問題解決力・意思決定力研修セミナー【大阪・神戸・京都】
ビジネスにおいて、問題解決力と意思決定力の両輪が重要です。
問題解決方法を発想できても、実行に移す意思決定力がなければ、問題が解決されないからです。
問題解決の思考方法として、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ラテラルシンキング、インバスケット思考などさまざまな方法があります。
どんなに知識としてもっていても、活用されないのであれば、意味がありません。
問題解決の壁となるのが、人間関係、失敗への恐れなど、企業風土の影響です。
問題解決力と意思決定力を同時に高めるおすすめの方法が、コーチング・コミュニケーションの習得です。
問題解決力・意思決定力に有効である理由を説明します。
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【目次】 |
問題解決力の問題
問題解決力を強化したいとします。
その時、問題解決力の捉え方が大切です。
A:大きくなった問題を解決する力
B:そもそも問題を発生させない力
Aも大切ですが、Bの方が重要です。
日本の少子高齢化問題や生産性の低さの問題は、大きくなりすぎたので、なかなか解決されません。
問題が小さいうちに解決する意思決定力がもとめられます。
問題解決か課題解決か
問題解決と似た言葉に、課題解決があります。
ほぼ同じような意味で使われるケースが多いですが、このコラムでは定義をわけます。
問題:すでに発生した問題
課題:理想の状態と現状のギャップ
課題は、未来志向で考えます。
目標を達成する目的で、解決する課題です。
問題解決は、顕在化した問題の解決です。
課題解決よりも問題解決が中心となると、後手後手の対応になっている可能性が高くなります。
問題解決と日本企業の特徴
日本企業の全体的な傾向として、失敗、問題の発生を恐れます。
失敗しないように、失敗しないように慎重に進めます。
そして問題が発生したら、徹底的に改善します。
その結果、品質面は徹底的に磨かれました。
その一方で、スピードが犠牲にされました。
悪い面として。
問題が発生するまで、何も対策しない傾向があります。
ハンコ文化、オンライン診療、オンライン教育、FAXの廃止など、新型コロナで問題となって初めて解決しようと動き出しました。
外国企業に比べて、生産性が低い要因です。
問題が発生しないように慎重に慎重に進めているうちに、気づいたら外国の企業が追いつけないぐらい巨大化していました。
問題を発生させないようにと保守的になればなるほど、それ自体が問題を大きくします。
結果として、解決が難しい問題となります。
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意思決定力がもとめられている
問題解決力を高めるには、意思決定力が重要となります。
日本の少子高齢化の問題も、何十年も前からわかっている問題です。
問題解決の基本は、問題が発生する前、もしくは問題が小さいうちに対処するです。
早めの問題解決に、意思決定を繰り返す力、PDCAサイクルを回す力がもとめられます。
意思決定がないと問題は解決しない
問題は、解決する気が無いと解決しません。
カルロス・ゴーンの問題、関西電力の献金の問題、日本郵政の保険の不適切販売など、問題が小さいうちに解決されないのは、上位の役職者が解決する気がなかったからです。
問題が取り返しがつかないぐらい大きくなったら発覚して、責任をもとめられます。
ノルマなど業績を優先すると、問題解決は後回しにされがちです。
問題解決力を高めるには、リーダーの意思決定力の強化が欠かせません。
意思決定に必要な要素
意思決定に必要な力は、意思決定をし続ける力です。
PDCAサイクルを回す力です。
意思決定したら、必ず成功するわけではありません。
チェックして修正の意思決定を繰り返さなければなりません。
PDCAを回し続ければ改善され続けるはずです。
日本では、多くの場合、PDだけで止まり、改善につながりません。
だから生産性が高まらないのです。
PDCAサイクルを高速回転させる意思決定力が必要です。
そのためには、柔軟な思考力が必要となります。
問題解決力・意思決定力向上
問題解決するには、意思決定力が必要です。
意思決定力を高めるには、思考力が必要です。
「わからない」という言い訳が、意思決定できない原因となるからです。
思考力を高める方法について説明します。
ロジカルシンキングとラテラルシンキング
思考力の基本として紹介されるロジカルシンキング。
ロジカルシンキングは、「なぜなぜ?」と掘り下げていく垂直的な思考法です。
掘り下げて、なぜその問題が発生したのか因果関係を追求していきます。
掘り下げる方法は、5W1H(What,Where,When,Who,Why,How)を活用します。
垂直的なロジカルシンキングに対して、水平方向に広げる思考法がラテラルシンキングです。
ロジカルシンキングのデメリットは、「枠にはまりがちになる」です。
枠を飛び越えた発想をするのにラテラルシンキングを活用します。
広げる方法は、「他には?」「客観的にみたら?」など、強引に視点を変えます。
インバスケット思考
思考力は、スピードももとめられます。
状況に応じて、適切な判断がもとめられます。
意思決定スピードアップ方法が、インバスケット思考のトレーニングです。
インバスケットとは、未処理箱のことです。
未処理の案件を、時間制限内に処理しなければならないという、ケーススタディになります。
未処理の案件は、制限時間には処理できないぐらいの量があります。
だから、優先順位をつけて、重要なものだけでも完了させるという発想力が必要です。
素早い意思決定は、インバスケット思考のトレーニングの繰り返しにより強化されます。
コーチングを受ける
問題解決力が大切とは、最近言われ始めたものではありません。
人類が誕生したころから、ずっと大切な力です。
だから年齢が高いほど、問題解決経験が多いので、問題解決力が高くなりそうです。
しかし、年齢と問題解決力に相関はありません。
それは、経験が豊富、こだわりが強いほど、視野が狭くなりがちだからです。
問題解決力には、柔軟性が必要です。
「ゼロベースで考えるのが大切」と、それが分かっていてもむずかしいのです。
そこでオススメするのが「コーチングを受ける」です。
コーチングを受けると、コーチ(他人)からあらゆる視点から質問を投げかけられます。
自分では思いつかないような質問に答え続けると、思考力が強化されてきます。
問題解決力、意思決定力の高い状態を維持するには、「コーチングを継続的に受ける」をおすすめします。
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質問力の強化がポイント
問題解決力、意思決定力の差が、仕事の生産性に大きく影響します。
どんなに頭が良くても、優柔不断であれば、生産性が低下します。
日本は教育が整っており、頭の良い人が多いです。
しかし、生産性は先進国の中では最下位です。
問題解決力、意思決定力が弱いからです。
問題解決力を高めるには、質問力が必要です。
一つの問題に対して、さまざまな視点で疑問をもつ力が必要です。
質問力を強化するには、「コーチングを継続的に受ける」がおすすめです。
もしくは、コーチングスキルの習得をおすすめします。