社員のモチベーションをアップするリーダーシップ
終身雇用制度の崩壊し、仕事に対する意識が大きく変わりつつあります。
転職が当たり前になる中、いかに優秀な社員を確保するか大切です。
そこで、人材育成が重要になるのですが、なかなか効果が上がらないのが現状です。
自ら学びたいと思っているか、やらされていると感じているか、社員のモチベーションによって効果が変わります。
人材育成のまえにモチベーションアップが大切なのです。
社員のモチベーションが高い会社、低い会社で会社の雰囲気が大きく異なります。
人材育成だけでなく、さまざまな課題の生産性が社員のモチベーションによって左右されます。
社員のモチベーションアップ方法について説明します。
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【目次】 |
人材育成を効果を高める
企業の大きな課題として、人材育成があります。
しかし、人材育成の効果は、バラツキがあります。
効果的に人材育成を行う取り組みが大切です。
人材育成の仕組みは整っている
日本では、人材育成の仕組みは整っています。
中小企業では、人材育成の時間をとっていないだけで、社外に仕組みは整っています。
本屋に行けば、さまざまな知識の書籍がいっぱいあります。
インターネット上にもさまざまな情報があります。
外部の企業研修も、いろいろ存在します。
それでも、人材育成の効果が現れないのは、どうしてでしょうか?
モチベーション次第
人材育成の効果がばらつくのは、経験的にわかっています。
小学校、中学校でも、同じ先生から同じように教えてもらったはずなのに、みんな成績がばらつきます。
育成の仕組みは整っていても、育成の効果は変わってくるのです。
その原因は、本人のモチベーションが関わっていると考えられます。
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部下のモチベーションマネジメント
管理職になると、部下のモチベーションをマネジメントがもとめられます。
部下のモチベーションが与える影響について説明します。
生産性向上
管理職になると、チームの成果の最大化がもとめられます。
チームの成果を最大化するには、メンバーの協力が大切です。
メンバーのモチベーションを引き出せるかどうかに、成果がかかっています。
管理職は、メンバーのモチベーションアップするリーダーシップが必要なのです。
離職率改善
メンバーのモチベーションが下がりきってしまうと、退職につながる可能性が生まれます。
そして、そのモチベーションを下げる要因が、管理職自身である可能性があります。
実際、会社を退職する理由ランキング上位に、「上司との人間関係」が存在します。
優秀な社員に退職されると、チームの生産性が大幅に低下します。
管理職は、メンバーのモチベーションアップが欠かせないのです。
人材育成の効果が上がらない理由
人材育成の効果が上がらない理由は、モチベーションが関わっています。
社員のモチベーションアップ方法の理解が大切です。
モチベーションが低い
人材育成の効果が上がらない理由として、もともと社員のモチベーションが低い場合があります。
会社には、給料をもらいに来ているだけ。
できるだけ楽して稼ぎたい社員にとって、スキルアップはめんどくさいかもしれません。
スキルを身につけたら、責任を持たされるなどがあり、責任を持ちたく無い社員にとっては、避けたいでしょう。
モチベーションが低いと、いくら人材育成を行っても効果は上がりません。
先に、モチベーションアップが必要なのです。
モチベーションを高められない
本来は、人材育成の前に、社員のモチベーションを高めなければなりません。
その社員の低いモチベーションを、会社が高められないのが原因です。
そして、社員のモチベーションアップ方法が分からないことが問題です。
社員のモチベーションアップを気にかけてはいます。
しかし、効果を上げていないのが現状です。
そもそも、どうやればモチベーションアップするのかわかりません。
【コラム】1on1ミーティングとは~目的とメリット・デメリット~
リーダーシップを発揮できない理由
メンバーのモチベーションアップするような、リーダーシップの発揮がもとめられています。
しかし、常にメンバーのモチベーションアップが課題になっています。
そのようなリーダーシップは、現実的には難しいようです。
失敗を恐れている
管理職になると、チームの成果が管理職自身の責任になります。
会社側から与えられたノルマを果たさなければならないので、メンバーに「命令に従う」を強制しがちです。
そして、メンバーからの意見よりも、管理職自身の考え方で行動するように指示命令してしまいます。
チームメンバー側からは、道具のように無機質に扱われるようになると、モチベーションが下がります。
コミュニケーション能力不足
チームで活動している以上、チーム内で常に最新情報の共有が生産性を高めるには必要です。
しかし、メンバーのモチベーションが下がってくると、情報共有のコミュニケーションが不足してきます。
自分の意見は言っても無駄なのだという感じになると、報連相などが行われなくなります。
そうなると、管理職はチーム内で何が起こっているか把握できなくなります。
管理職になると、コミュニケーションが活発に行われるようにしなければなりません。
メンバーのモチベーションマネジメントが必要です。
モチベーションを高める方法
モチベーションを高める方法について、さまざまなモチベーション理論が存在します。
給料アップなど、モチベーションアップする方法はあります。
しかし、限界がありますのでオススメしません。
社員のモチベーションを下げる要因として、上司のコミュニケーション能力が問題になっています。
上司のコミュニケーション能力アップが必要です。
上司のコミュニケーション能力を高める
上司のコミュニケーション能力を高める方法について、説明します。
上司になる人は、基本的にコミュニケーション能力は高いです。
しかし、「話す力」に限定されます。
上司になると、「聴く力」の強化がもとめられます。
部下の話をしっかり「聴く」が、もとめれるからです。
指示命令だけで、話を聴いてくれない上司を、部下は信頼しなくなります。
1on1ミーティングを活用する
部下のモチベーションを高め、育成を促す方法として、1on1ミーティングの活用が広がっています。
1on1ミーティングとは、部下の話をしっかり「聴く」というものです。
1on1ミーティングの効果は、上司の「聴く力」に左右されます。
「聴く力」の強化と、1on1ミーティングの導入をオススメします。
【コラム】一体感の醸成方法~チームワークとコミュニケーション~
モチベーションアップとリーダーシップ方法
部下のモチベーションアップには、リーダーシップが重要です。
リーダーシップ力強化の方法について説明します。
エグゼクティブコーチングを受ける
リーダーシップ力強化方法に、「エグゼクティブコーチングやビジネスコーチングを受ける」がオススメです。
欧米の経営者の7割は、コーチをつけていると言われています。
役員は、インセンティブとしてコーチをつけてもらえるそうです。
欧米では、リーダーシップ力強化する目的でコーチングを受けるのが一般的です。
コーチングを受ける理由は、「意思決定の精度とスピードを高める」です。
管理職といえど、プレッシャーを与えられると視野が狭くなります。
大きなプレッシャーを与えられると、成果ばかり優先して、チームメンバーへの意識が低くなりがちです。
コーチングを受けると、視野を広げた上で、意思決定が促されるので、意思決定の精度が高まります。
コーチング・コミュニケーションを取り入れる
コーチングは学ぶと、コミュニケーション能力強化につながります。
コーチングスキルと取り入れた、コーチング・コミュニケーションの導入をオススメしています。
コーチング・コミュニケーションとは、「聴く力」に重点を置いたコミュニケーションスキルです。
上述したように、部下は、自分の意見を聞いてもらえないと、モチベーションが低下してきます。
結果、報連相が行われない、会議で発言しないなど、コミュニケーション不足が発生します。
コミュニケーション不足を改善するにも、「聴く力」コミュニケーション能力の強化が大切です。
【コラム】テレワークによるコミュニケーション不足の課題に対する対策方法
人材育成のまえにモチベーションアップ!
管理職になると、成果を最大化がもとめられます。
チームをまとめるリーダーシップが必要です。
ワンチーム、チームワーク、組織の一体感、組織一丸となって、チームビルディングなど。組織力強化はいろいろな言葉でもとめられています。
組織力の強化には、部下のモチベーションアップが欠かせません。
人材の流動化が進む中、優秀な社員の確保が大切になってきます。
社員がモチベーション高く働いてくれる環境を整えるのが重要です。
モチベーションは、「やる気を出せ」と言われて出てくるものではありません。
上司のコミュニケーション能力が左右します。
人材育成の効果を高めるには、モチベーションアップに取り組みましょう。