、「話す力」に偏りがちです。

相手を論破する力は、強い人が多いです。

 

 

一方で、「聴く力」が、まだ弱い人も多いです。

 

「部下を認める」がしんどいと感じる方は、「聴く力」が弱いからです。

 

「聴く力」の強化に、コーチング・コミュニケーションの学習をオススメします。

 

 

 

 

【コラム】コミュニケーション能力とは-仕事で必要とされる理由と高める方法

 

 

 

 

 

1on1ミーティングなど取り入れる

コーチング・コミュニケーション

部下のメンタルヘルスの改善は、多くの企業でもとめられています。

そのためには、上司のコミュニケーション能力改善が欠かせません。

 

大企業を中心に、1on1ミーティングなどを取り入れて、部下のモチベーションを高めようと取り組みします。

 

1on1ミーティングも、上司のコミュニケーション能力が無いと、効果がありません。

 

コミュニケーション能力強化に取り組んでください。

 

 

弊社では、コミュニケーション能力強化のための、コーチング・コミュニケーション研修セミナーを実施しています。

ぜひご活用ください。