ビジネスコーチング研修セミナー【大阪・神戸・京都】
ビジネスは、チームで行動することが多いです。
会社自体が、大きなチーム(組織)だからです。
そのため、管理職になるとチームのマネジメントが必要となります。
どんなに部下への不満があったとしても、チームの成果は管理職の責任だからです。
チームの成果を高めるには、部下のモチベーションを引き出さなければなりません。
部下の育成も、管理職の役割です。
しかし、部下とのコミュニケーションを、課題に感じている管理職は多いのではないでしょうか?
そのような中、管理職研修などで注目されているのが、ビジネスコーチングです。
ビジネスコーチングセミナーというと、部下の目標達成やモチベーションアップを目的としたものが多いと感じます。
弊社では、コミュニケーション能力アップを目的とすることをお勧めしています。
管理職の仕事は、仕事の管理だけでなく、部下の管理もあります。
なぜなら、仕事の進捗は、部下の行動によって決まるからです。
「部下の管理方法は、指示命令」といった考え方があるかもしれません。
昔は、それでよかったかもしれませんが、現代では、指示命令だけでは部下のモチベーションを下げる可能性があります。
無理にコントロールしようとすると、反発され、チームワークが崩れます。
管理職に必要な力は、部下との関係性を強化するコミュニケーション能力です。
企業が社員にもとめるスキルに「コミュニケーション能力」を挙げています。
それは、どんなにIT技術が進化して作業スピードが速くなっても、職場のコミュニケーション不全がボトルネックになるからです。
問題をすぐ報告するか、隠ぺいするかによって、社内のコミュニケーションの質によって、会社の将来は大きく変化します。
ビジネスに関わる人すべてに、コミュニケーション能力強化がもとめられているのです。
コミュニケーション能力強化の方法の一つとして、コーチングスキルを学ぶことをオススメします。
しかし、コーチングといっても種類はさまざまです。
コーチングセミナーを選ぶ際の注意点などを説明します。
弊社では、ビジネスコーチングとして、コーチング・コミュニケーション研修セミナーを行っています。
入門セミナーでは、コーチングの種類や選び方を説明しています。
【目次】 |
コーチングの基礎知識
コーチングセミナーに来られる方の中には、「コーチングとは?」をよく知らない方もおられます。
最初は、それで問題無いでしょう。
しかし、事前に基礎知識を押さえておくと「これじゃなかった・・」「講師に言われるがまま、すべて信じてしまう」などの失敗が減らせます。
そこでコーチングセミナーを受講する前に、知っておくと便利な基礎知識を説明します。
コーチングとは
コーチングとは、クライアントの問題や課題を解決するサポートをするスキルです。
コーチングとは、スクールごとにさまざまな定義が存在します。
一般的には、「クライアントの気づきを引き出し、なりたい姿の達成をサポートするスキル」といわれています。
目的は、クライアントの課題の解決です。
目的自体は、コンサルティングやティーチング、アドバイスと同じです。
コーチングの特徴は「原則、アドバイスや提案をしない」ところにあります。
そこで、多くの方に疑問が発生します。
「問題や課題を、アドバイスしないで解決するのか?」
もちろん、アドバイスがあった方が解決は早いです。
そこで、逆に質問です。
「英会話のアドバイスをすれば、みんな英語で話せるようになるのか?」
同じ先生に同じように教えてもらっても、できる人できない人にわかれます。
同じ塾に通っている人でも、合格する大学は異なります。
その差は何が作り出すのでしょうか?
それは、その人のモチベーションです。
先生が、その人の「モチベーションを引き出せるか」に左右されるのです。
ビジネスになると、部下のモチベーションを引き出す上司なのか、部下のやる気を無くさせる上司なのかという差になります。
モチベーションが高い人は、自ら問題や課題解決に動きます。
部下に主体性や積極性が欲しいと思うなら、モチベーションを高めなければなりません。
コーチングは、クライアントのモチベーションを高めて、問題や課題を解決するアプローチ方法です。
教える仕事をされている方にも、有効なスキルといえます。
もちろん、コーチングスキルも万能では無いです。
コンサルティングやティーチングを、補完するスキルと捉えてください。
ティーチングとコーチングの違い
ティーチング(コンサルティング)もコーチングも、目的は同じです。
クライアントの課題の解決です。
アプローチの方法が異なるだけです。
ティーチングは、先生の知識や経験などのアドバイスをクライアントに与えて、課題解決をサポートします。
それに対し、コーチングは、答えはクライアントの中にあるとし、原則アドバイスを行いません。
クライアントが、自分自身で答えを見つける思考過程をサポートします。
ティーチングのメリットは、解決の早さです。
解決方法を教えてもらった方が早いです。
しかし、デメリットは、教えてもらったからといって、解決するとはかぎりません。
学校で同じ先生から同じように教えてもらったのに、みんな成績がバラバラです。
逆に「教えてもらってないからできません」という部下を作ってしまうかもしれません。
コーチングのメリットは、クライアントの考える力を高めることです。
思考力が強化されると、状況に応じて臨機応変に対応できるようになります。
柔軟性が高まります。
指示待ち社員にならないためには、思考力強化が重要です。
カウンセリングとコーチングの違い
カウンセリングとコーチングは、目的が異なります。
コーチングは、目標達成、課題解決が目的です。
一方、カウンセリングは、悩みを解決するなど、クライアントを癒すのが目的です。
スキル的には、どちらも「聴く力」がもとめられていますが、使い方が異なります。
特に大きな違いは、質問の方向性です。
カウンセリングはまず、抱えている悩みなどを吐き出すのを目的としているので、それほど行動につなげるような質問は行いません。
対して、コーチングは、目標達成が目的なので、行動につながるような質問を投げかけます。
コーチングのスキルとセッション
コーチングセッションとは、コーチとクライアントの対話をいいます。
一般的に、30分~1時間のコーチングセッションを、2週間に1回~1ヵ月に1回行います。
コーチングセッションは、1回で問題や課題が解決するわけでは無いです。
だから、定期的に、継続して行います。
コーチングセッションはコーチングスキル「傾聴」「質問」「フィードバック」を駆使して行われます。
セッションの流れはGROWモデルのフレームワークを活用するケースが多いです。
GROWモデルとは、以下の頭文字をとったものになります。
・Goal(ゴール)
・Reality(現状)
・Option(選択肢)
・Will(意思)
この順番で話していくと、クライアントのやるべき行動が明確になります。
コーチングセッションで何よりも重要なことは、行動につなげるです。
行動しない限り、問題や課題は解決しないからです。
行動につながるように、「モチベーションを引き出す」が重要となります。
【コラム】エグゼクティブコーチングとは~意思決定の支援方法~
コーチングセミナーの種類はどれがいい?
コーチングセミナーで検索すると、数多くの種類がでてきます。
どれが良いのか、迷うかもしれません。
結論的に、どれでも良いです。
ご自身に合うか合わないかだけです。
ただ、たまに問題になっていますが、強引な営業をするコーチングセミナーもあるので注意は必要です。
どのようなコーチングセミナーがあるか、参考に紹介します。
コーチングスクールの種類
コーチングを学ぶ環境もさまざまです。
継続的に通うスクールもあれば、単発のスクール、セミナー、企業研修などもあります。
学ぶコーチングの内容も、少しずつ異なります。
例えばコーチングセミナー、スクールには次のようなものがあります。
・ベーシック系
コーチングの基本スキルとGROWモデルのみを追求するタイプ。
・心理学系
コーチングで扱うスキルに心理学の知識をプラスするタイプ。NLP、アドラー心理学、交流分析、個性心理学など。
・カリスマコーチ系
アンソニー・ロビンズ氏、苫米地英人氏、マイケル・ボルダック氏などが提唱しているコーチング
・ツール系
Points of Youなどカードを使ったコーチング
このように、コーチングといっても、種類はさまざまです。
コーチングのカテゴリー
コーチングを学んだ人が、どうなるのかもさまざまです。
プロコーチになる場合、ご自身の専門分野とコーチングスキルを組み合わせて活動されるケースが多いです。
コーチングを受けようと、コーチを検索するとさまざまな肩書のコーチが見つかると思います。
参考に主な肩書を紹介します。
・ライフコーチ:人生全般にかかわる課題を扱うなんでもコーチ
・エグゼクティブコーチ:経営者を対象としたコーチ
・ビジネスコーチ:仕事全般を対象としたコーチ
・メンターコーチ:コーチをサポートするコーチ
その他個別案系を対象としたコーチ
・起業コーチ
・マネーコーチ
・恋愛コーチ
・英語コーチ
など
コーチングといっても、さまざまな種類が存在します。
ビジネスコーチングを学ぶ場合も、まずは基本的なコーチングスキルから学びます。
ビジネスの知識があるほど、ビジネスに最適な質問ができます。
ビジネスコーチングとは
コーチングには、さまざまなジャンルが存在します。
ライフコーチ、エグゼクティブコーチ、英語コーチなど、目的に合わせて専門性を持って行われます。
ビジネスコーチングとは、その名の通り、ビジネスの課題を対象としています。
ビジネスの課題を対象としている
ビジネスの課題を対象といっても、ジャンルはさまざまです。
売上アップ、生産性向上、商品開発、ファイナンス、人材育成、組織開発、新事業展開などさまざまです。
これらの課題に対して、コーチングで解決しようとするのが、ビジネスコーチングです。
一般的に、これらの課題はコンサルタントを雇うのが一般的です。
知識や経験を教えてもらった方が早いと考えるからです。
ビジネスの成果は行動による
課題解決は、ティーチング(コンサルティング)の方が確かに早いです。
差し迫った課題に対してはその方が良いでしょう。
しかし、知識や経験を教えてもらったからといって、必ず成果が得られるとは限りません。
知識や経験の豊富な大企業が、業績不振に陥いっていることからもわかります。
経営コンサルタントがついているにもかかわらずです。
中小企業診断士など、経営コンサルタントの業界は大きく成長しています。
しかし、中小企業の数は減り続けています。
ゾンビ企業や、後継者不足の問題は、改善に向かっていません。
一方で、お金も知識も経験の少ないベンチャー企業が、急成長するケースもみられます。
結局、「どれだけ積極的に行動できたか」に左右されるのです。
それは、モチベーションの高さに左右されるとも言えます。
行動を促すビジネスコーチングが注目されています。
コーチングセミナー受講理由を明確にする
どのコーチングセミナーが良いのか迷うかもしれません。
まず、受講目的を明確にすることが大切です。
ただ「コーチングとは」を知りたいだけなら、コーチングセミナーの種類はあまり考えなくても良いでしょう。
「コーチングスキルを活かして何かをしたい」と考えているのであれば、その「何か」の具体化が大切です。
ビジネスコーチングセミナーを受講される目的は、大きく2つにわかれます。
・スキルを活かして、仕事に活かしたい
・スキルを活かして、自分を変えたい
どちらの場合も、目的を明確にした方が、学ぶ効果が高まります。
資格取得、ビジネス目的
「コーチングの資格を取得したい」「資格をとってプロコーチとして活動したい」目的の場合。
もし、あなたがコーチングを頼むなら、どこの資格を持っている人にお願いしますか?
答えがあるなら、そこのスクールに通うと良いでしょう。
多くの場合、コーチングを受ける人はコーチングの資格を知らないです。
その資格の価値がどれぐらいかも知らないです。
コーチングスキルを学ぶ環境はさまざまで、費用も高額になりがちです。
だから慎重に選んでください。
高額なスクールに通ってもコーチングができない人もいますし、低価格のスクールに通ってもコーチングができる人もいます。
英会話など、他のスキルと同じです。
どこのコーチングスクールに通おうが、学ぶ本人の本気度に左右されます。
料金と効果には関係が無いと考えていますが、学ぶ本人の本気度が、料金に現れるケースが多いと感じます。
無料のセミナーよりも、有料のセミナーの方が受講生の本気度が違うように感じます。
何のために学ぶのか、目的を明確にすることが大切です。
セルフコーチング目的
自分を変える目的で、コーチングを学ぶ方もおられます。
自分を変えると聞くと、自己啓発セミナーのように感じるかもしれません。
しかし、広義にとらえれば、英会話など、すべてのセミナーは、自分を変える目的で受講されます。
コーチングは「受ける効果」と「学ぶ効果」があります。
この「学ぶ効果」を得る目的で、受講するメリットも大きいです。
学ぶ効果の例
・視野が広くなる
・ポジティブな面に焦点を当てられる
・考え方が柔軟になる
・コミュニケーション能力強化
・人間関係改善
・行動力アップ
・人生、仕事などの目標が明確になる
など
たとえ、セルフコーチングであっても、内容はスクールごとにさまざまです。
目的を明確にして、ご自身に合うものを探してください。
ビジネスコーチング研修セミナー
ビジネスコーチングセミナーといっても、基本はコーチングスキルを学ぶところから始めます。
さらにいえば、アドバイスする必要がないので、ビジネスの知識も、本当は必要ないのかもしれません。
しかし、質問の質を上げるには、ある程度ビジネスを知っていた方が良いでしょう。
しかし、ビジネスの知識が、逆に質問の幅に制約をかける場合があります。
思い込みを和らげて、質問力を強化する必要があります。
コーチングの基本を学ぶ
ビジネスコーチングといっても、まずコーチングの基本を学びます。
ティーチングなどとの違いなど、コーチングとは何かを理解した後に、コーチングスキルのトレーニングに入ります。
まず大切なポイントは、「コーチングは、意外に難しい」です。
コーチングスクールなどで、コーチングスキルを学ぶ人はいっぱいいます。
しかし、実際に活用できている人が、周りにどれぐらいいますか?
コーチングが日本に入ってきて20年以上になりますが、いまだに普及していないのは、それだけ難しいスキルだからです。
学ぶなら、本気でトレーニングする気で取り組む事をオススメします。
コーチングスキルを高める
コーチングは、コーチングスキルを駆使してセッションを行います。
コーチングスキルとは、「傾聴」「質問」「フィードバック」で構成されています。
【傾聴】相手が本音で話しやすい場をつくり、本音の話をたくさん引き出す
【質問】相手の視点を動かし、気づきを引き出す
【フィードバック】コーチが客観的に感じたことを返し、気づきを引き出す
これらを駆使して、自分自身で答えを見つける思考力をサポートします。
コーチングスキルを学ぶ大きな効果
コーチングスキルは「受ける効果」「学ぶ効果」さまざま存在します。
その中でも一番のおすすめは、コミュニケーション能力の強化です。
特に管理職は、部下との関わり方の改善がもとめられています。
コーチングスキルは、コミュニケーション能力アップにつながります。
コーチングは、意外に難しいものです。
難しいので、プロコーチになるのを挫折される方は多いです。
しかし、確実に、コミュニケーション能力は向上します。
コミュニケーション能力強化の目的で、受講されるだけでも大きな価値があります。
聴く力・コミュニケーション能力が強化される
コーチングスキルを学ぶと、「聴く力」が強化されます。
「聴く力」とは、相手が本音でたくさん話してくれる力です。
もし部下が報連相をしてこないのであれば、「聴く力」が弱いのかもしれません。
コミュニケーションは、よく勘違いされますが、「話す力」だけではありません。
「話す力」「聴く力」の両方が存在して、初めて成り立ちます。
多くの管理職が、「論破する力」「話す力」の強さで出世しています。
その過程で、「聴く力」が忘れられているケースが多いのです。
私たちは「聴く力」を学校で習った経験がありません。
だからこそ、コーチングを学んで、聴く力コミュニケーション能力強化する必要があるのです。
すべてはコミュニケーション能力
心理学者アドラーは、「すべての問題は、人間関係に起因する」と言っています。
全てではないにしろ、思い当たる節があるのではないでしょうか。
仕事が思うように進まない問題も、「指示が上手く理解してもらえない」「上司に意見が聴いてもらえない」などにより発生します。
仕事に生産性は「仕事のスキル×コミュニケーション」で決まります。
どんなに仕事のレベルが高くても、「頼まれた仕事をなかなか聞き取れない」や「仕事の成果を上手く伝えられない」ケースがあれば、それだけ仕事が止まります。
すべての仕事をスムーズに進めたければ、コミュニケーション能力を強化しなければならないのです。
コミュニケーション能力を強化したければ、「聴く力」を強化しなければなりません。
「聴く力」を強化する方法として、コーチング・コミュニケーションがオススメです。
ビジネスコーチングセミナーを受講しよう
毎年のように精神疾患による労災申請が増加しています。
日本の若者の精神的な幸福度は、低迷しています。
日本の将来への期待度も低迷しています。
まさにビジネスの世界では、コーチングの普及が必要とされていると感じます。
しかし、コーチングは20年以上前に日本に入ってきて、いまだに普及していません。
コーチングスクールやセミナーも数多くの種類が存在します。
管理職研修にコーチングを採用している企業も多いです。
必要とされながら、普及しない理由は、コーチングが難しいからです。
「コーチングスクールに通ったから」「コーチングの資格をとったから」だけでは、コーチングはできるようにならないのです。
コーチングセミナーは種類も多く、高額になるケースが多いです。
しかし、コーチングができるようにならなければ意味がありません。
コーチングができるようになるには、トレーニングが重要です。
人材育成は、長期的視点に立つことが大切です。
ビジネスコーチングのスキルも長期的視点で習得を考えてください。
そして、スキルを習得するためには、トレーニング体制がしっかりした環境を選んでください。
コーチングセミナーは、体験的なセミナーを準備しているところが多いです。
だからまず、気軽に受講してみてください。
ただ、強引な営業には注意してください。
弊社の研修セミナーは、コーチングスキル習得よりも、聴く力強化、コミュニケーション能力強化を目的としています。
ビジネスでの活用に重点を置いた内容となっています。
ぜひご活用ください。